駆け足京都で甘いもの [日本]
ここだよね、次に行くところ。
宝鏡寺の縁側に置かれたカゴに、色鮮やかなチラシ。 片隅の茶椀に茶筅のマークも見逃せない。
偶然目に着いたチラシは、お友達が行きたかった場所、京菓子資料館のもの。 宝鏡寺からは歩いてすぐ。
大通りから敷地に入り、資料館入口に向かう途中に、水の番をしている龍。 龍が鳴くと雨が降るって聞く。 どうか春旅の間は鳴かないでね。
建物2階で開催されていたのは、企画展『婚礼菓子』。 鶴亀、松竹梅、宝尽くしの文様にもある打出の小槌、金嚢、分銅など、おめでたい形がいろいろ。 紅白饅頭や、その大きなものの黒餡の中に、カラフルな餡の小さな饅頭が入ってたり。 カットされた断面図がキレイだった。 和菓子だけでなく、昔のウェディングケーキのレシピもあり、中に丁子(クローブ)も入ってた。 筆で書かれた文字が達筆であまり読めなかったけど。
9月12日(日)まで開催されてるので、興味のある方はどうぞ京菓子資料館まで♪
1階の茶席「祥雲軒」では、お抹茶とお菓子を。 お菓子は4種類の中から1つ選べたんだったかな。 実は、さっきのチラシが優待券。 700円のところ、500円に。 床の間に飾られた花は、濃い紫の美しい鉄線(てっせん)だと、お茶を運んできてくれた人が教えてくれた。 クレマチスだよ、ってお友達。 なるほど、そのほうが分かりやすい。
出口は、京菓子司 俵屋吉富 さんの裏にある小さな庭から。 そこに隣接した茶室を見られる。 庭には手水鉢と、水琴窟(すいきんくつ)。 水琴窟(すいきんくつ)とは、地面の中に埋めた甕(かめ)に手水鉢の水を水滴状に落として反響させる仕組み。 すごく風情のある音なんだけれど、残念ながら、その時は音色が聞こえなかった・・・。
で、表の俵屋吉富さんのお店で、美味しいお菓子の並ぶ様子を見たら、どうにも素通りはできず、お買い上げ。 涼しげな青柚子のゼリーを。 後でKamoさんと一緒に楽しめるよう、日持ちするものをチョイス。
お抹茶と和菓子の美味しいおやつを食べた後は、そこからすぐの相国寺(しょうこくじ)へ。 お友達の観光ポイントは、本当に私の行ったことがないところばかり。
でも、確か、ここにも龍がいるんじゃなかったかしら。 天井に描かれた龍で、手をたたくと反響する「鳴き龍」。 あ、でも、もし鳴かせたら雨が降ってしまってたかな。 この鳴き龍も、さっきの水琴窟も、昔、ラジオで聞いた京都の企業のコマーシャルで知った気がする。
上の写真の右側には・・・
・・・こんな風景。 これは、鐘楼で、「洪音楼」というそうな。 どんな鐘の音がするんだろう。 手前に背の高い植物。 これはシュロだったっけ・・・。 黄色いふさふさしてるのは、花なのかな。
さてさてお目当ては、この相国寺(しょうこくじ)の中にある美術館。 矢印の案内をたどって・・・
・・・緑の奥に承天閣美術館(しょうてんかくびじゅつかん)発見。 ここにも青もみじ。 はて、何があるのかな。 予備知識もないままに中へ。
その時、開催されていたのは、『柴田是真の漆×絵』。 あれ・・・これ、東京でも開催してたよね。 淡い桜色のチラシには、《柳に水車文重箱》と《猫鼠を覗う図》の一部の合わさったもの。
この承天閣美術館では、6月6日(日)まで開催。 柴田是真(1807-1891)は漆芸家・画家。 展示されてた約90点の作品のうち、約70点が、アメリカ在住のエドソン夫妻の収集だとか。 すごいコレクションだな。
