花の下から見える空 [花・植物]
小さいから、背伸びしないと見えないこともある。
でも、背が低いからこそ、下の方はよく見える。
うつむき加減に咲いた薔薇の花だって、見上げると、その背景には青い空。
ローズ・セレスト・・・天空のバラ。 その名前にピッタリ。
Remontant 四季咲き
Groupe des Hybrides de Thé Grimpants つる性ハイブリッド・ティーローズのグループ
Rose Rose Céleste ★ 'Delroceles' ローズ・セレスト
Delbard, 1979 France デルバール フランス
5月は、何度も植物園に通った。
咲いたかな、見頃かな、と、そわそわ。
5月の中旬にさしかかった頃に行った日。 3回目だったかな。
Remontant 四季咲き
Groupe des Grimpants à Grandes Fleurs クライミングローズ(つる性のバラ)大輪咲きのグループ
Rose Fandango ★ 'Meijade' ※ ★はレジスターマーク
Meilland, 1989 France メイアン フランス
ファンダンゴはダンスや音楽の一種のよう。
スペインのフラメンコのダンスや、クラッシック音楽のもの、と、さまざま。
アーチに這わせた赤い薔薇も数多く咲いていた。 品種チェックするの忘れたけど・・・。
左 : Remontant 四季咲き
Groupe des Rosiers Arbustes 低木のバラの木のグループ
Rose Gertrude Jekyll ★ 'Ausbord' ※ ★はレジスターマーク
Austin, 1986 Angleterre デヴィッド・オースティン 英国
ガートルード・ジーキルは、以前も登場したっけ。 園芸家・作庭家の名から。
右 : Remontant 四季咲き
Groupe des Rosiers Arbustes 低木のバラの木のグループ
Rose The Alnwick Rose ★ 'Ausgrab' ※ ★はレジスターマーク
Austin, 2001 Angleterre デヴィッド・オースティン 英国
ジ・アニック・ローズ・・・
アニックは、英国イングランド北東部ノーサンバーランド州にあるの街の名前。
Alnwick で アニックと発音するのも驚き。
左 : Remontant 四季咲き
Groupe des Rosiers Floribunda フロリバンダ・ローズのグループ(房咲き)
Rose Château de Filain 'Saubima'
Sauvageot, 1994 France ソヴァジョ フランス
シャトー・ド・フィランというお城は、
フランス東部のフランシュ=コンテ地域圏にあるそう。
右 : Remontant 四季咲き
Groupe des Grimpants à Grandes Fleurs クライミングローズ(つる性のバラ)大輪咲きのグループ
Rose Cookies ★ 'MeiKousie' ※ ★はレジスターマーク
Meilland, 2001 France メイアン フランス
クッキー・・・って、あの食べるクッキー? それともIT用語?
これは、私が子供の頃からイメージしてる薔薇に近いかも。 ← デパートの包装紙のバラ・・・。
遠いところに咲いていたから近寄れなかったので、
名前がチェックできなかったけど。
・・・って、なぜかバラのネームプレートまでチェックするようになってしまってる・・・。
さらにその1週間後、4度目に行った時は、少々曇り空。
前日歩きすぎてクタクタに疲れてるところを、Kamoさんに連れだされた・・・。
でも、植物園に来てしまえば、やっぱり撮ってしまうわけで、
大きく開いた花びらに近づいては、香りまでも楽しんでしまう。
この花びらのぎっしり感が好き。
ツボミの頃は、コロコロとまんまるで、外側が淡いグリーンがかった白っていうのもいいな。
なんだか美味しそうだ。
八重咲きチューリップの品種のIce Cream アイス・クリームに通じるものがあるな。
Remontant 四季咲き
Groupe des Grimpants à Grandes Fleurs クライミングローズ(つる性のバラ)大輪咲きのグループ
Rose Pierre de Ronsard ★ 'Meiviolin' ※ ★はレジスターマーク
Meilland, 1985 France メイアン フランス
ピエール・ド・ロンサールは、薔薇に疎い私でも耳にしたことがある気がする。
フランスの詩人の名前から名付けたよう。
Remontant 四季咲き
