花図鑑 ～一重咲き系～ [花図鑑]
オランダでのチューリップの季節は、終わってしまいましたが、花図鑑シリーズは、まだまだ続きがあったりして・・・。 今回は、一重咲き。 撮ったほとんどが遅咲き種でした。
このチューリップは、André Rieu です。 アンドレ・リュウといえば、オランダの音楽家。 指揮も、バイオリンもする人・・・らしいです。 日本でも有名なのかしら・・・？ André Léon Marie Nicolas Rieu と、正式に名前を綴ると、こんなにも長いそう。
外側のほうが、淡い紫。 花びらの内側に、白い線、底の方は紫から青、そして白へ。 一見、朝顔のようなすがすがしさを備え持ったチューリップ。 アンドレ・リュウも、そんなお人柄なのでしょうか。
＊ 実際は、プレートに、「一重遅咲きトライアンフ系」とありましたが、ここでは、一重のグループに分類してます。 ＊
これは、Oregon Star （オレゴン・スター）。 うっすらとピンクっぽい紫。 日の光に当たった時の、花びらの透け具合が美しいチューリップです。
このくらいの、長細い感じの頃が好きかも。 同じような紫でも、微妙に色が違っていて・・・
これは、Violet Beauty （バイオレット・ビューティー）。 ほんの少し、花びらが外側にそるように咲いています。 これは、花の中が好き。
上から見ると、こんな風。 花びらの先端は淡い紫。 中ほどに行くと、より濃くなり、底は、また白へ。 グラデーションが美しいチューリップ。 外側から見るのと、色合いが違いますね。
紫と言えば・・・
この黒っぽい濃い紫の持ち主は、Queen of Night (クイーン・オブ・ナイト)。 夜の女王です。 日の光の元で見ると、この花びらは、ものすごく艶やか。
これは、El Nino （エル・ニノ）。 エアーブラシで、絵の具を吹き付けたかのような、花びらの柄。 ひょろひょろ、ふわふわ・・・な茎。 しかし、El Nino って？ もしかして、El Niño （エル・ニーニョ）って言いたかったのかしら。
こちらは、もっとふんわりした色。 Blushing Lady (ブラッシング・レディ)。 頬を赤らめている女性のイメージなのでしょうね。 ちなみに、髪の毛をとくのは、brush 。
日本人にとって、L と R の識別は、重要問題・・・。 紛らわしくって、苦手です。 「The light switch is the right switch. The right switch is the light switch.」（電灯のスイッチは右のスイッチ。 右のスイッチが電灯のスイッチ。）って練習があったような・・・。
淡い色でも、こちらは、ふっくら。 Camargue （カマルグ）。 意味は、フランス南部にあるローヌ川のデルタ地帯の固有名詞。 フランスの、のんびりした風景が思い浮かぶような・・・。
こちらは、少し色濃く、Dordogne （ドルドーニュ）。 これもフランスの地。 フランスの南西部・・・かな。 ワインで有名なボルドーのある県の右側(東側)にあるのがドルドーニュ県のようです。 ここにも美味しいワインがあるのかしら・・・？
黄色ベースに赤い縞が入ったこちらは、La Courtine （ラ・クルティヌ）。 これも、フランスの地のよう。 フランスの真ん中あたりの、リムザン地域圏にあるそうです・・・が、なぜ、こんなにも、フランスの地名がチューリップの名前に？ フランス生まれのチューリップ？ ＊ クルティヌって発音するんですね。 julliez さん、ありがとうございます。
これは、今回、キューケンホフで撮った唯一の、一重早咲き系。 Keizerskroon （カイゼルスクローン）。 オランダ語で、意味は、皇帝の冠。
こんなのを頭にかぶった皇帝、ちょっと可愛いかも。
このパープル系ピンクのチューリップは、名前がなんと、Annaconda （アナコンダ）・・・。 ヘビの？ n がひとつ多いので、違うのかもしれませんが。 なぜ、こんなネーミング？
チューリップの名前って、不思議なものが多いですね。 なんとなく、納得いかないものも多いです。 まぁ、我が家の猫トラチも、女の子なのに、命名トラ、だったし、人のこと言えませんが。（でも、名づけたのは、Kamoさん。）
しつこいかなぁ・・・と思うのですが、花図鑑、まだ続きます。
チューリップ、どれも綺麗ですね。お天気の下のチューリップって、どれもみんな笑っているように見えるのが不思議です。
by bonheur (2008-06-02 22:30)
えっ？
ローヌにドルドーニュ？
銘醸地ですねぇ♡
