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剣闘士とお風呂 [フランス・ミュージアム]

 パリだから、と、特別なことはなかった。

 住んでしまえば、どこだって「近所」になる。
 いつでも行ける範囲だから、と後回しにすることの贅沢。

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 ようやく、オルセー美術館に行った。 先月、1月のこと。

 左は、Jean Auguste Dominique Ingres
 ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル"La Source"『泉』 1856。

 右は、Émile Gallé エミール・ガレ
 "La Main aux algues et aux coquillages" 『海藻と貝殻の手』 1904。

 ミュージアムの入場チケットは、こんな風に作品の写真があったりするので、
 捨てられない。

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 あれ? 昔、こんな像、あったっけ・・・。
 初めてここへ来たのは、もう10年あまりも前。 すっかり記憶もおぼろげ。

 Alfred Jacquemart アルフレッド・ジャックマール
 Rhinocéros 『サイ』 1878 の向こうに、宣伝ポスター。 この日の主要目的。

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 駆け込みセーフで、最終日にやって来たGérôme ジェロームの展示。
 秋の終わりにメトロの駅で見た開催広告が、ずっと気になってた。
 Jean-Léon Gérôme ジャン=レオン・ジェローム(1824-1904)は、
 フランスの画家・彫刻家。

 これは、ジェロームの作品"Pollice verso" という絵の一部
 ラテン語のタイトルで、逆さに向けられた親指、って感じの意味・・・だと思う。 

 この人たちは、剣闘士
 本来この右上あたりにある観客席では、大勢の市民が親指に向けて、叫んでる。
 命乞いする敗者。 その運命を握るのは観客の判断。
 満足のいく、勇敢な戦いの末の敗者であったなら、
 観客は親指にあげ、地に倒れた剣闘士の命は助かったのに。 

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 左は、オルセー美術館カガイド。 絵画の他、彫刻、装飾、写真などの所蔵品の解説もある。
 こんな風に、どれも日本語の解説があれば、助かるところだけれど・・・

 中央のジェロームの本は、フランス語版のみ。 でも、絵画がたくさん載っててキレイ。
 ちなみに図録は、はるかに分厚く、重く、高額だったので断念。 

 表紙の絵は、"Bain Truc" 1872 という浴場を描いたもの。 トルコのお風呂
 壁に差すが美しいの。
 その高い位置にある窓には、色ガラスがはめ込んであるのかと思うほど。

 石、壁、木箱、スケッチブック・・・など、ジェロームは、
 雰囲気を壊さぬようなところにサインしてるので、それを探すのも面白い。

 右のは、ジェローム展の解説。 
 これは、すでに英語もフランス語も在庫なく、イタリア語しか残ってなかった。

 あと、オルセー美術館館内案内。 改装工事により、まだ展示縮小中。
 そして、中では、完全に写真撮影禁止・・・。 

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 ジェロームは、16歳の頃、Paul Delaroche ポール・ドラローシュの元に入門。
 ドラローシュのイタリアへの旅にも同行してる。
 でも彼が直接的な影響を受けたのはDominique Ingres ドミニク・アングルから。
 そう、最初の写真で出てきた『泉』を描いた画家。

 イタリア語ジェローム展の解説を、辞書を片手にちらちら。
 ちなみに、アングルドラローシュのことを軽蔑してた・・・って書いてあった。

 1. 形成の年、  2. 新ギリシア派の第一人者、
 3. ジェロームの近東諸国:リアリズム・準備・写真、  4. ポリクロミーの父、
 5. ジェローム 歴史の画家、  6. 普及の偉大なる挑戦、
 7. ジェロームの逆説的な近代性 映画の創作に長く続く 

 ・・・と、なんとなく分かったような、分からないような和訳だけど、
 順路に沿って、展示テーマの流れが。 

 裏面には、モノクロだけど、絵の紹介も。
 左の上から3番目が、オルセー美術館所蔵の"Un combat de coqs" 『闘鶏』 1846。
 上の順路でいくと、2.新ギリシア派の第一人者 のコーナーあたり。
 この絵は、サロンの銅メダルをとった作品だそう。
 背景の海の色が、とてつもなく美しかった。

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 インクの臭いがキツ過ぎたから、数日たってから、買った本をパラパラ見出す。 

 あ、やっぱり・・・って思った?
 メトロの駅や美術館前で見た展示ポスターのあの絵は、
 映画『グラディエーター』の監督に大きく影響を与えたそう。
      ↑ タイトルクリックすると、YouTubeの映画のトレイラーが見られます。