Groupe des Rosiers Arbustes 低木のバラの木のグループ
Rose Paul Bocuse 'Maspaujeu'
Guillot-Massad, 1997 France ギョ=マサッド? フランス
ポール・ボキューズ・・・フランス人シェフの名前。 なんだかスゴイ人みたい。
どんなお料理を作るのか、食べてみたいなぁ・・・。
Remontant 四季咲き
Groupe des Rosiers Bourbon ブルボン・ローズのグループ
Rose 'Madame Isaac Pereire'
Garçon, 1881 France ギャルソン フランス
マダム・イザーク・プレール ・・・人の名前だろうけど、はて・・・詳細が分からなかった。
そうそう、我が家のミニバラ、1つ目の花が5月30日に咲いた。
2つ目のツボミは、少々虫に食べられてるかも・・・。
どうも横に置いてあるKamoさんの木苺についてた小さな毛虫みたい。
忙しいから、とKamoさん、ボサボサに生えた新芽や葉っぱを放置してたので、
虫退治のついでにバッサ、バッサと刈ってあげた。 サッパリ~。
さて、バラ園を抜けた後は、相変わらず、アイリス狙い。
5月中旬にさしかかった頃の3回目に行った晴れの日は、花の数も増え、
そして、見に来る人の数もかなり増えていた・・・。
上へ、上へと伸びるツボミが、とてもうらやましくて。
だって、我が家のアイリスは、今も相変わらず葉っぱばかり。
それも1m はありそうなのに・・・。
と、アイリス激写。
あっ・・と見てたら、するする~とハチが花の中へ。 ちろふさに沿って進んで行った。
もう二度と出て来られやしないんじゃないかしら、と心配したけれど、
ハチは、あっさりまた姿を現し、自由気ままに飛び回る。
中からは、どんなふうに見えるんだろうな。
アイリスと青い空。
花のそばで、しゃがんで撮っていた時、ふと感じた人の気配。
大きなレンズの一眼レフを構えたおじさんが、
私の頭のすぐ真上でパシャパシャ音を立てて写真を撮っていた。
接近し過ぎ。 いくら私が小さいからといっても、それはない。 失礼だな。
すぐに退くから、少し待っててくれればいいのに。
しかも、この後も何度か。 撮ろうとしたらおじさんの影で暗くなったり・・・。
おじさんより、キレイに撮ってやる・・・と、おじさんにはできないアングルで。
思いっきり下から見上げるようにね。
巨大アイリス。 虫の気分。
あ・・・チューリップの時も、こうして撮ってたっけな。
コンデジの良さは、手のひらにおさまるコンパクトさ。 そして軽さ。
密集したアイリスの茎の隙間に片手を差し入れて、花びらにピントが合うように半押し。
そしてシャッターを押す。
もちろん、液晶モニターは見えないので感覚で。 適当な角度を考えながらね。
アイリスのキレイな花びら。
フィルムカメラの時は、もったいなくってできなかったこと(笑)。
アイリス以外にも、そそられる花がいろいろ。
同じ庭には、多年草の植物が生えている。
この写真の植物のものだと思ってチェックしたネームプレートは、別の植物ものだった・・・。
いろんなのが密生してるからね。
そのプレートの植物も、きっとまだ葉っぱだけの目立たない存在。
でも、やがて花が咲いて、そのプレートと一致するんだろうな。
で、あれこれ検索。 たぶん、Aquilegia vulgaris セイヨウオダマキの一種。
'Nora Barlow' ノラ・バーロウ という品種が近いかも。
これも名前が不明だった・・・。
アガパンサス属やペラルゴニウム(テンジクアオイ)属あたりかな、
はたまたツルバキアあたりか・・・と思ったけど、花の形が違う気がするし・・・。
で、しつこくユリ科やネギ科あたりを検索かけてたら、あら・・・もしかすると、
Allium siculum アリウム・シクラムかもしれない。
Nectaroscordum siculum ネクタロスコルドゥム・シクラムとも言うみたい。
あぁ、スッキリした。
植物園に行くたびに、たくさんの種類のアイリスを撮ったけれど、
たびたびブログに登場すると、いくらなんでも飽きるよね・・・。
ということで、現在、まとめて、アイリス花図鑑作成中。
面倒臭がり屋なのに、妙な所に凝り性なんだな・・・。
お空が青くって気持ちよさそうな天気ですね~。
その中でバラ観賞っていいなぁ~。
by ぴーすけ君 (2012-06-01 20:15)
5月の空にバラが良く似合います。
ハチも忙しそうですね。
by luces (2012-06-01 22:54)
げげげ、なんておじさんかしら!