チューリップが、だんだんワイングラスに見えてきてしまいました（笑）
つづきは何に見えてくるんでしょう♪
楽しみです。
by てんとうむし (2008-06-02 23:02)
こんばんは。
クイーン・オブ・ナイト珍しい色ですね。
by yukitan (2008-06-03 00:05)
André Rieu の演奏は繊細で美しくて好きです。
クイーンオブザナイトがボルドーワインみたいな色だなぁと思っていたらワイン産地の河にちなんだ名前が出てきてびっくり。
ちなみにカリフォルニアワインの半甘口のロゼ（ジンファンデル種）はBlush wine っていいますね。ちょっと色っぽい名前。
カマルグはデルタ地帯ですがドルドニュ河とガロンヌ河の間には「海の間」と呼ばれるワイン産地があります。
クルティヌはコニャックで見かける黄色系チューリップに似ています。
そういえばボルドーもチューリップがやたらと多い気がします。
リムーザンもとなりですからさもありなんですね＾＾
by julliez (2008-06-03 03:40)
今日は妙に暑くて、チューリップをわくわくして待っていた頃が懐かしく感じられます。
最初のはチューリップには見えないですねえ。
by めぎ (2008-06-03 04:17)
チューリップが沢山ですね。最近薔薇を沢山拝見致しました。
つづいてチューリップ。幸せでございます。皆それぞれ可愛いですが、個人的にはViolet Beautyが好みでしょうか。色が一番好みに近いのです。
by kojirou (2008-06-03 06:53)
黄色に赤が混じっているのって綺麗ですね～^^
アナコンダ！面白いネーミング！なんでだろう・・茎の部分が長いとか？太いとか？^^
by Ballacki (2008-06-03 09:06)
おぉーーーっ！
今日のチューリップも素晴らしい！！
アンドレ・リュウさん大好きです。
日本でも何年か前に特集とかしてましたよ。
クラシックを楽しく聴けて、見るのも楽しく
なるようなステージでした。
by blume (2008-06-03 15:04)
紫のチューリップは気品があって素敵ですね～
個人的にはカマルグの色合いが好きです＾＾
アンドレ･リュウが何年か前に来日したときに友達が良かったといってＣＤを貸してくれました。
by miffy (2008-06-03 18:02)
どれもきれいで目移りしてしまいます。(@@;)
Queen of Night とか紫系のチューリップが珍しくて目をひきます。
続きが楽しみです。
by luces (2008-06-03 21:09)
バイオレットビュティー、すてき！
この間の土曜日オランダにちょっと行ってきました。
車窓から見えるアムステルダムの街並みに年老いた両親が
感激していました。
by rino (2008-06-03 22:16)
誰がそう呼んだか“チューリップ姫”、復活ですね（笑）。
Dordogneが鮮やかでいいなぁ。日本はもう梅雨入りだから、陽の光みたいな色したこの花の明るさが羨ましいですね。
Queen of Nightは・・・見てたら水茄子食べたくなりました（＾＾；。
by yk2 (2008-06-03 23:04)
Queen of Nightの、色の花はなかなか見られません。
しっとり重厚ですね。
by 夢空 (2008-06-04 08:55)
梅雨入りしてはっきりしないお天気が続いているので、こんなチューリップが咲いていた頃が懐かしい感じがしちゃいます＾＾たった数ヶ月前のことなのに・・・＾＾
アンドレ・リュウの色合い、本当に朝顔のようですね♪紫系のチューリップって大人っぽいわ～＾＾
ブラッシングレディが素敵です。ルノワールの描く少女の頬のようです＾＾
Ｉｎａｔｉｍｙさんの花図鑑、私的には永久保存版にしたいです！
by MOCOMOCO (2008-06-04 18:15)
図鑑だから、ちゃんと色順に並んでいるんですね。
紫色がきれいです！
アンドレ・リュウのCD、ずいぶん前に、誕生日プレゼントにもらって、よく聞きました。切なくなるほどロマンティックな音色のバイオリン。ゴッドファーザーのテーマが1曲目。日本でも時々演奏会をしていますよ。ハンサムだし、
愛想いいし、映画音楽を弾くから人気があるようです。
パリで見るTVに時々出ているので、フランス人かと思ったら、オランダ人なんですね。今、CDの解説を読んでみたら、マーストリヒト生まれ、お父さんも指揮者で6歳からバイオリンを弾いているんだそうです。
by TaekoLovesParis (2008-06-04 22:32)
