来てはみたけど会えるかな [フランス・パリ]
え・・・ホントに行くのぉ?
話をもらった時は、あまり乗り気じゃなかった。
夏に、墓地だなんて・・・。
私の頭の中には、稲川淳二の語る世界が浮かび、
夜の肝試しでもないのに、心臓がバクバク。
でも、昼間だし、ひとりじゃないし・・・と、歩きながら自分を励ましていた。
並木道の歩道から見える、あの石塀の向こうが目的地。
メトロの駅から、しばらく歩くと弧を描くような墓地の中央入口が見えてきた。
やって来たのは、Cimetière du Père-Lachaise ペール・ラシェーズ墓地。
パリ市内で一番大きな墓地。 多くの有名人が眠る場所。
中央入口は上の案内図でいうと、一番下のまるくえぐれているところ。
その左の角あたりにメトロの駅がある。
ここも、地図の横に、著名人の名前と職業、番号が書かれてあった。
なだらかな坂道をのぼりながら、舗装された両脇のお墓を見る。
異国のお墓。
教会やシナゴーグの敷地内にある小さな墓地は、何度か見かけたことはあるけれど、
ここまで大きな墓地に訪問するのは、この時が初めて。
小型の霊廟のような建物に、天使さまの姿の入った淡いブルーグレイの扉。
木々の緑といい色合い。
こちらは葡萄色の扉。 葉の茂る木の枝に隠れてた文字をよく見ると、 ROSSINI 。
あ・・・Gioachino Rossini ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868)だ。
オペラ『セビリアの理髪師』で有名なイタリアの作曲家。
足取りは重かったけど、せっかく墓地行くなら、と、
実は、ここに眠る有名人を調べて、会いたい人の場所を事前にチェックしていた。
私の手には、MAIRIE DE PARIS パリ市役所(?) のロゴが入った無料地図。
階段を上がり、坂をどんどん進んでいくと、緑の広場に面したこの建物。
Chapelle シャペルとあったので、礼拝堂かな。
さらに坂道を上り続ける。 足元は石畳。
ちなみに、この時もちょうど多忙な時期だったので、とても急いでた。
切りつめて、できた時間は1時間余りしかない。
区画24番まできた。 ペール・ラシェーズ墓地のだいたい真中にあたる場所。
こんな表示があちこちにあって、自分の位置、そしてお墓の位置を確認できる。
手元の地図もあるから、それと合わせてチェックもできて便利。
このあたりに、フランスの画家 Jean-Baptiste Camille Corrot
ジャン=バティスト・カミーユ・ コロー(1796-1875)のお墓があるはず・・・なんだけど、
見つからない。
『モルトフォンテーヌの思い出』(1864)や『真珠の女』(1868-70)を描いた人。
あたりをくるくる歩くと・・・あれ・・・これって、スゴイ人のお墓だよ、って
Kamoさんが教えてくれた。
見える? 石にブルーの文字。 LALIQUE って。
右に、René Lalique ルネ・ラリックって彫ってある。
ルネ・ラリック(1860-1945)はガラス工芸家、デザイナー。
アール・ヌーボー、アール・デコの時代に活躍した人。 日本にも作品が多いはず。
ガラスの十字架がとっても素敵。 思わぬ出会いに感謝。
ちなみに、この隣の区画23番には、
フランスの画家 ドミニク・アングル(1780-1867)が眠ってる。(後で知った・・・。)
アングル、コロー、ラリックは、ご近所さん。
次に向かったのは・・・
・・・木々の茂みの間から見えた Sarah Bernhardt サラ・ベルナールが眠る場所。
彼女はフランスの舞台女優。
先のルネ・ラリックと交流があり、顧客でもあったそうな。
Kamo さん撮影
私がサラ・ベルナール(1844-1923)を知ったのは、ミュシャのポスター画で。
Alfons Mucha アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は、
オーストリア帝国のモラヴィア(現在のチェコ東部にあたる)生まれ。