閉館30分前だったので、駆け足で観賞。 ちょっと慌ただしくって、ゆっくり見られなかったのが残念で、もったいなかったな。 流れ落ちる滝の水に映った自分の姿を見つめる鷹《瀑布に鷹図》とか、カッコよかった。
でも私の一番のお気に入りは、右上の 《流水蝙蝠の角盆》 。 これを見ると、じんわりと口の中に広がる甘さと香り・・・福砂屋のカステラを思い出す。 福砂屋さんの商標は、コウモリ。 子供の頃、家にはよくここのカステラが置いてあって、おやつに食べていた。 そして、今回の一時帰国の時も、実家にはごく当たり前のように、福砂屋さんのカステラが。
帰り際に、ショップで買った柴田是真の葉書「花くらべ」の8枚。 左の一番上は『京菓子』。
展示作品のリストにあった「とんこつ」の文字。 頭の中ではすっかり「豚骨」に変換されてる。 何だろう?って、すっごく気になったまま、パリに帰ってきちゃったけど、調べてみると、それはどうやら、“木製の煙草入れ”のことだったもよう。
畠中恵さんの本「しゃばけ」シリーズによくできた単語、印籠に根付(ねつけ)の展示も興味深かった。 根付は、帯に挟んで印籠や煙草入れが落ちないようにする役目があったそうだけれど、なんだか昔のストラップみたいで面白い。 印籠の絵柄と根付のデザイン、その2つの組み合わせで成された世界は、粋な感じ。
また、相国寺といえば、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)・・・のよう。 父に言われるまで知らなかった。
確かに展示室にあった鹿苑寺(金閣寺)の大書院の襖絵・床貼付は見事だった。 その《葡萄小禽図》(ぶどうしょうきんず)は、蔓を張り、たわわに実った葡萄の実、小さな鳥が、愛らしい。 また《月夜芭蕉図》(つきよばしょうず)も、バナナの木や椰子のような植物の芭蕉が大きな葉を広げて描かれており、まるで南国風。 オシャレ~。 それが伊藤若冲のものだったとは・・・。
そういえば、昔、伊藤若冲の《鳥獣花木図屏風》の一部をクロスステッチしたっけ。 あの人だったんだね・・・。 (クロスステッチの写真はこちら「それぽく・・・」)
でも、お友達の狙いは、長谷川等伯の『竹林猿猴図屏風』だったよう。 手の長いふわふわ毛のお猿さんが可愛い絵。
追われるようにバタバタと美術館を出てくると、慌ただしい気分を、ふと立ち止まらせて、ほぐしてくれるものが。 境内の梅の木には、ほんのり色づいた梅の実。 可愛いなぁ。 ・・・収穫して食べるのかな。
そういえば、秋旅のファン・ゴッホ・ミュージアムも、アムステルダム国立ミュージアムも、滑り込みで閉館ギリギリまでいたっけ。 次、旅するなら、もっと時間配分考えなくっちゃね(笑)。
相国寺の敷地内でも浴室が気になる。 お寺のバスルーム見てみたい。 今度来ることがあったら、きっと。
後で、父に聞いたら、サウナみたいなもんだよ、って言ってた。 湯船に浸かるのではなく、蒸し風呂で、体には柄杓でお湯をかけてたそうな。
相国寺の敷地内を散策しながら大通りへ向かう。 ずっと続く瓦屋根の塀。 白い壁に映った松の影がまた美しく。
梁の上のお獅子さま。 かなり古そうだから、つくも神になってるかも。 目を離すと、動きだしちゃいそうだ。
その上の方にある屋根瓦のなめらかな円の並びも面白い。 この曲線の屋根がもつ形、唐破風(からはふ)って言うそうな。
そそられるものがいっぱいで、なかなか前に進めないねぇ。
さて、次の場所は・・・あ、しまった、そこの住所、控えるの忘れてた。 分かる?って、お友達頼み。 ねぇ、まだ開いてるかな、時間もう遅いけど・・・と、電話して聞いてもらう。
