日帰りゲント [ベルギー]
今回の日帰り旅行の目的地は、アムステルダムから、車
で2時間弱のところにあるGent（ゲント／へント）。 ブリュッセル、アントワープに次ぐ、ベルギー第3の都市です。 この町へ来たのは、3回目。 しかし、まだ、全部を見切れていません。
Korenlei（コーレンレイ）に立ち並ぶ家
ほんの少し晴れ間に青い空。 すかさず、シャッターを押しました。 この日の天気予報は、曇り
。 過去2回とも、晴れた空を見ないままの観光だったので、運がよかったです。
真ん中の建物が、Gildenhuis van de Onvrije Schippers 非自由船員組合のギルドハウス（バロック様式 1739年）。 屋根の上に、船の飾りがあります。
そう、ここに来たら、やっぱり見たくなるのが、Leie（レイエ川）沿いにある家の並び。
Korenlei（コーレンレイ） と Graslei（グラスレイ）
ギルドとは、職業別の組合のこと。 川の両側に、そのギルドハウスが建ち並びます。
これは、聖ミヒエル橋から見た風景。 奥に見えるのは、Gravensteen（フランドル伯居城）。 右側が Graslei（グラスレイ）で、左側が Korenlei（コーレンレイ）と呼ばれています。 以前来た時は、こんなに花で飾られた、こぎれいな感じではなかったので、びっくり。
Graslei（グラスレイ）
右が、元・郵便局
の建物の裏側。
2番目から、Huis van de Vrije Schippers 自由船員組合のギルドハウス（ブラバント・ゴシック様式 1531年）、
Cooremetershuys 小麦計量検査官のギルドハウス（後期バロック様式 1698年）、
Het Tolhuisje 港使用税徴収官の小さな家（フランドル･ルネッサンス様式 1682年）、
Korenstapelhuis 穀物倉庫（ロマネスク様式 1200年）、
この先、ほとんど見えないので、アップにすると・・・
最初の穀物計量検査官のギルドハウス（フランドル･ルネッサンス様式 1435年）、
Den Enghel メーソンのギルドハウス（ブラバント･ゴシック様式 1527年）。
これらの中には、現在、レストランとして活躍しているものもあるようです。
Graslei（グラスレイ）
もし「ひとつ、あげるよ。」と言われたなら、欲しいのは、左の穀類倉庫かな。 そして、もちろん、その隣の小さな家もお願いして一緒に・・・。
小さな家
これが、Tolhuisje 港使用税徴収官の小さな家（フランドル･ルネッサンス様式 1682年）。 左隣の建物に、めり込んだように建っています。 ゲントで一番小さな家なのだそう。
自由船員組合のギルドハウスの玄関
入り口のドアの上に、船の彫刻。 両側の窓のガラスも、パッチワークのように、色とりどり。 全体的に見る建物の並びもきれいですが、こんな風に、細かなところを見るのも面白いです。
聖ミヒエル教会 と 聖ミヒエル橋
St.Michielsburg（聖ミヒエル橋）は、石造りのアーチの橋で、1905年に始まり、1909年完成。 橋から見る、St.Michielskerk（聖ミヒエル教会）の玉ねぎ型の小さな屋根が好きです。
これらのそばに建つ、写真右の建物が、とっても気になり、結局、1階左の緑のパラソルのほうのお店、「Bistro-Grill Crypte」 でお昼を食べました。 青いパラソルは、別の店「De Grill」。 さらに、これら二つの店の上階、橋の上から出入りできるレストランには、また別の店の名前が・・・。
上階のレストランの窓
窓の雰囲気だけでも、高そうな感じ。 この円いビロロンとしたガラスが、とてもお気に入り。 このタイプのガラスは、確か、フランドル伯居城にも使われいたはず。（初めて来た時、使い捨てカメラで、たくさん撮ったけれど、きれいに写らず・・・。）
「Crypte」 のテラス席で、ランチしながら見えた風景
川の向こうに見える、この眺めは、観光の目玉の一つのよう。 ボートクルーズの船が、このあたりで止まっては、操縦兼ガイドの人が、指さしして説明してました。
右奥から左手前、順に、St.Baafskathedraal（聖バーフ寺院 12世紀建築開始～16世紀完成）の塔、Belfort（鐘楼 1300年ごろ）、St.Niklaaskerk（聖ニコラウス教会 13世紀）、そして元・郵便局の建物。
聖バーフ寺院のHet Lam Gods 「神秘の子羊」の一部
ちなみに聖バーフ寺院は、この「ゲント祭壇画」で有名。 観音開きのトリプティークです。 このほか、聖母マリア、ヨハネ、キリストもしくは神、天使、アダムとイブ、聖人や預言者、巡礼者などが描かれています。 また、共に描かれている植物の数も、すごいです。