アール・ヌヴォ―の頃のグラフィックデザイナー。
チェコに住んだ時に、ミュシャのミュージアムに行けなかったのは残念だけど、
プラハの聖ヴィート大聖堂のミュシャのステンドグラスは見られたので満足。
(記事はこちら「ステンドグラスから見えたもの」)
さて、次は・・・と、地図をチェックして、西へ向かう。 横移動。
時計を見ると、これ以上、坂道を上って奥に行く時間がない。
丸屋根を支える4つの柱を横に見て・・・
・・・あれも何だか気になるな、と寄り道。
その寄り道の途中で見かけたのは、花いっぱいの、
こちら、Allan Kardec アラン・カルデック(1804-1869)のお墓。
はて、どんな人かしら・・・と調べてみたら、フランスの哲学者。
親友のふたりの娘の霊媒能力によって得た言葉から哲学的なものを導き出した人のよう。
やっぱり、この世の中には、不思議な力が存在するのかも。
寄り道の本命(?)は、これ。 4羽のフクロウが留まってるお墓。
著名人のものではないけれど、こういうデザインもありなんだなぁ・・・って自由さを感じる。
しかも、かなり大きい。 写真は、身長155cmほどの私が見上げて撮ったもの・・・。
で、残り時間で行けそうな場所にあったのは、
Eugène Delacroix ウジェーヌ・ドラクロワ のお墓。
ドラクロワ(1798-1863)は、フランスのロマン主義の画家。
有名な絵は『民衆を導く自由の女神』(1830)かな。
昔、世界史の教科書で見た覚えがある。
ちょっと前に、英国のロックバンドColdplay コールドプレイ のCD
"Viva la Vida"(美しき生命)のジャケットでも有名になったあの絵。
お墓の前の通りには、ドラクロワの名前がついてる。
Avenue Eugène Delacroix と入った、番地を表す標識。
だんだん時間が押し迫って来た。
メトロまでの帰り道にあって、会いたい人のお墓は・・・とチェック。 あと1か所。
階段を下りて、坂道を下る。
やって来たのはこちら、淡いブルーの扉がついたお墓。
目の前に木がドンッ!と生えちゃってるけど・・・。
Georges Seurat ジョルジュ・スーラ(1859-1891)の眠る一族のお墓。
ジョルジュ・スーラは、点描画で有名なフランスの画家。
31歳で亡くなったとは。
スーラの絵に興味を持ったのは、クラッシック音楽のジャケットがきっけだったと思う。
子供の頃、お店で見かけたレコードに、岬の先端の絵が。
とってもキレイだったけど、誰の絵か分からなかった。
でも、音楽のタイトルに『海』ってあったから、ぴったりだな、って思った記憶が。
大人になっても絵だけがイメージに残ってる。 画家の名前は分かった。
さっき調べたら、そのレコードは、フランスの作曲家ドビュッシーの『海』かも。
スーラの絵は、『グランキャンのオック岬』。
墓地の西の角の出入り口のそば。 お墓と石塀の間にこんな小路が続く。
右の石塀の下は、車道。 かなりの段差。 墓地が斜面に広がってるのが分かる。
この角が、メトロの駅Père-Lachaise ペール・ラシェーズに一番近い。
石塀越しにのぞくとこんな風。 人がたくさん立っているのが、メトロの出入り口。
この墓地には、マリー・ローランサン、モディリアーニ、ピサロなどの画家、
ショパン、ビゼー、エディット・ピアフ、マリア・カラス、
ジルベール・ベコーなどの音楽関連の人々も眠っている。 その他にもたくさんの著名人も。
前記事のモンパルナス墓地へブランクーシに会いに行けたのは、
先にここ、ペール・ラシェーズ墓地に来てたから。
まだ先だけど、11月1日は諸聖人の日で祝日。
この日が、フランスのお墓参りの日らしい。
その時期は、この墓地にもさらに多くの人が訪れるのかも。
※ 多忙により遅くなりますが、のちほどゆっくりコメントへのお返事をさせていただきますね。
最近日本でも「お墓参りブーム」とか。
ここで「ウェブお墓参り」したようです~
それにしてもすごい面々ですね!