地下鉄で2駅。 やって来たのは、ここ。 京町屋「繭」。 いくつかのお店が入ってる複合施設。 町屋が見てみたい、というお友達のリクエストにお応えして。 「繭」の看板の横に立っていらっしゃるのは鍾馗(しょうき)さん。 疫病除けの神さま。 その人形は、瓦と同じ素材でできてる。
表に面したこのお店の右側に・・・
・・・奥へと続く、飛び石の敷いた路地がある。 鰻の寝床ワールド。
中にちょっと入ると、こんな感じ。 左にひとつ出た飛び石のあるところを入ると、坪庭があって・・・
・・・ガラスの引き戸に映った坪庭の向日葵の姿をパチリ。
奥には中庭が広がってた。 入って来たのは写真の右のほうから。 赤い毛氈(もうせん)の敷いた縁台、鎖樋(くさりどい)が、いい感じ。 この写真の左側にお店。
こちらが、通りからずっと奥の方に見えてたお店の、京友禅体験工房 丸益西村屋さん。
1時間ほどでできるコースもあったので、時間の余裕があったら、ここで、ちょこっと体験してみたかったんだけれど、残念ながら受け付けは終了。 でも、工房で型の模様や、出来上がったものなどを見せてもらえた。
で、店先に並んでた、ちょっとお手軽なミニ風呂敷購入。 見るだけと思って広げ始めたのが、いつの間にか柄について、あーでもない、こーでもない、とふたりで品定め。 包んだ時に可愛く見えるのがいいよね~、と、交差に2種類の柄が入ってる、この風呂敷にした。 色も好きなオレンジ。
広い土間、このあたりは、台所だった場所かな。 きっと、おくどさん(かまど)があったはず。 私が子供のころに住んでた家にも、昔、かまどがあったと聞いている。
たくさんのイベント案内。 石が文鎮がわり。 この町屋の2階にも町屋ギャラリー まほらがあり、展示スペースになってる。 実は、4月にここでカリグラフィー展があった。 それを狙って一時帰国しようと思ってたのに、伸び伸びにずれ込んだ引越のせいで断念・・・。
この町屋の中には、手作りの靴屋さんも。 色糸がきれいに収納されてた。
飛び石路地で、葉っぱの陰に隠れて、猫の目線。
また、いつかね。 今度は、絶対、京友禅体験&カフェでお茶。
おなかがへってきたね、何が食べたい?とお友達に聞く。 久々に戻ってきた私が知ってるお店は、もうないかもしれないし(笑)。 私の横で、お友達がパラパラとガイドブックをめくって・・・お、私も食べたい、その料理、と意見が一致。
地下鉄、バスを乗り継ぎ(親切に教えてくださったボランティアガイドのおじさま、ありがとう。)、ちょっと歩いて・・・
・・・おやおや、先斗町(ぽんとちょう)って、こんなにネオンが明るかったっけ。
来る直前のネットのニュースで、床(ゆか)が始まったって聞いていたけど、この春旅の頃、まだちょっと寒かった。 納涼床は京都の夏の風物詩。 簡単に言うと、期間限定で作られる和風テラス座敷。
寒いから、とお店で貸してくれる袢纏(はんてん)・・・ん?どてらかな?・・・とひざかけで、ぬくぬく。 店に入って床(ゆか)に通された時は、大丈夫かな、室内に場所変えてもらおうかなと一瞬頭をかすめたけれど、でも、京都に来たお友達に是非体験してもらいたかったのもあって。
座ったところから、こんな景色を眺めながら、お料理選び。 深い青の空が、どんどん暗くなり、イルミネーションが浮かび上がる。 すぐ近くの川べりに、カップル発見。 水のそばは風も冷たく、冷えるでしょう・・・寒そ~。
歌川広重(2代目)の描いた床(ゆか)とは、時代が変わって、かなり趣は違うけど。