 ジェローム展に行くまでは、正直、剣闘士お風呂場の絵しか知らなかった。

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 3. ジェロームの近東諸国:リアリズム・準備・写真 のコーナーあたりで気に入ったのは、
 この"Le Marchand de Tapis au Caire" 1887 。
 カイロの絨毯商人・・・って意味。

 掛けられた絨毯の模様も美しく、床に無造作に置かれた絨毯もすごくリアル。
 商人たちが着てる衣装も、じっくり鑑賞。 
 中央の人、白&緑の服を左肩にかけているのだけれど、
 この服、他の絵にも何度か登場。 ジェロームのお気に入りなのかも。

 よりリアルに描くためジェローム写真も活用し、
 自由の女神像を作ったフランス人彫刻家の
 Frédéric Bartholdi フレデリク・バルトルディ(1834-1904)の専門的意見も
 考慮に入れたそうな。

 風景や街並みの写真と、それをもとに描いたが並んで展示されてて、
 見比べるのも面白かった。 

 モスク、市場、お風呂、踊り子・・・オリエンタルな世界は、
 装飾タイルの柄も、こと細かく絵に再現されてた。

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 私が一番ひかれたのは、アトリエ
 ジェロームは、画家としてだけでなく、彫刻家としても活躍。

 この絵は、"Le Travail du Marbre" 1895 。 大理石の作品・・・って意味・・・かな。

 絵の中にいるのは、ジェローム自身のよう。
 ポーズをとらせたモデルを横に、大理石を彫る。
 何気なくアトリエ部屋の片隅にあるものも、彼の作品だったり。

 実際に、完成したこの大理石の像も展示されていた。 "Tanagra" 1890 。
 その右手には、フラフープのような輪を持った小さな像(上の絵の右端にある)がのっていた。

 制作年を見ると、像の方が5年も先にできてるから、
 こんな風に作ったんだ~っていう記録みたいで面白い。

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 輪を持った像は、作品のあちこちにも登場。
 左は、"La Joueuse de Cerceau" 1891。 フープ遊びの人・・・?

 右は、"Sculpturae Vitam Insufflat Pictura" 1893 一部。
 ・・・さらに難解。 ラテン語のよう。 像は絵画に生命を吹き込んだ・・・って感じかな。

 イタリア語の解説を読んでいて、引っかかったのは、ポリクロミー。 
 ネットで検索で出てくるのは「多色彩色」
 辞書頼りのフランス語&イタリア語なので、なぜジェロームポリクロミーの父なのか、
 最初は関連がよく分からなかったけど、作品の写真を見てみると、おやおや。

 ジェロームの大理石の彫刻は、色がついててカラフル。
 材料に、Marbre Polychromé とあった。 確かに彩色の大理石だ・・・。

 ジェーローム展、パリは終わってしまったけれど、
 現在は、スペインのマドリッドにある
 Museo Thyssen-Bornemisza ティッセン=ボルネミッサ美術館 で、
 2月15日から5月22日まで開催中。

 とっても良かったので、日本でもあればいいのになぁ。

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 ジェローム展のあと、常設の展示もあれこれ見た。 
 何度もオルセーの図録で見たので、どこか馴染みがある。 
 久々に会う友のような親しみ・・・なんて言うと、ちょっと厚かましくって偉そうだ。
 展示規模縮小ながらもやっぱりスゴイ量。 結局、足早にさっと見たのに4時間半

 メトロの駅に急ぐ。 
 12号線の Solférino ソルフェリノ駅は、1910年にオープン。

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 こういう、タイルとなめらかな鉄のラインって、とっても魅力的。
 でも皆、そんなに珍しいものなの?という顔で、横を通り過ぎていった・・・。
 「近所」感覚の街だけど、まだまだ私にとっては新鮮だ。

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 あと、買ったものは、猫のシールポストカード

 Jean-François Millet ジャン=フランソワ・ミレー
 "Des glaneuses " 『落ち穂拾い』

 そして、Henri Rivière アンリ・リヴィエール
 "Les 36 vues de la Tour Eiffel 
          La Tour en construction, vue du Trocadéro"
 『エッフェル塔36景 建設中のエッフェル塔、トロカデロからの眺め』

 ポストカードは買ったけど、この建設中のエッフェル塔の絵は見当たらなかった・・・。
 改装工事が終わったら、またオルセー美術館に探しに出かけよう。 

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 家具、椅子、置物、花瓶など、装飾芸術のコーナーもそそられるものばかり。