ラリックのお墓のガラスのプレート、綺麗ー
ファンなら欲しくなっちゃうほうな品ですねぇ。
by にこちゃん (2010-08-27 17:21)
フランスの有名人にみんな会えてしまう感じですね。
事前に勉強していかないとさっぱりなんでしょうねー。
お墓も皆個性的で楽しいです。
by luces (2010-08-27 17:43)
高野山の様なところでしょうか。紹介のある墓は画家や
作曲家など文化人がほとんどですが、そういう人の墓を選んで
歩かれたのでしょうね。
by aranjues (2010-08-27 22:43)
ラリックのお墓、いいですねえ。ガラス部分だけ盗まれたりしないのかしら。。ピサロが大好きなのですが、彼のお墓もこちらなのですね。
私の一番好きな画家、セガンティーニのお墓がスイスのエンガディン地方にあるのですが、去年彼の住んだ村と合わせてお参りしてきました。山に囲まれた凄く良い場所にあります。
「きっと故人も喜んでいるだろうな」という場所にあるお墓は、なんとなくいいですね。
by Bonheur (2010-08-27 23:38)
なんだか、前記事から引き続き出有名人のお墓づいてますね~(^^;。
ハマるととことん行っちゃうInatimyさんらしい(笑)。
ロマン派よりも新古典主義贔屓な僕は、ドラクロワに行ってアングルのお墓を訪ねないなんて!と思っちゃうけどさ(笑)。
でも、思いがけずサラ・ベルナールやラリックのお墓に僕も「ウェブお墓参り」出来たので嬉しかったです(^^。
そう云えば、何ヶ月か前になるけど、ピアニストの仲道郁代さんがショパンの足跡を辿ってフランスを旅するTV番組をBSのNHKで見たんだけど、ショパンのお墓へもお参りしてさ、まさに下から5番目の階段の写真と同じ様な雰囲気の場所だったなぁ。
by yk2 (2010-08-28 01:30)
ここにはあまり幽霊が出そうな雰囲気はないですね~。でも夜になるとまた違ってくるのかな?
by 母ちゃん (2010-08-28 07:38)
僕も有名人のお墓巡りをしますが、最近ブームみたいですが…。
ラリックのお墓は十字架がガラスなんですね。これはすごい!
ペール・ラシェーズ墓地はむかし行きましたが、じっくり訪れてみたいです。
ちなみに、ロッシーニは以前ペール・ラシェーズに眠っていましたが、
今はフィレンツェで眠っています。
ペール・ラシェーズには廟だけが残っているそうです。
by りんこう (2010-08-28 13:15)
真夏に墓地巡り・・・お昼間でよかったです(*^^*)
公園みたいですが、やっぱり夜は気味が悪いでしょうね。
お墓をお参りをしたら、美術館で絵を見るときに親近感が湧きそう。
ウィーンで墓地巡り中に迷ってしまい、日暮れが近づき泣きそうに
なったのを思い出しました^^;
by noie (2010-08-28 17:40)
バルザックの小説『ゴリオ爺さん』のラストシーン
パリという街で人間の弱さや
社会の残酷さに触れた若者が
ペールラシェーズの上からパリの街の灯りを見下ろして
「次は俺とお前の勝負だ」と気宇壮大な言葉を吐く……
というのを、20年前の私もやろうとしたのですが
夜の墓地、ムリ~(T_T)
という思い出があります(^^ゞ
by 雉虎堂 (2010-08-28 18:19)
昼間なので 何となく芸術品をみているような感じですが
あのドアから 仏様がぬーーっと 出て来そうで怖い。
映画のシーンのような・・・・
ちょっぴり涼しくなりました。
by ami (2010-08-28 19:26)
観光でパリに行っても、なかなかここまではいけないかなって思います。
紹介してくださって、ありがとう。
by pistacci (2010-08-28 21:00)
さすがパリ!