ミックスグリル と Waterzooi van Vis（魚のワーテルゾーイ）
ミックス･グリルは、少し焦げてますが、香ばしい匂いで、美味。 白いのは、グリーンペッパーのソース。 ピリリ、としたパンチのある胡椒で、重くなく、飽きません。 サラダにはニンニク風味のドレッシング。
ゲントと言えば、ワーテルゾーイ。 日本のガイドブックでは、鶏肉のクリームシチューのような、Waterzooi van Kip（鶏肉のワーテルゾーイ）が名物料理と紹介されていますが、本来は、魚を使ったもの。 なので、今回は、魚にしてみました。 鮭や白身の魚などの大きな身に、これまた大きめのジャガイモ。
時間がかかるから、と他のものを勧められたけれど、なんとか食べられて良かったです。 旅先のレストランやカフェで、ことあるごとにチャレンジするオランダ語会話・・・。 まだまだ苦しい展開です・・・。
Groot Vleeshuis（大肉市場）
1406年～1410年に建てられた大肉市場のレイエ川から見た風景。 現在、内部は、一部レストランとして利用されています。 この階段状の部分がいいですね。
Oude Vismarkt（旧魚市場）
17世紀の建物で、バロック式のエントランス。 左は、スヘルデ川の象徴の男性、右は、レイエ川の象徴の女性、そして、一番上には、海神ネプチューンの彫像。 現在、改装中でした。 何が出来るのかお楽しみです。
橋の上のトラムの線路
ゲントの町にも、トラムが走っています。 乗ったことはないけれど。 走り去った隙に、撮りました。
旧魚市場近くの郵便ポスト
10年ほど前に来た時は、ペンキ塗りたてのような、真っ赤なポストだったのに・・・月日の流れを感じます。 奥に見える石造りの建物が、フランドル伯居城。 ここの見張り台からの景色も素敵です。
Donkersteeg にあるパンケーキ屋さん
「暗い小路」という細い路地にあります。 毎回、この町に来るたび、このお店の前を通るのですが、まだ一度も入ったことがありません。 とっても気になるのだけれど、 いつも他のお店で満腹状態・・・。
元・郵便局 と 同じ通りにある町並み
昔、まだ郵便局だった頃、旅先でたくさん買いすぎた物を、ここから自宅へ送りました。 今は、MANGOなどが入っているショッピングセンター。 そういえば、アムステルダムにも、Magna Plaza（マグナ・プラザ）という昔の郵便局を改造したショッピングセンターがありますね。
初めてムール貝を食べたのも、サクランボのビールを飲んだのも、このゲントの町。 そのお店を探したけれど、すっかり別のお店に変わっていました。 あの頃よりも、人が多く、華やかで、賑やかな観光地になったゲント。
本当は、今回、ミュージアムを見に来たのだけれど、懐かしい場所をウロウロするうちに、時間がなくなってしまいました。 次回は絶対、パンケーキ
とミュージアム・・・。
建物の佇まいが、凄く面白いです。
間口が狭くて、縦に長くて…京都の町家風？
それぞれが個性的なのに、不思議と統一感もあって。
パンケーキ屋さんの入り口上方の飾り（？）は、本物の食器を使ってあるのですか？
色合いが可愛いので、特に心惹かれました。
by (2007-09-24 22:05)
なんてかわいらしい町並み♡
思わず「じゃあ代わりに私がいってくるよ～♪」
と思ってしまったパンケーキ屋さん。
"どこでもドア"が欲しくなりました。
by noriko (2007-09-24 22:26)
すごいですねー、築数百年経っても使える上に、味のある佇まい。
小さい家、もらえるものなら私も欲しい♪(笑)。
グリルも、シチュー風煮込みも美味しそう、やはり食べ物には
目が行ってしまいます、小腹がー……。
by はっちん (2007-09-24 23:14)
ゲントの街いいですよね～
私も川沿いの橋のそばのレストランでお昼を食べました＾＾
神秘の子羊すごく感動しました。
暗い中で羊だけが浮きあがってみえて、なんともいえない感じでした。
by miffy (2007-09-24 23:20)
ゲント、素敵ですね！この石造りの建物の素晴らしさに
感動しました！！！お写真どれも本当に綺麗ですね☆
私も一度行ってみたいです！！！
by ブルーメン (2007-09-25 02:08)
素敵な街並み～♪行ってみたいです(*^_^*)
こちら、山なみ～を毎日見ていますから・・・・(^_^;)
by (2007-09-25 08:50)
なんて可愛らしい街並み・・・♪
ゲントですね、覚えておかなくちゃ！是非一度行ってみたいです。