影になるんですけど、と文句言ってしまいそう。
by めぎ (2012-06-02 04:29)
すてきな植物園~♡ 通いつめてしまいそう~
by バニラ (2012-06-02 08:46)
くれぐれも知らないヘンなおぢさんに連れて行かれませんよーに。
「坂角のえびせん買ってあげるから」な~んて云われちゃったらあぶなさそうだもの(笑)。
いつ「咲きました!」って云ってくるか楽しみに待ってたんだけど、いなちゃんちのジャーマン・アイリスは今年は咲かないのかねぇ~。どうしてなんだろう???。ウチのなんてほとんど放置で咲いたのに。でも、その代わりに、こんなにたくさん色々なアイリスを間近で見られて羨ましいなぁ。
by yk2 (2012-06-02 08:54)
楽しい写真
ありがとう。
by 匁 (2012-06-02 09:09)
素敵な花がもりだくさんですね。
わたしもバラの花のみっしりした感じが好きです。
by のん (2012-06-02 12:43)
アイリスもこんな風に空を見てるんですね~♪
by 母ちゃん (2012-06-02 15:53)
八重咲きチューリップの品種のIce Cream がとっても気に入りました。
わたしの好みの色と形です。たしかに食べたくなります。
by HIROMI (2012-06-02 21:37)
1枚目の下から覗き込んだ写真、素敵~^^
たくさんのバラにぽーっと見とれちゃいますねえ♪
ピエール・ド・ロンサール、うちにもあるんだけど、こんな風にコロコロに咲いてくれないんですよね~。この咲き方してくれるのを何年も待ってるのに。
アイリス図鑑、楽しみにしてますね!
私も今週バラ園を2つはしごしたんだけど、アイリスはもう時期が過ぎちゃってて終わっていました^^;
by MOCOMOCO (2012-06-02 22:10)
ピエール・ド・ロンサール(かな?)、気になります。こんなに花びらがぎっしりで、受粉する時に困らないのかな…とか。薄い紙か布をくしゅくしゅっと折り畳んで丸めたような見た目が面白くて、一枚一枚花びらをむいてみたくなります。
by stellaria (2012-06-02 23:13)
ロンサールは人気ありますよね。
柔らかくて透けそうに薄い生地が重なったドレスのような・・・。
巨大アイリスの写真、面白いです。
こうしてみるとただ美しいのではなくて、生命感を強く感じます☆
by ネム (2012-06-03 22:21)
花からの目線で見た青空は、こんな感じなんですね~。
ポール・ボキューズはケーキの上に飾られてる薔薇みたいで
美味しそうです♪
by pica (2012-06-04 00:19)
フランスのお空は、やわらかいですねー^^
アイリスさん、
Inatimyさんに撮ってもらうのを、待っていたんでしょうねー♪
by hatsu (2012-06-04 05:38)
バラの季節だねぇ♡
花はいくら見ても見飽きない!!