→xml_xsl さま、nyan さま、takemovies さま、ぴーすけ君さま、
Krause さま、TaekoLovesParis さま
nice! ありがとうございます。
→bonheur さま
そうですね♪ たまに、フォッフォッフォッ・・・とバルタン星人のように見えたりします♪（手のところがチューリップぽくって。）
→てんとうむしさま
お～銘醸地だったんですね。 ワインの美味しい土地には、美しいチューリップが似合うんですね♪ チューリップのワイングラスで乾杯♪
→yukitan さま
オトナのチューリップ、って感じですね。 こんな花束、渋いかも。
→julliez さま
こんなにもチューリップとワインがつながってるなんて、思っても見なかったので、近所の酒屋さんでもらったフランスのワイン地図を見て、ほぉ～っと、指でたどってみました♪
他にも、ワイン関連の名前のチューリップ、まだまだありそうですね。
→めぎさま
ドイツは暑そうですね。 こちらは、20℃ほどで快適・・・と言いたいところなんですが、湿気が高く蒸し蒸し。 部屋の中でも55％。 冬は30％だったのに。 チューリップの頃、涼しかったですね～。
→kojirou さま
素敵な色ですよね、紫といっても幅広い色なので、お好みの色のチューリップが見つかって良かったです♪
→Ballacki さま
そう言われれば、茎の部分が、他のより太いかも。 もしかして、花びらの部分をヘビの頭に見立ててたのかしら・・・・？ インパクトのある名前だけれど、もし男性が、女性に贈ったときに、彼女に花の名前聞かれたら、ちょっと雰囲気壊れますね・・・。
→blume さま
アンドレ・リュウさんって、有名だったんですね・・・。 特集まであったとは。さっぱり情報に疎い生活で・・・。
→miffy さま
カマルグがお好みですか♪ 中央に咲いていたので、近寄って撮れなかったのですが、遠くからでも、十分一目をひきつける美しさでした♪
→luces さま
キューケンホフ公園には、かなりの種類が咲いていて、その中で私が気に入ったものを撮ってるので、公園では、もっともっと目移りして、luces さんのお気に入りがたくさんあるかも♪
→rino さま
アムスまで来られてたんですね。 すぐそばまで♪
また、いつか、ぜひ、お越しくださいね♪ パンケーキ、食べましょ♪
→yk2 さま
“チューリップ姫”・・・って、恥ずかしいですってば。 これで、ようやく、半分ほどまで紹介できました。 まだまだ、ありますので、梅雨の時期に存分にお楽しみくださいね。
水茄子か・・・いいなぁ、それ♪
→夢空さま
オトナですよね。 存在感たっぷり。 ナイスバディーな女性のイメージ♪
→MOCOMOCO さま
「ルノワールの描く少女の頬」・・・見事な表現ですね。 うん、うん、とうなづきながら読みました。
花図鑑、まだまだありますので、途中で違う記事も入れながら、徐々に、紹介ますね♪（写真の整理が追いつかなくって・・・）
by Inatimy (2008-06-04 22:33)
エル・ニノ、ブラッシングレディ、ドルドーニュ、の色が好きです～。
最初に新しい品種を開発して名前をつける人にネーミングの
由来をぜひとも聞いてみたいです♪特にアナコンダ…謎ですねー。
by はっちん (2008-06-05 13:24)
→TaekoLovesParis さま
いただいたコメントと、私の返事が、同時刻だったんですね！ スゴイ。
一応、流れを頭に入れて、あれこれ写真を並べてみたら、色、形、フランス関連・・・というまとまりに。
アンドレ・リュウさん、そんなにもスゴイ人だったなんて。 今度機会があったら、聴いてみます♪ そういえば、音楽はオーストリアってイメージがあったんですが、意外にもオランダに音楽を勉強しに来てる人がたくさんいて、ビックリしました。
→はっちんさま
ネーミングって面白いですよね。 以前、カッターのメーカーのオルファの社名が、「折る刃」から来てるのを知って、ビックリしたことがあります。
→ami さま、whitesox さま
nice! ありがとうございます。
by Inatimy (2008-06-06 06:24)
よ、夜の女王っていうチューリップもあるんですね。ちょっとビックリでした＾＾；
ブラッシングレディの淡い色合いがとっても素敵です♪
by いさ (2008-06-09 20:20)
→いささま
夜の女王・・・でも、あの艶やかな濃い紫は、まさにそんな感じのチューリップでしょ♪ 数年前、公園内で、初めて見たときは、これでもか！ってほど、しつこく撮っちゃいました♪
by Inatimy (2008-06-09 21:12)