花図鑑 ～トライアンフ系 １～ [花図鑑]
またもや、チューリップ。 花図鑑の続き。 どうか、こりずにお付き合いを・・・。
今回は、トライアンフ系。 これに含まれる品種は、かなり多いです。 なので、１と２に分けました。
これは、Dynasty（ダイナスティー）。 手持の辞書によると、意味は、「王朝、王家； （ある分野の）支配者群」。 花びらの外側から内側に進むにつれ、薄っすらピンク。 しっかりと丈夫な茎。
トライアンフ系は、一重早咲き系と一重遅咲き系の交配で生まれた品種だそうで、咲く時期は、早くもなく遅くもない中間くらい。
こちらは、Sweet Corres（スウィート・コレス？）。 corrs なら、コアーズになるはずですが・・・。 プレートには、ちゃんと"Sweet Corres" とありました。 何でしょうね。 花は、白とピンクの入り混じった色で、ぽっちゃりした雰囲気の形です。 苺ミルクの飴玉みたい。
Moulin Rouge（ムーラン・ルージュ）。 意味は、フランス語で「赤い風車」だそうです。 ムーラン・ルージュというと、パリのモンマルトルにあるキャバレー。 ニコール・キッドマンが主演した同名の映画もありますね。
でも、このチューリップは、赤というより、マゼンタっぽいかな。
なんとなくよく似た色ですが、ピンクバイオレットのこちらは、The Mounties(ザ・マウンティーズ）。 Mountie で、「王室カナダ騎馬警察隊員」という意味が見つかったものの、それと関連があるのか、不明・・・。 彼らが赤い制服だから？
この艶やかな花びらをもつチューリップは、National Velvet(ナショナル・ベルベット）。 葡萄色（えびいろ）に近いみたい。
紫色の花、Ronaldo(ロナルド）。 上からのぞくと、こんなふう。 底は少し青が強い感じ。 白いめしべが、くっきり浮かびます。
濃い紫色です。 隣に黄色系のチューリップを植えてるところが、オランダ的。 オランダでは、服でも、こんな補色の色使いが多いです。 特に、春のイースターの頃、ショーウィンドーのディスプレイには、ヒヨコの黄色と合わせて、紫。
それも、こんな配色のチューリップがあるからかしら・・・。
これは、Purple Lady(パープル・レディー）。 底の色は、黄色。
外から見ると、中の黄色は、分かりませんね。 人も、チューリップも、見かけによらぬもの・・・。
こちらは、薄紫のBlue Ribbon(ブルー・リボン）。 ほんのり青みがかった紫。
見頃かな。 花に近い茎部分も、紫入ってますね。
さらに、色が薄くなって・・・
Alibi（アリバイ）。 オランダ語読みだと、アリビ。 意味は、そのまま、「アリバイ、現場不在証明」。 どうして、こんな名前がついてるのでしょうね。
何やら秘密のありそうな男が、アリバイ工作をして、何事もなかったかのように、妻のもとへ、このチューリップの花束を抱え、帰宅。 玄関先まで迎えに出た妻は、その花束に大喜び。 楽しげな食卓を囲むその一方で、巻き起こる事件のにおい・・・・・・サスペンス劇場みたい。
ちなみに、オランダには、Ali B（アーリ・ベー）というモロッコ系オランダ人のラッパーがいます。 いとこであるモロッコ・エジプト系オランダ人ラッパーのYes-R と、よく一緒に組んでますが、彼らがセネガル出身のアメリカ人アーティストのAkon（エーコン）と歌った「Ghetto Remix」や、オランダのDJグループのThe Partysquad と組んで歌った「Rampeneren」という曲が、結構好きで、よく聴いてました。
オランダの音楽、結構いいものいっぱいです。
Shiun(シウン）。 これって、もしかして、日本のチューリップの「紫雲」？ 同じものなのかしら・・・。
低い位置に控えめに咲く花。 他のものより、紫も薄い色。 ちょっと他と違う、こんな花が好き。
クリームっぽい白のDana Winner(ダナ・ウィナー）。 同名のベルギーの歌手がいるそうです。 1965年生まれ。 金髪のきれいなお姉さん、という感じです。
Silver Elite(シルバー・エリート）。 なんだか、マイレージを貯めて、いただけるステイタスみたいな名前・・・。 真っ白ですね。
こちらの Francoise ってあったのは、Françoise（フランソワーズ）なのかしら・・・。 花の底が黄色。 ※ julliez さま、ありがとうございます♪ お尻の-e を見逃してフランソワだと思ってました ・・・。
