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ミュージアム散歩 [オランダ]

 天気予報では、晴れ・曇り・雨粒2個のマーク。 この日は、近所の散歩に出かけました。 ・・・気づけば、これも、もう2週間前の話。 

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 ♪柳の下~に猫がいる

 ・・・だから~ネコヤナギ♪ ふと、そんな歌が頭の中に浮かぶ写真。 コブラ・ミュージアムから見た、お気に入りの羽付き猫。(以前のコブラ・ミュージアムの記事は、こちら) 

 コブラミュージアムに来たのは、ミュージアムカードを作成するため。(カウンターもすいてるし・・・。) ミュージアムカードは、作ったその日から1年間有効で、オランダ国内の400以上のミュージアムを堪能できます。 昨年は、作成時に約35ユーロ(約5,600円)支払いましたが、ミュージアム14箇所ほど行き、約60ユーロ(約9,600円)お得になりました。 本来なら、95ユーロ(約15,200円)ほども支払うところ・・・。 

 2008年は、ミュージアムカード作成料が、39.95ユーロ(約6,392円)とアップ。 7月1日から、いくつかのミュージアムが入場料値上げするせいかも・・・。 

 作成後、もちろん、コブラミュージアムの展示も鑑賞。  

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 コブラ・ミュージアムは、近代アートの美術館。 この時の特別展は、オランダ人アーティスト Karel Apple(1921-2006) の「JAZZ」。 でも、ぐちゃぐちゃに絵の具を塗りたくったり・・・と、私には理解を超えた作品だったので、軽く素通りし、片隅にある小さな部屋の、もうひとつの特別展示へ。

 こちらも、オランダ人のWim de Haan(1913-1967) というアーティスト。 上の写真は、50近くある彼の線描画の展示の中で、唯一、立体作品だった「Altaar」(祭壇)。  

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 こんな感じの線描画がすらり。 コブラ・ミュージアム所蔵の他、クローラーミュラー・ミュージアムや、ハーレムにあるテイラー・ミュージアム(オランダ最古のミュージアム)から貸し出されたものも。 彼は、ミロクレーの影響を受けたのだとか。 

 その後は、トラムに乗って、ゴッホ・ミュージアムへ。 ミュージアムカードを持っているので、チケットを買うために並ばずに済み、すいすい入場できます。 ゴッホ・ミュージアムも7月から入場料値上げで、10ユーロ(約1,600円)から12.5ユーロ(約2,000円)へ。

 この日の本命は、特別展John Everett Millais 展。 19世紀の英国の画家です。 日本語だと、ミレイで知られてるのかしら。 オランダ語は、ミレイスと言ってました。   

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 これは、画集の表紙。 バスの待ち時間に見たこのポスターの緑がとてもきれいで、とても気になっていたのでした。 この絵は「Ophelia」(オフィーリア)で、シェークスピア「ハムレット」に出てくる女性が題材。 ハムレットに「尼寺へ行け!」と言われ、壊れた心、悲しみのあまり水へ・・・・。 うつろな目で見上げ、水に横たわるオフィーリア。

 ミレイは、Hogsmill River ホッグスミル川で、初夏を中心に11月までの数ヶ月間、その地の植物を描き参考に。 首飾りのスミレの他、ポピーパンジー薔薇・・・といろいろな花も。 この絵に描かれたそれぞれの植物に意味が込められているそうなのですが、私の語学力では、詳細までは分からず・・・残念。

 モデルになったのは、エリザベス・シッダル。 彼女は、お湯の張ったバスタブで上を向いて長時間ポーズをとり、それで、ひどい風邪をひき、ミレイは彼女の父親に治療費を請求されたとか。 ・・・以上、展示会場のビデオで得た情報。 たぶん、こんなことを言ってたような。  

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 これは、買った絵葉書の「Mariana」。 青いビロードの衣装の素材感が素敵で、窓のステンドグラス金の模様の浮かび上った壁紙の様子落ち葉のカサカサ感、右下のネズミちゃんが気に入って買いました。 

 展示は撮影不可かOKか分からず・・・雰囲気的に撮れる状況ではなかったので、他に紹介できませんが、 ミレイの絵には、少々上を向き、あごを突き出すようにした美しい女性が多いかな。 

