下の階もね・・・と、パリの夏 [フランス・パリ]
おぼえてる？
これは、前回の続きのお話。 シテ島にあるサント・シャペルという名の教会。
夏の観光シーズンで人があふれんばかりのパリの中心地でのこと。
１５個の窓の内、いくつかが修復中だったけど、ステンドグラスの美しさは変わらなかったと思う。
王宮の礼拝堂として造られたその下の階は、
教区教会として、宮殿に住む人々に開放されていたそう。
階段を下りていくと・・・
・・・柱の並ぶ地階へ。 ここも金色のこってり装飾。
ちょっぴりはげ落ちたり、色あせたりしてる部分も、いずれは修復されるのかな。
あらら、宝石のような石がついてた部分も、下の方は無くなってしまってる・・・。
地階はがら～んとした空間。 写真では写ってないけど、左側の壁には、ショップのコーナー。
いろんなパリのおみやげ、いっぱい。
この天井の１点から放射線状になってるアーチ、Xで交差するアーチがまた美しい。
奥にいらっしゃる像は・・・
・・・Saint Louis サン・ルイ。 この教会を作った、ルイ９世。 聖人となったフランスの王様。
像の後ろにも小さいけれど、美しいステンドグラス。
下の階の窓は、どれもこのサイズ。 上の階の大きな窓と対照的。
あちこち、キョロキョロ見てしまう。
ステンドグラスの青は、吸い込まれそうな色。
寒色なのに冷たく感じない、心静まるホッとする色。
これは、教会の入り口に建つ像。 Kamoさん撮影。
やっぱり、同じ場所にいても、興味をそそられるものは人それぞれ。
見ているものって、違うんだなぁ。
その同じ頃、私が熱心に撮っていたのは・・・
・・・その足元にいる、この生き物。 羽の生えた恐竜みたいなの。
でも、帽子をかぶって、髪の毛も長く、人間の顔を持つ。
鋭い爪のある大きな手。 次の誰かをそそのかそうとしてるのかな。
禁断の実を勧められても、食べちゃダメよ。
サント・シャペルの教会を出て、出口への矢印をたどると・・・
おやまぁ・・・立派な建物。 これは、最高裁判所。 昔は、この場所に王宮があったらしい。
最高裁判所か・・・なるほどね。 どうりでセキュリティーが厳しかったわけだ。
サント・シャペルは、同じ敷地内。 空港と同じような手荷物検査があり、
チェックのためのゲートをくぐった。
長い行列の理由も納得。
最高裁判所の前の門も、豪華。 でも、ここからは出られない。
観光客は、この左の方に、警備員さんが立つ、出口のための小さな門から外へ。
最高裁判所の隣には、さらにこんな建物。 １４世紀につくられたそう。
セーヌ川沿いに建つこれは、コンシェルジュリー（王室管理府）というらしい。
この写真を撮ってる時は、知らなかったけれど、後でガイドブックを読んで知った。
マリー・アントワネットのいた独房も残っていて、その様子を再現した部屋もあるとか。
まだまだ知らないことがいっぱいのパリ。
このセーヌ川沿い、今は、水着姿の人たちが寝そべって、かなりのにぎわい。
青い旗がなびいているところ、現在、砂が敷き詰められて、期間限定の砂浜になってる。
都会のビーチで日光浴。
パリ・プラージュ（意味は、パリの浜辺）。
２００２年から始まった夏の恒例イベント。 長さは４ｋｍほど。 ８月２０日頃まで楽しめるそうな。
オランダでは、多くの人がバルコニーで水着姿になって普通に日光浴してたっけ。
・・・ん～・・・どちらも、私には勇気がないけどね。
地上のステンドグラスも今回の地下の装飾も
荘厳で美しいです。
入口の像の下にいるのは天邪鬼のような物でしょうか。
by luces (2010-08-04 14:01)
地階は何処となくひっそりとしていて、冬眠（季節は夏だけど…）真っ最中のように見えます。
傷みも目立つし…多分、観光客も少ないのですね。
かなり、地上の部分とは、趣が異なるので驚きました。
コンシェルジュリーの中を見学する勇気は、私にはないですね。
（コンコルド広場を横切る時もとても緊張した。）
華やかなパリは大好きだし、憧れもあるけれど、
血なまぐさい革命の歴史を考えると、今もドキドキします。
by Roseblanche (2010-08-04 18:46)
次回は、パリジェンヌに混ざって
日光浴シーンも。。。期待しています。
(ペコリ)
by ぷーちゃん (2010-08-04 20:17)
最高裁判所の門扉が豪華ですね。
お堅い建物からセーヌ川の景色を見ると
すがすがしい 開放感を感じます。