有名人がたくさんね。
外人墓地とか青山墓地とか、近くを通ることがあるけれど、なんとなく早足で通りすぎちゃう。
以前上野の寛永寺から子規庵へ向かおうと近道のつもりで通った谷中墓地の中で迷ったときにドキドキしたことを思い出しました。
友達にその話をしたら「おばあちゃんのお墓があるから、次に行く時はお参りしといてね(笑)」と言われちゃった。
ムリ~・・・
by てんとうむし (2010-08-28 22:40)
ペール・ラシェーズはゆっくり時間をかけて見て回りました。
有名人のお墓がたくさんありますものね。
普通の人のお墓も素敵なものがたくさんあって一つ一つ見て回ってたらかなり時間がかかりました。
夕暮れになったけど人がたくさんいたのでそんなに怖くはなかったです。
全然人がいなかったらやっぱり怖くなっちゃうのかな~
by miffy (2010-08-30 16:34)
それぞれのお墓の形のデザインが個性的ですね。
特にラリックの作品をはめ込んだ十字架に、神々しさを感じました。
時代が新しいから、モダンな感じがしますね。
いいおうちの出身のドラクロワは、重々しいお墓。
典型的中産階級といわれているスーラ家だって、かなり立派なお墓。
どれもはっきりした写真でお墓のようすがよくわかりました。
yk2さんが書いてらっしゃる「ショパンのお墓」は、たしかここ。
私は、好きなアーティストのお墓参り旅をなさる「りんこうさん」の記事で写真を見ました。
by TaekoLovesParis (2010-08-31 08:03)
ヨーロッパのお墓は緑もたくさんあってデザインも素敵で、全然怖さを感じないのが不思議です^^
著名な方々がここで眠っている、と思うとなんとなく親近感が沸いてくるような・・・♪以前、ウィーンで音楽家たちのお墓めぐりをしたときも、そんな感覚でした。
ところが、東京の青山墓地で有名人のお墓を探して散策したときは、やっぱりちょっと怖かったな。(そこに忠犬ハチ公のお墓もあるんですよ~。)
by MOCOMOCO (2010-08-31 11:17)
なるほど、ここがペール・ラシェーズ墓地ですか〜。夏の暑い日差しと、静かな雰囲気が写真から伝わってきます。お墓だからやっぱり見ていると神妙な気持ちになっちゃうんですが、いろんなジャンル、いろんな時代の有名人が一緒に並んでいたり、標識があったりして楽しいですね。お目当ての人を訪ねてお参りに来る人がたくさんいるんでしょうね。
by tanpopo (2010-08-31 23:40)
ラリックのお墓がやっぱり美しいですね。
昼間だから、公園のようで素敵…と思うのかもしれないけれど。
私だったら、ショパンのお墓参りをしたいかも。
お墓参りの魅力は、名前しか知らない歴史上の人物に直に会えるような気がするからじゃないでしょうかね。
今ふと、そう思いました。
by Roseblanche (2010-09-01 16:17)
→皆さま
たくさんのnice! & コメントありがとうございます。
長い間コメントへのお返事が滞っていてゴメンなさい。 もう忘れ去られてしまって、お返事読みに戻ってきてくださるかどうか心配だけれど、どうかお許しを。
→にこちゃんさま
日本って何でもブームになっちゃうんですねぇ・・・「お墓参り」までとは・・・。 言葉の分からぬ異国の地で、すっかりブームから取り残されてると思っていたけど、これは、たまたま波に乗れたかな♪ ラリックのガラスプレート、私もこんなのほしいなぁ・・・。
→luces さま
事前に調べてても、なかなか見つけられなかったり、あらら、と意外な出会いがあったり。 他に来ていらっしゃる方々の動きを見て、あ、あそこ、もしかして有名な人なのかしら・・・とチェックしたりして。 お墓の形も国によって、人によって、さまざまですね~。
→aranjues さま
一般の人々、有名な人々、いろんな人がこの墓地に眠ってらっしゃるようです。 とっても忙しい時期に時間を何とか作り、1時間ほどで慌ただしく回ったので・・・。 ゆっくり地図と照らし合わせれば、かなり多くの文化人に出会えることでしょうね~。
→Bonheur さま
ラリックのお墓、他の方々が写真を撮っていらっしゃったので気づけた、って感じです。 ガラス部分は、ほんとうに美しかったです。 さすがですね。 お墓の在り方、考えますよね・・・。 フランスのお墓の敷地の契約っていうのも、賃貸住宅っぽくって、妙な感じですよね。