 で、この日、買ったものは・・・・ 

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 もちろん、ミレイの画集に、絵葉書。 オランダの伝統的タイルの本(Kamoさんからのプレゼント)。 下の2枚のカードは、アムステルダムのカード専門店で買ったもの。 ゾウさんポッフェルチェ(ひと口サイズのパンケーキみたいなもの)を焼いてる姿は、まるで、たこ焼き屋さん

 ゴッホ・ミュージアムを観た後・・・ふらふらと歩き・・・

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 入場のために長い行列が出来ている国立ミュージアムの前を通り過ぎ・・・ 

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 天気予報の雨粒マークは何だったの?と思いながら、いくつか運河を越えて、やってきたのは、Kamoさんご希望の・・・・・・

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 New York Pizza の店。 かなり遅めのお昼です。 食べたのは、ホット・タンドーリー。 ちょいとピリ辛。  

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 この日も、街には、かなりの人。 人混みを歩くのに疲れて、橋の上の停留所で、トラムを待ちながら建物撮影。 でも、待っても待っても、トラムは来ず・・・。 やっと来たかと思えば、回送トラムで、お客さんを乗せずに通り過ぎ・・・。 すでに、観光客も、地元民も、うんざり気味。

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 回送トラムの向こう側・・・あれっ?

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 騎馬警察隊でした。 カッポカッポと石畳に響く蹄の音が軽快。 いいもの見たかな。 長い待ち時間に、ちょっとは報われたひと時でした。 

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 最近買った、英国人の水彩画家 Graham Byfield が描いたアムステルダムの街並みが盛りだくさんの画集「Amsterdam Sketchbook」。 さらさらと、流れるような手書きの鉛筆文字もカッコいい。 文章は英語。 後ろのページに、描かれた建物の解説もあります。 出版社は、TERRA。

 重いけれど、家で見るなら、こんな素敵なガイドブックもいいかも。


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blume

青いビロードの衣装を着た女性の絵と
一番したの水彩画の絵、とっても素敵!!
久しぶりに美術館へ行きたくなっちゃいましたぁ~。
by blume (2008-04-28 22:22) 

はっちん

もう何年も大人用の?美術館へ行っていません。
ゾウさんの絵葉書が良い~、パンケーキも♪
最後の写真の水彩画も素敵です。写真集ではなく、画集というところが
また素敵ですー!!
by はっちん (2008-04-28 23:14) 

夢空

美術鑑賞していないなーーっ・・・。
心が豊かになりますものね☆blogで鑑賞させていただいてます<(_ _)>
by 夢空 (2008-04-28 23:50) 

luces

ミュージアムカードって良い制度ですね。国の芸術に対する意識の強さを感じます。街の美しさも美術品のようです。
by luces (2008-04-29 00:09) 

Ballacki

Wim de Haanの線描画、いいですね~!可愛い感じがします^^
ミレイの絵も素敵ですね!緑色がとても鮮やかで、みずみずしくてこういう色の使い方好きです^^

by Ballacki (2008-04-29 00:20) 

めぎ

オランダ中の美術館に適用されるっていうのがいいですね。特別展もそのカードで見られちゃうのかしら。
このオフィーリアの絵、大好きです。ラファエル前派の絵は素敵ですよね。
ハムレットのオペラをロンドンで見たことがあるんですが、まさにこんな感じで死んでいくんです。その演技と声が素晴らしかったことを思い出しました。
by めぎ (2008-04-29 02:44) 

miffy

出だしがバカボンの歌で始まったので、ちょっと笑っちゃいました^^
ミレイの絵素敵ですよね~
ロンドンで見ました。
ミュージアムカード良いですね~
日本の美術館ももう少し安くなるといいんですが・・・
by miffy (2008-04-29 08:06) 

toraneko-tora

羽付きネコ・・・ですかぁ
羽付きライオンなら、ヴェネツィア・・・・・同じネコ族ですね
by toraneko-tora (2008-04-29 08:22) 

劇衆「漢組」

初めまして……おもわずnice!
by 劇衆「漢組」 (2008-04-29 10:35) 

TaekoLovesParis

この英国テート・ブリテンからの「オフィリア」と「マリアナ」が来る「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」が、日本でも8月30日から開催されるんですよ。きっと巡回展なんですね。ロゼッティやミレイが好きな私は楽しみにしているので、この「オフェーリア」の写真を見たとき、「あ!」と思いました。
花々に意味があるんですね。スミレが「純潔と夭折」、パンジーは「愛の虚しさ」と、日本展のパンフレットに書いてあります。
以前に、「ミレイが好き」と記事で書いたら、いっぷくさんが、「英国の美術館でなら、たくさん見れます」とコメントくださったんですよ。
by TaekoLovesParis (2008-04-29 12:57) 