男性名だと、フランス語では、フランソワだけれど、言語によって、呼び方が変わりますよね。 フランシス（英語）、フランツ（ドイツ語）、フランシスコ（スペイン語）、フランチェスコ（イタリア語）。
スペインにいた時、さっぱり誰のことだか分からないことが多々ありました。 ミケランジェロは、ミゲル・アンヘル。 ジャンヌダルクは、フアナ・デ・アルコ。 英国のチャールズ皇太子は、カルロスと呼ばれてました・・・。
白い花。 Angels Dream（エンジェルズ・ドリーム）。 底部分には、同じく、黄色が入ってますが、こちらは、すこし少なめ。 花の大きさ、形も微妙に違います。
室内展示の場所には、オランダの切妻屋根の建物を模った赤い板状のデコレーションがあり、この写真は、その窓部分から撮ったもの。 絵画風に。
エンジェルズ・ドリームの向こう側には、オレンジとピンクの混ざったチューリップ（先ほどは右側に少し写っていたもの。） その向こうには、白い水仙。
角度が変わると、光の加減も変わって、また違った面を見せてくれますね。 日常生活でも、視線を変えて見てみると、今まで見えなかったものが見えてくるかも・・・と、何かと、あれこれお試しの日々・・・。
猫の目の高さで見てみたら・・・・・・あ、ソファーの下に、トラチのおもちゃのボールが・・・。
朝から、ニッコリしちゃいました(*＞ｖ＜*)
かわいい～表情のチューリップだわ♪
by ぴーすけ君 (2008-06-18 08:33)
ロナルドとパープル・レディーの色が好き！
下から2枚目の赤い枠の中にチューリップが
写ってる写真がステキです～～♪
by blume (2008-06-18 13:28)
今回はパープル･レディーとフランソワが好きかな～
絵画風の写真もいつもの下からの目線の写真も素敵です＾＾
by miffy (2008-06-18 18:09)
チューリップも人工交配が多いんですか ??
種類が沢山ありますね
by toraneko-tora (2008-06-18 20:07)
＞人も、チューリップも、見かけによらぬもの・・・。
純白のSilver Eliteの中身を覗いたら、実は真っ黒だった・・・なんてのはイヤですねぇ・・・（苦笑）。
by yk2 (2008-06-18 21:09)
葡萄の色と書いて「えびいろ」と読むのですね!!
初めて知りました!!!
きっと海の化石がたくさん出る土壌でできた葡萄の色に違いない。。。。
下のふたつ、額に切り取られた写真と白いチューリップのむこうにオレンジ色、そのむこうに水仙♪の写真がお気に入りです♡
by てんとうむし (2008-06-18 22:14)
トライアンフ系、これこそが、私には見慣れたチューリップです。
by TaekoLovesParis (2008-06-18 23:58)
濃い紫、素敵ですねえ。葡萄色もいいなあ。
今日はちょっと暖かくなりましたね。
by めぎ (2008-06-19 00:10)
今回は可愛らしい乙女チックなチューリップが多いですね。
by luces (2008-06-19 00:43)
Françoiseは女性だからフランソワーズですかね。
確かに名前は発音の変化が地方で変わるから面白いですね。
葡萄色の由来は山葡萄のエビカズラから来ていましたっけ
海老は音が同じだったからあとで混同されたって言われてほっとした覚えがあります(ノω=;)。。。
確かに山葡萄の葡萄色は鮮やかな赤味がかった紫ですものね。
意外に葡萄色って表現はフランスには無いなぁ。
ルビーとかガーネットとか宝石の色に例えられます。
by julliez (2008-06-19 02:37)
美しい色の花を見ていたら 真っ白な 物が
新鮮に映りました。
by ami (2008-06-19 08:02)
ここまでまとめてみると，なかなかすごいですね。
by mustitem (2008-06-19 10:18)
こんにちは。
一面のチューリップ、素敵ですね。私も大好きな花のひとつです。
マゼンダカラーのチューリップ、珍しいですよね。きれいだなぁ。
by echo (2008-06-19 15:07)
白のチューリップって綺麗でちょっと意外性を感じました。
色をまとったチューリップが一般的なイメージだったから。
紫の花も好きです。
いろいろな角度や花をとりまぜたお写真、とても絵になりますね！