→yk2 さま
ふふ、アングル、いつか、yk2さんが探し出して紹介してくださいね。 ショパンのお墓は、紹介したChapelle の南側のほうにあるみたいですよ。 地図で見ると、ショパンのすぐ近くには、ジャズ・ピアニストのミシェル・ペトルチアーニというかたが眠ってるそうな。 疎い私はさっき、動画で聴いたばかり(笑)。
→母ちゃんさま
夜はどうなんでしょうねぇ・・・怖いかな。 早く日が暮れる冬場は、絶対に行けないかも、私。
→りんこうさま
ブームなんですね、お墓参りって・・・すっかり世間の流行りから取り残されてる私も少しは波に乗れたかな。 ラリックのお墓の十字架は見事なガラスでした。 美しい~。ロッシーニは今フィレンツェですか。 今でもペール・ラシェーズ墓地のその場所は、花がいっぱいありました♪ 皆から慕われてるんですね~。
→noie さま
きっと真冬なら昼でも行けなかったかも・・・。 美術館の絵に筆の跡を見つけても、それだけで、あぁ、この画家さんは本当に生きていたんだ、って描いてた様子が伝わってくるので、お墓も見られてよかったかな。 noieさんの、お墓もウィーンの墓地で迷われたのを想像しただけで、目に涙です・・・。
→雉虎堂さま
夜のお墓は、絶対無理。 冬の昼間でも無理かも・・・。 夏だから来られた、たまたま偶然の機会でしたねぇ。 バルザックの「ゴリオ爺さん」って、恥ずかしながら、試験のための作者と作品関係でしか知らなかったんですよねぇ、私。 昔はいろいろ文学作品を読もうとしたのだけれど、最初にトライした「嵐が丘」の登場人物の多さで挫折。 自分には、向いてないのかも・・・とすぐ断念・・・へへ。
→ami さま
私も明るい夏の昼間だから来られましたが、夜はもちろん、夕暮れ時も絶対来られそうにありません・・・。 冬もだめかも。 たくさん他の人がいらっしゃるなら、まだ大丈夫かな。
→pistacci さま
観光でなら、私も絶対に優先順位のあとのほうになっちゃう場所です・・・。 よほどのきっかけがないと絶対に来られないですよねぇ・・・。 もし友達が遊びに来てここを案内してと頼まれても、真夏の快晴の昼間じゃないと、勇気ないかも。
→てんとうむしさま
夏の青い空の下、昼間だから、来られたかな・・・。 だって、お掃除しなきゃと思っても、お仏壇の奥にも手を入れるのが怖いんだもの・・・。 ビクビク。 でも、あとで聞いたら、私の父も同じだった。 もしかしたら、かなりホコリ積ってるかも(笑)。
→miffy さま
すっごい、駆け足の我が家とは大違いですね~。 高い崖もお墓も平気なmiffy さんは、なんでも見られてたっぷり吸収で、いいなぁ。 私には絶対無理・・・夕暮れだったら、足早に回りも見ずにメトロの駅に直行だったかも。
→TaekoLovesParis さま
その日、帰り道歩きながら、ドラクロワのお墓って、ウジェーヌ・ドラクロワでひとつのお墓だけれど、スーラは一族であのお墓か・・・なんて考えてたのでした。 いつの時代もお墓はお金がかかるんですねぇ。 ラリックのガラスの十字架も、石に合わせるという発想が素敵ですねぇ。 死後も快適な場所になるようなお墓がいいなぁ・・・なんて思っちゃいますね。 ショパンのお墓、きっと、いつも花いっぱいだろうなぁ・・・。
→MOCOMOCO さま
緑の多い墓地で、地植えの薔薇に囲まれたお墓なら、もっといいかも♪ なんて思ってみたり。(あ、でも虫が怖い・・・。) そういえば、ザルツブルクでモーツアルトの生家には行ったことがあったなぁ。 ウィーンはまだ行ったことがない都市なので、行ってみたいけれど、お墓はもう無理かも(笑)。
→tanpopo さま
そうなんです、ここがペール・ラシェーズ墓地です~。 あの絵本の雰囲気と同じかしら。 今までの時代に大きな影響を与えた人たちが目の前に眠っているんだと思うと、なんだか畏れ多い感じがしますね。 不思議でもあるし。 でも、会えてよかったなぁ、なんてね。
→Roseblanche さま
誰かがいつも会いに来てくれるお墓っていいですよね~と思いつつも、お墓という言葉から得るイメージで足が遠のいちゃうのも不思議・・・。 目の前のこの地面の下に本当に眠ってるのかと思うと妙な感じですね。 まさか、日本から会いに来ることができるなんて思っても見なかった人たちばかりですもの(笑)。 ホント、遠くまで来ちゃったんだ・・・私。
by Inatimy (2010-09-07 23:30)