どの写真も綺麗で、一緒に歩いているような気分で楽しませていただきました♪
by MOCOMOCO (2007-09-25 16:02)
あ、ゲントだ！わたし、ここには2回行ったことあります。
古い街並みが残っていて素敵ですよね～
観音開きの祭壇画を見に行ったんですけど、町もよかった。
私はトラムに乗りましたが、まあトラムに関しては至って普通でしたよ。
by めぎ (2007-09-25 16:35)
気分はもうベルギーに飛んでいます！住んでいたのがまるで昨日のことの様によみがえりました。素敵な写真をどうもありがとうございました！「晴れた空を見ないままの観光」、１日の中で四季があるとも言われるベルギーの天気。どんよりした空がほとんどですものね。お天気が良くて良かったですね！
by newyork (2007-09-26 00:11)
バロック式の建物、アルザスのプティ・ヴニーズ（小ヴェニス）で同じような物が見られます。
丸いガラスの装飾品もアルザスの特徴あるものと本当に似ています。
面白いですね。
晴れてよかったですね。
by julliez (2007-09-26 00:40)
ベルギー第三の都市ゲント・・次回機会があったらぜひ行ってみたいです。
いや、行きます！
2枚目のお写真が絵のようですごくすてきです。
ギルドの街、建物がすごく興味あります。
そしてワーテルゾーイをぜひ食べてみたいな。
by rino (2007-09-26 18:26)
一枚の絵になるような、町並みですね。
窓の作りがステキ～d（＾o＾）
by ぴーすけ君 (2007-09-26 20:45)
ブリュッセルやアントワープとはまた街の雰囲気が違いますね。
天気のいい日に是非行ってみたいと思います。
by Ducca (2007-09-27 02:13)
⇒Krause さま、toraneko-tora さま、muu+ さま、
takemovie さま、オデコさま、xml_xsl さま
nice! ありがとうございます。
⇒Roseblanche
建てられた年代も違うのに、統一感あるのは、不思議ですね。 時の流れによるものでしょうか。 お店の入り口の上のは、本物の食器のようでしたよ。割れた食器でも、タイルのように使えば素敵ですね。
⇒てんとうむしさま
どこでもドア・・・同じこと考えてる～。 私も中華街の記事でそう思いました♪
⇒はっちんさま
小さい家でいいから欲しいですよね。 大きなものは、お掃除が大変そうだし・・・って、いきなり、すごく現実的なこと考えてしまいます。
⇒miffy さま
もしかして、上階の高そうなレストラン・・・？ 神秘の子羊は、何度見ても素敵ですね。 昔、なかったオーディオガイド、今回初めて使いました。 日本語なくて英語渡されそうになったけどわからないので、スペイン語に換えてもらったら、おじさん、変な顔してました・・・。
⇒satoe さま
ゲント、何回来ても、面白いと感じます。 珈琲や紅茶を売っているお店が、あちこちにあって、ついつい入って購入・・・。
⇒夢空さま
山並みが見たいです♪ バウムクーヘンも♪
⇒MOCOMOCO さま
教会、鐘楼、お城、美術館、ボートクルーズ・・・となんでもありで、楽しめます。 お勧めです。 くたくたになるまで歩くと思いますよ。
⇒めぎさま
リピーターですね。 たまにTVのお天気＆webカメラで、チェックしてます。
（この橋のそばのお店の建物に、カメラ付いていて、町の様子が写ります。）
⇒newyork さま
そういえば、以前、ベルギーにお住まいでしたよね。 もっと頻繁にこんなに素敵な町を訪れることが出来たなんて、うらやましいです♪
⇒julliez さま
アルザスのプティ・ヴニーズ（小ヴェニス）行きましたよ♪ アルザスは、とてもお気に入りです。 のんびりした道も、ワインも♪
⇒rino さま
ワーテルゾーイ、魚も鶏も、どちらも日本人好みで口に合います♪ いくつかミュージアムもあって、見所多いです。
⇒ぴーすけ君さま
大きな窓も陽の光がたくさん入って好きですが、こんな窓ほしいです。 ふたりで、それぞれデジカメで撮るので、写真がいっぱいになりました。
⇒Ducca さま
是非是非♪ そちらからだと、もっと近いですよね。 パンケーキ屋も♪
by Inatimy (2007-09-28 06:57)
素敵な街並み～！パンケーキが気になります。
by ミカチ (2007-10-12 21:42)
⇒ミカチさま
やはり、パンケーキ気になりますか。 今度は、絶対食べないと・・・。 我が家は、彼が甘党。 なので、普通、２種類頼んで、半分交換です♪
by Inatimy (2007-10-15 17:58)