これは、オランダのアムステルダムにあるファン・ゴッホ・ミュージアム所蔵、『諸国名所百景』の中の「京都四条夕涼み」。
梅酒をロックで。 つき出しも美味しかった。 小鮎のあめ炊きなんて、5年以上は食べてない・・・。
お友達は、湯葉刺しから。 私もおすそ分けもらって味見。
私は、おばんざい3種盛り合わせ。 甘辛く煮た凍りこんにゃくにカラシ、昆布の炊いたの、ひろうす(関東では、がんもどき?)だったかな。 3種類って何ですか?と係の女の子に尋ねたら、その場ですぐに教えてくれた。 こういう接客って、とっても好感。 聞いてすぐに、うろ覚えになるんだけれど・・・。
お友達のオーダー、但馬牛のすじ煮込み。 これも、美味しそうよね、と、ふたりで生春巻のサラダも追加。
私は、鰆(さわら)の西京焼き。 ずっと、食べたかったもの。
分けっこした、鱧(はも)の葛たたき。 どんなのかなと思ったら、葛をまぶした鱧(はも)と筍の椀物だった。 鱧(はも)は、祇園祭の頃の食べもの。 春旅の頃、時期的にはまだ早いかなと思ったけれど、そう何度も簡単に京都には来られないので。 筍もとっても美味。 やわらかい。 暖かい汁ものに、ホッとする。
最後のしめには、ちりめん山椒ご飯。 刻んだ大葉もよい香り。
飲み物2杯めの抹茶チューハイの緑も鮮やか。 かすかにお茶の香りがのどをかすめる。 満月のような灯りのそばで、ほろ酔い。 楽しかったね、と話も弾む。
床(ゆか)から見る景色も、すっかり夜の街。
この寒さで風邪ひかないかしら、と心配していたカップルは、いつの間にか帰っていったようだけれど、遠くにまた別のカップル。 夏には、狭い等間隔で恋人たちが並んで座る鴨川べり。 でも、ここには私の甘い思い出はなく・・・春旅の時と同じように、お店から眺める側だったっけ・・・。
ごちそうさま、とお店を後にしてバスに乗る。 京都駅の地下街を歩きながら、明日の待ち合わせ時間を相談。 春旅は2日間だけ。 あっという間の一日だったね。 お友達を、ちゃんとホテルまで送り届けて、私は実家へ。
平安神宮までは時間がなくて行けなかった。 ごめんね~。 これは、2年前の一時帰国時に、ひとりふらふら散策した時の写真。 この日は、確か、京都国立近代美術館で『ルノワール×ルノワール展』を観たんだったかな。
帰宅して、父に、この日に行った場所を言うと・・・
「泉涌寺・・・楊貴妃観音像見てきたか? 智積院・・・お、長谷川等伯か。 智積院の料理もうまいぞ。 宝鏡寺・・・閉まってたやろに。 相国寺・・・伊藤若冲の襖絵はよかったやろ?」
・・・てな具合に、意外にとても詳しいのでビックリ。 さすが。
・・・私の父もマニアックだった。
大人な京都の旅ですね。
僕が京都に行ったのは子供がまだ小さい頃だったので
こんな大人な旅は出来ませんでした。
もう一度行ってみたいです。
by luces (2010-06-01 11:47)
京都、行きたくなりました!
追記: オランダの食べ物について、メッセージにていろいろお教えいただきありがとうございました^^。
by krause (2010-06-01 13:20)
本当にマニアックな京の旅を楽しまれたんですね~♪
(そしてお父様もかなりマニアックだったんですね^^)
京菓子の資料館も行ってみたいし、京町屋のお店&ギャラリーもかなりそそられました!川床はちょっと寒そうですが、私も一度は体験してみたいです^^美しいお料理にため息がこぼれました~^^
by MOCOMOCO (2010-06-01 16:05)
おとなの春旅やったね。
風呂敷ステキ!