オダマキも大好きな花。
下から2番目の釣鐘型の花、素敵。
たくさんたくさん写真撮っちゃう気持ち、よくわかります^^
by noriko (2012-06-04 21:03)
→皆さま
『花の下から見える空』のお話に、たくさんのnice! & コメントありがとうございます。
1年草はいつも種から育ててるけれど、花を咲かせるまでが長い。 お花いっぱいの近所のベランダを見て、あ、そうか、咲いてる苗を買ってくればいいんだ~♪と最近ようやく気付いた・・・遅過ぎ。 今年はなかなか朝顔が育たないなぁ。
→ぴーすけ君さま
ふふ、曇ったり雨の日にはミュージアムで過ごして、晴れた日はお花見♪ バラも今月いっぱい楽しめるかな~。
→lucesさま
これから夏のお花もどんどん咲いて行くかな。 睡蓮もチェックしなきゃ。
→めぎさま
ほんと、なんておじさんだったんだろう。 文句を言うのにもフランス語文章を考えないといけないのがツライところ・・・。 とっさに頭に浮かぶ単語の候補がオランダ語というのが悲しい(笑)。
→バニラさま
入園無料なところも嬉しいところ。 なんどもなんども、ついついふらり♪
→yk2さま
坂角のえびせん、目の前まで持ってきてくれるまで、付いていかないように気をつけます(笑)。 我が家のアイリス、いっこうに咲く気配なし。 もしかして鉢のサイズが小さかった? でも子株ができたので、株分けして鉢数増やして、来年の春に期待しようかな~。 今年はあっちこっちでアイリスの花を楽しめたし♪ そりゃもう恐ろしいほどの写真の枚数で(笑)。
→匁さま
楽しい写真って言ってもらえて嬉しいです♪ 飽きられちゃったかな、と心配だったので。
→のんさま
花びらの重なりや、花びらの形、さまざまなパターンがあってそれぞれの美しさがありますよね。 ぎゅうぎゅうつまった感じが好きです♪
→母ちゃんさま
アイリスの庭も、青い空が広がってました♪ 乾いた土が好きだから、こんな青空だと嬉しそうです。
→HIROMIさま
あ・・・今回はチューリップの写真はありません・・・過去記事に八重咲きチューリップの品種のIce Cream、ありますよ~。 ほんとうに似てます。
→MOCOMOCOさま
ころころむちむちのこのピエール・ド・ロンサールの姿、キレイですよね~。 この春は、白に淡い色のものにも魅かれてます。 もうアイリスは満足したから撮らないぞ~と思ってたのに、先日行ったバラ園の隣にアイリスの庭があって、ついつい(笑)。 チューリップの時でも大変だったのに、またアイリスやバラにも片足突っ込んじゃいました。
→stellariaさま
ピエール・ド・ロンサール、このころころした花が、だんだんと開いて、写真の姿よりさらに開いて大きな大きな花になるんですよ♪ その過程も楽しめます♪
> 一枚一枚花びらをむいてみたくなります。
分かります、その気持ち~。 らっきょみたいにね。
→ネムさま
虫が怖いし、バラは育てるのが大変そうだから、我が家にあるのはミニバラ1鉢だけ(笑)。 こんなにも生命感を感じるアイリスなのに、我が家のアイリスは葉っぱばかりが勢いよくってねぇ・・・。 きっと咲いたら大輪だろうな、って感じの葉っぱの背丈です♪ 来春に期待♪
→picaさま
そうそう、美味しそう♪ バラの花を見てもそう思いますよね~。 今頃もっと咲いてるかな。 晴れた日に青い空の下でチェックしなきゃね~。
→hatsuさま
今日のパリの空はあいにくの曇り空だけど・・・雲の上には青い空♪ 今、隙間から見えました。 この春、たくさんのアイリスに会えて激写。 名前は違うのに似てるのが山ほどあった・・・。 どう違うんだろう、不思議~。
→norikoさま
セイヨウオダマキ、この春ようやく存在を知った私の注目植物♪ いろんな種類があるんだね。 花の名前の検索も大変だけれど、判明した時のすがすがしさは格別♪
by Inatimy (2012-06-06 18:37)
青空とピンクの薔薇ステキですね~
ピンクに外側がグリーンかかった白の薔薇が好きです。
なんとなく美味しそうな気が(笑)
虫さんの目線で見たアイリスの花ぴら面白いですね~
フワフワ浮かんだ羽みたいに見えます。
by miffy (2012-06-06 21:46)
花びらのぎっしり感私もすごく空き。
ぎゅーっと幾重にも重なっていて、それが開き出すんだものね。
かわいい。
蜂もお仕事一生懸命だね!
by カエル (2012-06-09 09:21)
→miffy さま
ピンクに外側がグリーンかかった白の薔薇・・・今年の私のお気に入りのパターンです♪ 6月に入ったけれど、あまり気温が上がってないから、薔薇の花もちがいいかも。 アイリス・・・花図鑑仕上げなきゃ・・・。
→カエルさま
むちむちコロコロの薔薇のぎっしり詰まった感じ、いいよね~。 お得感があるし。 シンプルな一重もキレイなんだけど(笑)。 アイリスのハチミツとかとれるのかな・・・あったらチャレンジしたいわぁ。
by Inatimy (2012-06-12 19:11)