ぴーすけ君

John Everett Millais 展、素敵(*≧∇≦*)
色の使い方がいいですよね~♪
by ぴーすけ君 (2008-04-29 16:58) 

ami

オフィーリア、あまりに リアルで 恐ろしいぞ。
ずっと見ていると 悲しくなります。
それにしても ミュージアムカードなる物があるのですね。
素晴らしいアイデァですね。
by ami (2008-04-29 17:48) 

Roseblanche

ラファエル前派の絵は、一時期(美しいので〜〜〜)嵌って、
ミレイのこの絵も「生で観たい〜〜〜」と叫んでおりました。
Inatimyさんがとっても羨ましいです。

それにしても、春ですね〜〜〜
何処の景色を切り取っても、美術館の絵画のように美しいです。
by Roseblanche (2008-04-29 18:26) 

てんとうむし

あぁ・・・オフィーリア!!
nice!いっぱい押したい!!!
行かれたんですね~。

「ハムレット」は何度も読んで本棚のどこかにあるはずなのですが見つからない。。。。
オフィーリアは花摘みに行っている最中に、河岸の小枝に花飾りをかけようとして誤って水に落ちてそのまま流されていってしまうのですよね。
その時に摘んだ花の名前と花言葉を唱えながらいくの。。。
青い花は忘れな草。
台詞のなかに「私を忘れないで(forget me not)」とあったはず。
by てんとうむし (2008-04-29 21:40) 

いさ

オフィーリアの絵がとっても鮮やかで綺麗ですね。
でも最後の水彩画が一番気になりました♪飾りたいくらい!
by いさ (2008-04-30 00:27) 

yukitan

こんにちは。
ゴッホ美術館の特別展John Everett Millais 展 も見てきました。
by yukitan (2008-04-30 15:01) 

MOCOMOCO

35ユーロでオランダ国内のミュージアムが1年間フリーパスとは、とってもお得なチケットですね~♪
オフィーリアの絵、大好きです。とても印象的な素敵な絵ですよね!
by MOCOMOCO (2008-04-30 19:21) 

シェリー

ねずみちゃん!かわいい~
言われなかったら気がつかなかったかもw
タンドーリーってカレー味なのかなぁ??
ってやっぱり食い気ですw
by シェリー (2008-04-30 19:40) 

yk2

1600円が2000円かぁ~、日本と較べてもちょっと高いですねぇ。美術館が続々値上げするってのはどんな理由なんだろ?。作品保全のため空調維持にお金がかかるので、やっぱり燃料費なのかなぁ。日本もガソリンの値下げ値上げで大騒ぎ真っ只中ですが。
by yk2 (2008-05-02 22:10) 

Inatimy

→皆さま、お返事がかなり遅くなりすみません・・・。
Krause さま、xml_xsl さま、takemovies さま、月夜さま 
nice! ありがとうございます。

→blume さま 
布の素材まで分かってしまう描き方って、本当にすごいなぁ・・・とビックリしました。 写真のよう。 
アムステルダムの水彩画集は、一目見て気に入って、でも、もう一回考えよう、と一日置いて翌日買いました♪ どうしても、家でじっくり見たくって。

→はっちんさま 
おねーちゃんやいもーとちゃんを連れて、大人のミュージアムへ行くのもいい経験かも♪ こちらでは、小さな子供向けのガイドツアーがあったり、4~5歳くらいの子供達が学習の一環で団体で見学に来てますよ、いいものを見る目を養う目的で。 私は、はっちんさんところで、美味しいものを見分ける良い目を養ってます♪

→夢空さま 
自然そのものが、素敵な芸術品でもありますよね。 年輪の美しさとか、緑の深みとか。 たくさんの花も見られる夢空さんところは、プライベート植物園のようです♪

→luces さま 
本当にありがたい制度です♪ オランダって、国の大きさの割には、かなりの数のミュージアムがあって、国の力の入れようが分かりますね。 日本では年に数回しか行かなかったのですが、こちらに来て様々なことを知るきっかけを頂きました♪

→Ballacki さま 
Wim de Haanの絵も面白いです。 いったい、何がかいてあるのかなぁ・・・と勝手に想像したりして。 色が着いているのもありました。
ミレイの緑はとっても美しいですね。 他にも、背景に植物を描いた絵がありましたが、それもよかったです♪ 