「そうだ、京都へ行こう。」…みたい(笑)
by お嬢さん (2010-06-01 20:14)
マニアなむすめのパパさんは輪を掛けてマニアックだったのですね(笑)。
それも美術系にかなりお強い!。
そんなマニアないなちみさんの育ったご家庭は、いつも普通に福砂屋のカステラがおやつに用意されてたですって~?。
実は結構良いトコのお嬢?(^^。
関東ではずいぶん高級なカステラってイメージなんだよ、福砂屋って。普通は文明堂だもん(笑)。
by yk2 (2010-06-01 21:58)
うーん、そんなにマニアックかなぁ・・・と少々悩みますが^^;
お父様と同じ嗜好なら、光栄です♡
浴室は、やっぱりサウナだったのね^^
小さい頃に読んだ本に、光明皇后(奈良時代の聖武天皇の皇后)が、らい病者にお風呂のお世話をしたという話があり、その挿絵がサウナっぽかったの。
by てんとうむし (2010-06-01 22:56)
京都満喫の素敵な旅になりましたね。
ブログを拝見しながら、いろいろ勉強させていただきました。
・・・日本人なのに、知らない事がたくさんあり。。。^^;
お父様にレクチャーしていただきたいです。(*'-'*)ゞ
お写真もいっぱい楽しませていただきました。構図がいいですね。
by noie (2010-06-01 23:12)
たしか今のような湯船に入るようになったのは、だいぶ近年になってからと聞いた気が・・。徳川のお殿様の湯殿も板敷きのところに、麻の浴衣を着て入ったという展示を見た覚えがあります。
ちりめん山椒ご飯に目がないので、ぅぅぅ・・食べたいっ♪
by pistacci (2010-06-02 00:16)
青柚子が綺麗~おお~梅も可愛い~と見てきたら、おばんざい♪
素敵な景色も建物も堪能しましたが、やっぱり美味しそうな日本の食事に目が釘付けです。
by めぎ (2010-06-02 01:31)
京都は何度も行ってますが、ここは初めて見る所ばかりですね~♪ 大人の女性がお好きな場所なのでしょうね(^^)
おいしいお土産はもうご一緒に食べられたのかしら。
by 母ちゃん (2010-06-02 05:53)
美味しそうですね。
日本、素晴らしいですね。
京都は、近いのですが、山奥のおじさん。
素通りしたことはありましたが、30年近く行っていません。
大人の旅をしたいですね。
素晴らしい写真でした。
by laf (2010-06-02 07:27)
京都を見せていただき ありがとうございます。
青柚子ゼリーが食べたい季節となりましたね。
by やよい (2010-06-02 16:01)
いいなぁ。写真で見ると結構涼しそうだなぁ。しばらく行ってないから、時間を作っていこうかな・・・・・。
by yuka (2010-06-02 17:50)
京都素敵ですね~♪私は修学旅行でしか行ったことがないので知らないところだらけですが、いつかきっと♪・・と思っています。お父様いろいろと詳しいのですね。そんなお父様うらやましいわ。鴨川ぞいの床・・いいですね~。こういうところは予約しないと入れないのでしょうね。ぜひ行ってみたいです(^^)
by rino (2010-06-02 19:46)
相国寺にも行かれたんですね。
京都のお寺にある龍の天井画はどこも迫力があって大好きです。
本堂もお風呂もお坊さんが詳しく説明してくれたのでとてもわかりやすかったです。
京都の路地も面白いですよね。
鴨川の床、もう少ししないとまだ寒いでしょうね~
お料理どれもとっても美味しそうです。
by miffy (2010-06-02 20:42)
最後のおとうさまの言葉の京都弁、~やろ、が心地いいです。
私は、男の人の京都言葉が好きなんですよー。
京都では、いろんなものに、さんをつけるでしょ。豆を「おまめさん」
って言うのに驚いたけど。だから、Inatimyさんも「福砂屋さんのカステラ」って、福砂屋に「さん」がついてる。yk2さんが高級って書いてるけど、
福砂屋と文明堂、同じ値段帯だと福砂屋のほうが細い形。うちは、父が
東京だから「文明堂に決まってる」と言うと、広島育ちの母が「福砂屋のほうがおいしいです。長崎で本場なんですからね」って、いつも言い争って、譲らずで、お互い、ひいきの方を買ってくる。母方の親戚は皆福砂屋びいきです。母は鼓月、鶴屋吉信を買ってました。「京観世」は、あまりにもしょっちゅう頂き物で来るので、私は、見るだけでげんなり。「カステラだったらいいのに」っていつも思ってました。
by TaekoLovesParis (2010-06-02 23:24)
はがきがとってもかわいらしいですね。
あと、抹茶チューハイの色!