パリの建物 一日一件見学したくなりますね。
by ami (2010-08-04 20:46)
＞その同じ頃、私が熱心に撮っていたのは・・・
やっぱりInatimyさんはこう云う類のヘンテコリンなものが好きなのね（笑）。
by yk2 (2010-08-04 20:54)
観光客なら「あら～！」「うわぁ～！」って上のほう眺めて終わっちゃうところを、Ｉｎａｔｉｍｙさんの肩の力をぬいた観光案内がうれしいです（笑）
ところで、セーヌ川って泳げるの？船が通るから深いのよね？
日光浴だけなのかな。
by pistacci (2010-08-04 21:43)
ヨーロッパの人は、日光浴が好きですね。
日本は、ムシムシで３７℃、日傘がないと溶けてしまそうです。
そういえば、車窓からみましたが、ガーデニングしている
おばさんが水着姿でしたね（*＾＾*)
by noie (2010-08-05 00:10)
地階にもこんなに立派なお部屋があるんですね～。上より落ち着いた感じがして、こっちの方が好きですね(^^)
by 母ちゃん (2010-08-05 05:21)
inatimyさん達のようなステキ写真は撮れないけど（＾＾；；
いっぱい写真を撮ってこようと思ってます〜。
やっぱり、パリ、人がいっぱいなのかぁ・・・。耐えられるかな。
東京で、乗り物酔いじゃなくて、人酔いするぐらいだから。
by どらっち (2010-08-05 08:55)
青空の下のパリ。知らないことはいっぱいだけど、見所がこれからいっぱいですね（＾＾）楽しみですね♪
by rino (2010-08-05 14:49)
地下の装飾ずいぶんはげちゃってますね。
私が行った頃はここまで酷くなかったような・・・
私もInatimyさんと一緒で足元の像に引き付けられました。
違う角度で何枚か写真を撮ってます。
コンシェルジュリーもアントワネットファンの友達に付き合って行きました。
私には霊感がないので全然平気でした。
by miffy (2010-08-05 17:23)
サントシャペルといえば
ぐるっとステンドグラスのお部屋が
世界遺産になっていたのでは？
ルイ9世はわりと好きな王様だし
一度言ってみたいと憧れているのです（*^_^*）
by 雉虎堂 (2010-08-05 21:09)
セーヌ川沿いの日光浴は、かつてはぎっしりの人でした。ところが
紫外線の弊害が話題になり出してからめっきり減ったと思って
いましたが、まだそんな人がいるのですね。
さすが、観察力豊かなInatimyさん、目を付けるところが
違います、確かに像の足下の生き物、興味をそそりますね（笑）。
by aranjues (2010-08-05 23:38)
パリの青空、澄んでいてとてもキレイね。
教会の壁のコバルトブルーや、ステンドグラスの透明な青。
水面も船も青だし、河岸の旗も小屋も、いろんーな表情の青を楽しませてもらいました♪
Inatimyさんが撮った足元の像は悲しい目をしてるのね。
堕落しちゃった人間かしら?
リンゴ好きだけど、道連れにはならないぞー。
by てんとうむし (2010-08-05 23:41)
パリは素晴らしい街で、そこの教会も素敵ですね。随分長い間パリには行っていないので、足を運びたくなりました。
by krause (2010-08-06 10:26)
→皆さま
たくさんのnice! ＆ コメントありがとうございます。 日本はそろそろお盆休み直前かしら。 フランスは１５日が祝祭日。 でも、今年は日曜だったりする・・・。
→luces さま
今まで、地下に礼拝堂があるのはいくつか観ましたが、こんなふうに地上２層になってる教会って初めて。 とっても興味津々でした。 ふふ、天邪鬼・・・懐かしい言葉。 子供の頃、天邪鬼が出てくる昔話の本を持ってました♪。 この像の下のも、その仲間なのかなぁ。
→Roseblanche さま
確かに上の階は観光客がたくさんいましたが、下の階は皆、さっとまわって、すぐに出口へ・・・。 上の階を支える大事な下の階なので、ちゃんと修復されるといいなぁ。 現在は華やかなパリですが、古い街だけに歴史もあり、流れた血もありで、それを思うと、本当にドキドキしますよね。 コンシェルジュリー、私は何の建物かも知らず、後で知ったのでした・・・。
→ぷーちゃんさま
じゃ、まずはジムに通って、体絞って、ちょっとマッチョ体系になってから・・・っていつになることやら。 ふふ。 我が家の猫の日光浴シーンじゃダメかしら（笑）。