→めぎさま 
ミレイの特別展は、このカードで見られました。 一部、支払わなければいけないこともあるようですが、大概のミュージアムは、このカードでOK。 出かけるときは、必携です♪ 
ハムレットのオペラをご覧になったんですね。 私は、大学の講義で、軽くあらすじしか聞いたことが無くって・・・・。 読める語学力もないし・・・で・・・。  

→miffy さま 
この歌、たまに頭の中に流れて離れなかったり・・・。 ロンドンということは、テートですね。 私は英国は、一度も訪れたことが無くって。 いつか、行けたら、ロンドンで再度、ミレイを見てみたいです。

→toraneko-tora さま 
我が家のトラチには、羽は無く・・・ちょっぴりたるんだお肉。 

→劇衆「漢組」さま 
初めまして。 お越しいただきありがとうございます。 

→TaekoLovesParis さま 
日本でも開催されるんですね。 お花の意味が分かって、少しすっきり♪ 緑の妖精みたいな顔や、お兄さんがはいてる靴の刺繍、洋服の擦り切れた部分、足元にあるワラの描き方、男性が履いてる靴下、寄木細工のような小さなテーブル・・・と、変なところばかりに目が行ってしまった私です・・・。

→ぴーすけ君さま 
色使いがとてもキレイでした♪ 描かれた娘さん達もとても目が大きくてかわいくて。 

→ami さま 
悲しいけれど、美しい絵なんですよね。 目の前で見たときは、じーんときました。 ミュージアムカードのおかげで、たくさんいいもの見せていただいてます♪ 

→Roseblanche さま 
近くに良いミュージアムがあって、恵まれてるなぁって感じます。 日本でも、たまに百貨店での展示に足を運びましたが、天井の高いミュージアムでゆったり見るほうが、気持ちが優雅になりますね。

→てんとうむしさま 
ふふ。 町でポスター見かけて気になってたときに、てんとうむしさんところの過去記事でも出会ったから、これは、何かの縁だ、行かないと!と思って。 ハムレット、何度も読んだなんて素晴らしい♪ ワイン飲みながら、読み聞かせしてもらいたいなぁ・・・♪

→いささま 
この水彩画集、表紙見て、すごく気にいりました。 こんな風に自分で描けたら、また旅行も一味違った視点で見られるのかも♪

→yukitan さま 
同じ頃、行かれてたんですよね。 ブログ拝見しました。 とっても簾t暦でしたよね。 同時開催のオフィーリアの写真展もありましたが、やはり、この絵に勝るものは無かった気がします。
 
→MOCOMOCO さま 
まるで、水戸黄門様の印籠のように、ほとんどのミュージアムに使えるので、とっても楽です。 国立ミュージアムから、小さな町の昔の生活を展示したミュージアムまで、幅広くって♪
 
→シェリーさま 
絵を見るとき、何か、こういう端にあるものとか、気になっちゃって。 
タンドーリーって、カレーっていうか、香辛料たっぷり、って感じの味と香りです♪ 他にも様々な種類があるお店で、店先のガラスケースにずらりと並んでますよ。 一緒に食べ歩きしたいなぁ。

→yk2 さま 
やっぱりオイル価格が一番なんでしょうか・・・。 オランダって古い建物がミュージアムになったところが多いので、修繕費用がかかるのかも。 ゴッホミュージアムの隣にある市立近代美術館なんて、最初、2006年まで修理のため閉館(別の場所で縮小展示)と聞いていたのに、今、2009年まで延びてますから・・・。 
オランダ、ガソリン価格、欧州最高かも。 1リットルで1.525ユーロ(244円)。 高速道路だと、1.58ユーロ(約252円)のところも・・・。
by Inatimy (2008-05-03 07:57) 

Inatimy

→Ikesan 
さかのぼって、たくさんnice! 押していただいて、
ありがとうございます。
おかげさまで、ブログ、1年たち、楽しんでます♪
by Inatimy (2008-05-04 07:14) 

ミカチ

この水彩画の本、いろいろな都市のバージョンがあります。
オランダのもあるんですね。

by ミカチ (2008-05-05 22:02) 

Inatimy

→ミカチ様 
ドイツやスペインのがあったらいいなぁ♪ 
そのときの気分で適当にパッと開いたページを見たりしてます。
by Inatimy (2008-05-07 21:41) 

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