なんだかとっても緑な気がするのは京都だから??^^
by ます (2010-06-04 18:36)
「花くらべ」の絵ハガキ、素敵ですね~~
抹茶チューハイも京都らしくてniceですね♪
最近京都にいろんなアンティークのお店が集まってるのを知って、
ちょっと覗きに行きたくなっているところです。
by にこちゃん (2010-06-04 20:51)
白い壁と松がいいですね。
こういう景色、長いこと見てないです。
by Jalana (2010-06-06 13:13)
京都…美しいなあ。
Inatimyさん、精力的だなあ…元気だなあ。
(ちょっと体力が落ちているんです(苦笑)、今の私。)
私自身、もうちょっと復活したら、町屋を巡ってみたい。
夜の京都はまだ敷居が高いので…。
by Roseblanche (2010-06-07 14:29)
→皆さま
たくさんのnice! & コメントありがとうございます。
知ってるようで知らない京都。 今度歩くときは、また新しい部分ができてるのかな。 京都駅南にイオンモールが出来たって言うし・・・。 次回の一時帰国に備えて、したいことリスト作らなきゃ♪
→luces さま
お友達の京都旅に便乗し、楽しい時間を過ごせました。 お寺、美術館、京町屋、床・・・大人っていいかも♪ いつかluces さんも大人京都旅を楽しんでくださいね~。 大きくなったお子さまと大人旅もいいかも♪
→krause さま
お仕事で多忙な日々ですね。 奥さまと一緒に歩く京都、いつかブログに登場するの楽しみにしてます♪ オランダの黒いリコリス菓子、ドロッピェとか、krause さんは平気かな~?
→MOCOMOCO さま
意外にもすぐ身近にマニアックな京都通がいてビックリでしたよ♪ 川床、もうそろそろ心地いよい時期かな。 四条の鴨川あたりの床もいいんですが、これからさらに暑くなる夏には、貴船や高雄の川床が涼しげで雰囲気抜群です♪
→お嬢さんさま
ふふ、お京はん、みたい? このミニ風呂敷のほかに、大判の風呂敷も買いました~。 帰りの荷物は、スーツケース、エコノミーの制限20kgまでギリギリの19kg。 服入らず、重ね着・・・。
→yk2 さま
父の書斎に並ぶ日本の美術の本を見て、あぁ、なるほどね、でした。 パリに持って帰ってもいいぞ、って言われましたが、かなり重いので辞退・・・。 福砂屋の包装紙は、かわいい柄を切り抜いてよく遊んだなぁ・・・。 ふふ、私はまったく良いトコのお嬢ではなく、ごくごく平凡な庶民ですよ。 福砂屋のカステラは、きっと、父の仲間からの頂き物だと・・・交友関係広いので。(趣味によって、誘う仲間が違うからねぇ。)
→てんとうむしさま
今度は平安神宮もね。 マニアックな父のお勧めは、曼殊院なの。 宝鏡寺に行ったときにでも足を延ばしてみてね。 庭が素敵だからお勧め。
昔の浴室、いつか見てみよう~っと。 昔、スペイン人に日本の銭湯の写真集をあげたら好評だったのを思い出した♪ 日本人の私でも興味津々だから、なおさらかもね。
→noie さま
一緒に歩いたお友達も写真を撮るのが好きなので、気兼ねせず、どんどん好きなものが撮れて楽しかったです♪ あとの整理が大変ですが・・・。 離れて分かった日本の、京都の良さです・・・。 食べ物もおいしいし♪ あちこちに、甘いものの誘惑も。
→pistacci さま
湯船にドボンっ、は、新しいほうなのですねぇ。 時代劇を見てても水戸黄門とか、入浴シーンがあったから、ふふ、てっきり昔っからそうなのかと。 一度、狭い押入れみたいな蒸し風呂をTVで見たことがあったけど、あれはごく一部の特殊なものかとおもてました・・・。 ちりめん山椒ごはん、これは、たまらなく美味でした♪ 今思うと、ちりめん山椒、買って帰ればよかったなぁ・・・。
→めぎさま
練りきりが好きで、持って帰りたかったんですが、日持ちしないようなので、なくなく別のものに。 でもこの青柚子ゼリーは、涼しげで、透明感あふれる緑にそそられました。 青もみじも緑だし、これ、よかったかも。 食べるの、楽しみ。 日本に戻ったら、すっかり和食三昧。 家でご飯、みそ汁、納豆、焼き魚・・・の朝食の横で、父が、バターこってりデニッシュの洋風朝食を食べてるのが、可笑しくって。