by rino (2008-06-19 15:40)
トライアンフ系は種類が多そうですね～。形としては一番スタンダードなチューリップという感じですが、色の種類が豊富！
そしていつも思いますが、名前の付け方が面白いですね。
誰がどんなイメージで名前をつけたのか、解説が欲しいですね＾＾
by MOCOMOCO (2008-06-19 20:59)
どれも可愛いけど、トップのがやはり一番好きかな。。。
by ミカチ (2008-06-23 13:03)
→皆さま
返事が大変遅くなり、すみません。
→xml_xsl さま、satoe さま、takemovies さま、Krause さま、
kojirou さま、猫屋福助(株)さま、plot さま、いささま、
nyan さま、michael さま
nice! ありがとうございます。
→ぴーすけ君さま
花のある生活は、いいですよね。 私は、最近、もっぱらご近所さんのお庭を楽しませていただいているだけですが♪
→blume さま
濃い紫は、渋いですよね。 オトナ色。
写真、気に入っていただけて、うれしいです。 私もお気に入りなんですよ、この枠付♪
→miffy さま
怪しい姿覚悟で、低い位置から撮った甲斐がありました♪
→toraneko-tora さま
毎年、新種が出てくるので、球根産業も大変ですね。 日本にも、たくさん、届いてるといいなぁ。
→yk2 さま
中が真っ黒・・・お～怖っ。 ダイナスティーもかわいいピンクの外側で、中が、真っ黒だったら、嫌ですね。
ふふ、ちなみに、今、飲んでるお気に入りのティーが「甘い悪魔」。 木苺の香りなんですが、赤唐辛子で少しピリ辛です♪ 見た目に寄らず、意外と美味しかった一品。
→てんとうむしさま
私も今回、色を調べていて、思わず知った色の名です♪ 海老と葡萄は、つながっていた♪ ますます、この色、好きになりました。
私も、最後の2枚は、お気に入りの写真♪
→TaekoLovesParis さま
見慣れたチューリップでも、かなり種類が多いですよね。
まだ、とっておきのチューリップ写真があるので、お楽しみに♪
→めぎさま
天気の移り変わりが激しいですね。
めぎさんちは、テーブルにいつもお花がマメに飾られていて、本当に素敵ですよね♪
→luces さま
手元にある乙女チックなものは、数少なかったりして・・・。 ついつい、珍しい形に目が行ってしまうので。 衝撃のチューリップ写真もありますよ♪
→julliez さま
名前の件、ありがとうございます♪ いつも助かります♪ 語学はどれも発音苦手で。
葡萄の色は宝石色ですか・・・なんてロマンチックな♪
葡萄の木の下に、海老の殻、埋めちゃダメ？
→ami さま
白のチューリップも、魅力的ですね。 白さ具合も様々で♪
意外にも、底に黄色も入ってて。
→mustitem さま
9時間あまり、キューケンホフにいたのですが、全部は撮りきれませんね。 550枚ほど撮りましたが、その夜、目をつぶればチューリップが浮かぶほどでした・・・。
→echo さま
こんにちは。 来て下さってありがとうございます。 せっかくオランダにいるので、と、チューリップ撮りまくりです。 過去記事に、畑のチューリップもありますので、お楽しみくださいね。
→rinoさま
白いチューリップは、あなた色に染まります、って感じですが、中には、底に黄色い色があったりして、しっかり自分を持ってるなぁ・・・と思ったり。 考えさせられますね。
→MOCOMOCOさま
そうそう、名前が、いつも気になります。 ネームプレートには、系列と花の名前と、生産者くらいしかないので、名前の由来もほしいですよね♪
→ミカチさま
迷いますよね、どれにしようか、と。 ミカチさんが描いたチューリップも、素敵でしょうね♪
by Inatimy (2008-06-24 06:15)
オランダの音楽、聞いてみたいです。
最後の2枚は楽しいです!!もうチューリップを知り尽くしているような
写真だと思いました。
我が家は、椅子や机の下に埃がたまっているので、見るのが怖い…。
by はっちん (2008-06-25 00:09)
→はっちんさま
いつか、お聞かせしたいわ♪ デビッド・シルビアンとは、まったく違った渋い世界も見られますよ・・・とダンナさまにもヨロシクお伝えください♪
埃・・・低い視線のおこちゃま達が、毎日チェックしてたりして・・・。
by Inatimy (2008-06-27 06:06)