→ami さま
これだけ背が高い門が取り付けられるって、やっぱり大きな建物ならではですねぇ。 小さくても門の扉がある家って、ちょっといいかも♪ セーヌ川で、いつかボートクルーズもいいかな。 一日１軒の建物見学でも、かなりの日数かかるでしょうね♪
→yk2 さま
ヘンテコリンなもの、ってそれだけで興味津々♪ ふたり同じものを見るより、お互い違うものを見て、ふたりで視野を広げてます（笑）。 でもあのへんてこりんな生き物、いったい何なんでしょうね・・・いわれとか、作品の意図とか、あるのかしら。 作った人の夢に出てきたとか？
→pistacci さま
ふふ、肩の力抜き過ぎで、ほこりまで気になっちゃって。 風で空気中を舞ってるかともうと、くしゃみ出そう・・・。 背が低いから、上ばかり見るのはつらいので（笑）、下を見るほうが楽だったりしてね～。 そういえばセーヌ川で泳いでる人、見たことないな・・・。 船が通るから深い、っていうより、船が通ってたら泳ぐの危ないかも・・・。 パリじゃ泳いでないけど、上流にいけば泳げるかな♪
→noie さま
日傘・・・懐かしい～。 欧州じゃ見かけないですね。 雨が降ってても、傘をささずに歩いてる人が大半だし・・・。 昔、日本にいたころ、夜に部屋に帰ってきたら、室温３８度になってて部屋からの熱気にビックリ・・・。 酷暑の夏、体調崩されませんように。
→母ちゃんさま
私もこの下の小さいほうが落ち着くかも♪ どこかに食べに行っても、座る席はいつも隅っこのほうなので（笑）。
→どらっちさま
いよいよパリでのバカンスですね～。 パリの中心は、どこもかしこも人だらけ。 人酔いに、メトロの中の空気の悪さ、覚悟必須ですよ・・・。 ふふ、でもね、見どころたくさん、遊び所もいっぱい。 楽しいパリ滞在になりますように♪ 美味しいものも食べて元気つけてくださいね。
→rino さま
全部見尽くそうと思うと一生かかっても無理じゃないかしら、なんて思うほど、たくさん見るところがありますね、パリ。 これから、何に出あえるのか楽しみ♪
→miffy さま
入場料８ユーロもしたんですが、それが修復に役立ってくれてるといいなぁ、なんて思いました。足元の像、同じものを見てたんですね～。 嬉しいです♪ コンシェルジュリーは、後で知ったので見てないんですが、ちょっと怖いかな・・・・。
→雉虎堂さま
なんだかパリのこのセーヌ川一帯が世界遺産みたいで、きっとこのサント・シャペルもそうなのかも・・・って、ホント、パリにいながらまだ全く知らなくって。 そうかぁルイ９世も有名なかただったんですねぇ。 ２０１３年ごろに修復が終わる予定だそうなので、そのあとにじっくり美しくなった姿、見られるといいですね～。
→aranjues さま
紫外線の弊害を知っても、やっぱり太陽の光は憧れのようです。 暗い冬の欧州だからかな。 フランスは、まだオランダより明るそうな冬かしら、と期待してますが。 日光浴も紫外線予防のクリームとか塗ってるのかも。 あちこち珍しがってきょろきょろしてるから、興味をそそられるものがいっぱい目についちゃって（笑）。 像の足もとの生き物、不思議な生き物♪
→てんとうむしさま
３０℃を軽々超えてた７月だったけど、８月に入って気温が２５℃くらいにおさまり、快適。 青い空には、うろこ雲だったり。 このまま転がるように涼しい秋になるのかな。 フランスの国旗の色もあって、青も赤も皆好きな色なのかもね。 リンゴじゃなく、甘エビだったら、どうしよう・・・・揺らいじゃいそう（笑）。
→krause さま
パリのいいところ、まだまだ行けてないので、少しずつ満喫していきたいと思います・・・って、のんびりしてるうちに、突然引っ越しになっちゃうのも怖いので、見たいところは早く見て廻ろうかしら（笑）。 krauseさん、パリにも遊びに来られるといいなぁ。
by Inatimy (2010-08-08 03:13)
マリー・アントワネットの独房も見ましたよ!
・・・・にしてもパリの浜辺は焦げそうだ・・・・・・。
by yuka (2010-08-12 17:12)
→yuka さま
日本では美白が大事とされるのに、パリでは日に焼けた肌がいいみたいで・・・。 がんがんに真黒に。 体に悪いよぉ・・・って思うんですけど。
街角のお肉屋さんでは、鶏肉のローストが、香ばしく焼けてます♪
by Inatimy (2010-08-17 06:56)