→母ちゃんさま
最近は「京都婚」も流行ってるそうで、京都での結婚式の案内も見かけました。 四季を通して楽しみがある京都は、やっぱりいいところ♪ もっと早く気付けばよかった・・・。 お土産は、まだ大事に取ってあります。 次、暑くなった週末にでも♪
→laf さま
美味しいものも見逃せない京都の旅でした♪ 寄り道もいっぱい。 ひさびさに食べるおばんざいは、胃袋にしみこむようで。 日本はいいなぁ・・・って感じます。 写真楽しんでいただけてうれしいです♪
→やよいさま
青柚子ゼリーまだ眠ったままですが、食べるのが楽しみ。 今度暑くなった週末に、食べてみようかな。 なかなか手に入らないかと思うともたいないけど、賞味期限も迫ってくるし・・・。
→yuka さま
どうだろう、今ごろは暑くなってるのかなぁ・・・。 かなり暑くなってからなら、川床は、貴船や高雄のほうがいいかも。 気温が街の中より、ぐっと涼しげ。 お忙しい日々だと思いますが、いつかぜひどうぞ♪
→rino さま
私も父がここまで詳しいだなんて、知らなかったのでビックリ。 鴨川沿いのお店の床、私たちも予約なしで飛び込みでしたよ。 先斗町には店がいろいろ、格式高いところもあればカジュアルな店も。 たしかスターバックスでも床を出してるって聞いたことが。 いつかどうぞ♪
→miffy さま
そうなんです、相国寺も。 あちこち駆け回り♪ 通りの名前を示す案内表示があったり、ボランティアガイドさんがいらっしゃったり、昔に比べ、かなり分かりやすくなって、ひさびさの私にも旅しやすかったです。 皆さん、親切。 鴨川の床、今頃なら、ちょうどいいのかもしれませんねぇ。 和食はやっぱり美味しいです♪ もともと和食派のわたしなので~。
→TaekoLovesParis さま
ふふ、ふだんの私も方言こってり。 お友達と話すときは、がんばって標準語にトライしてますが、やっぱりイントネーションに限界が・・・怪しげな言葉使いかも。 言葉の「さん」付け、言われてみれば・・・焼き芋もお芋さんだし。 仕事の時も、取引先の会社名の後には「さん」付けだったなぁ・・・。 福砂屋さんが高級だって知ったのは、yk2さんに言われて初めて知ったんですよ。 子供のころから普通にあったのは、きっと、どちらかからの頂き物だったはず。 私にとっては、ありがたいおつきあいです♪ へへ。
→ますさま
青もみじの美しさに目覚めたこの日、気持ちはすっかり緑に傾倒。 先に買ったのも、青柚子ゼリーで緑だし♪
→にこちゃんさま
駆け足鑑賞だったので、図録にもひかれたんですが、ぱっと眼に焼きついた鮮やかな色で、この「花くらべ」の絵葉書に。 へ~、京都にアンティークなお店、最近また増えてきたのかな。 昔は、御所の右側にある通りにいくつか並んでたけれど、すっかり通りの名前、忘れちゃった・・・。 大きな骨董市フェアもあったはず~。 ぜひ、京都へも♪
→Jalana さま
子供のころ一時期、時代劇に凝ってずっと見てたんですが、その時も、白い塀が結構好きだったかも。 木が日本的で、影までいい雰囲気ですよね。
→Roseblanche さま
2年ぶりに帰る日本なので、それまで体力温存してたというか、せっかく帰ってきたからと、目いっぱい堪能しないと、と気分的に盛り上がってたというか・・・でも、パリにもどって、しばらくクタクタでしたよ・・・。 宿となった実家にお掃除でお返ししたりもあって。 Roseblanche さんも、ゆっくりなさって体力回復されますように。
by Inatimy (2010-06-07 17:50)
やはり年の功でしょうか(笑)。
先斗町のネオンの小路と、鴨川べり、、懐かしく
観させて頂きましたが、後は未知の地ばかり。
充分過ぎるくらいマニアックです(^。^) 。
by aranjues (2010-06-08 13:28)
→aranjues さま
先斗町、明るくなったなぁ・・・って感じました。 ネオンがまぶしい。 京都もおしゃれな店が増えましたねぇ。 すっかり雰囲気が変わってて、私にとっても未知の地のようでしたよ。 時間があったら京都の地ビールでも、と思って場所はチェックしておいたものの無理でした~。
by Inatimy (2010-06-10 16:15)