 最初にパッと目に入ったのが、
 Aterier Martine"Paravent à trois feuilles" という
 1912年頃のもので、薔薇の花とその落ち葉の3面のついたて。
 ころんとした薔薇の形が可愛い。

 それから、気になったのが、
 Emile Gallé エミール・ガレ"Par une  telle nuit" 『こんな夜には』という
 微妙な青の色の美しい3層ガラスの足付杯。

 で、お気に入りの椅子は、写真のこれ。 座面が編まれたタイプ。
 ベルギー人建築家・デザイナーGustave Serrurier-Bovy(1858-1910)の作品。

 象の耳のような背もたれ。 長い鼻が4本。
 ギザギザ前脚。 そこから、ゆるやかに後方へ流れるライン。
 洗練された「お蕎麦屋さんの椅子」

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 この絵を描いたのが、ミレーだと教えてくれたのは父。

 子供の頃、部屋に、落ち穂拾いの絵があった。 欄間にかかる小さな額に。
 私が生まれる前から、そこにあったと思われる。 
 ポストカードか、雑誌の切り抜きだったのか定かではないけれど。

 毎日それを見ながら暮らし、大人になった。
 なのに、引越の際に捨ててしまった母。 
 他に、大事にしてた、ニスを塗った古い本棚や、桜の木の書斎机も。 
 私とは価値観が違う。 母は後ろを振り返らない。 常に前を向いてる。 

 あちこちキョロキョロ見の私は、
 ずっと心に引っかかってたけれど、パリで本物を目の前にした。
 ほんの数十センチの距離で。

 時が満ちた・・・そんな気がした。 

 

 物事には巡り会うタイミングというものがある。
たぶん、人と人とも、同じ。


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コメント 23

いっぷく

サイの彫刻は7~8年前にはあったと記憶してますが、やはりそれを見たときに今までここにあったっけ?と自問しました。
ジェロームの名は知らなくても彼の作品は誰でも知っている自由の女神像があるんですね。パリのどこかでオリジナルを見た覚えがあるけどもう昔のことで野外にあったくらいの記憶です。
by いっぷく (2011-02-25 23:38) 

まぐろ

いいなーいいなパリパリに行きたいなー。
ミレーの落ち穂拾い、うちでは(実家)
台所にありました(^∇^)
by まぐろ (2011-02-26 01:36) 

pistacci

4時間半・・・いいなぁ~って思います。
その中の数枚の絵だけで、日本にくると行列になるでしょうね。
美術館によっても撮影可・不可、いろいろあるのですね。
いきたいなぁ~パリ。
by pistacci (2011-02-26 01:41) 

めぎ

画集やパンフレットのページを押さえてあるフィギュアに目がいきました♪
ミレーの落ち穂拾いは、私の高校・大学時代のカレシが好きでした。そういえば一緒に北海道でミレー展を見に行ったような・・・懐かしいなあ。
私も母と価値観が違うので、なんとなくお気持ちお察しします。
懐かしい大事な絵に再会できて、よかったですね。


by めぎ (2011-02-26 03:42) 

どらっち

オルセーは行ってないので(やっぱり子供6人連れての美術館は
キツかった・・・)、今度パリに行った時に行ってみたいです。

by どらっち (2011-02-26 05:59) 

krause

落穂拾い、私もミレーの大ファンです。拙宅の家の壁には、晩鐘のポスターを張っています。
by krause (2011-02-26 08:33) 

nao

美術館のチケットは素敵なのですね。集めたくなりますね(^_^)
by nao (2011-02-26 10:51) 

ぴーすけ君

おんなじキーホルダーだぁ~♪
by ぴーすけ君 (2011-02-26 11:41) 

HIROMI

美術館、いいないいな。
わたしも本物を見てみたいです。本物を見ないと、本当のところは分かりませんから。行けるかしら。退職後かしらねぇ。…
by HIROMI (2011-02-26 21:56) 

ぷーちゃん

住んでるんだもんね。
確かにいつでも行ける範囲は、
近所だ♪
近所じゃないけど、どこでもいい、
久々にヨーロッパに行きたいなぁ♪

by ぷーちゃん (2011-02-26 22:05) 

テリー

いつでも行けると思うと、行かないものですね。
わたしも、パリに行くたびにオルセー美術館は行きますが、逆に東京の美術館は行くことが少ないですね。
by テリー (2011-02-26 22:29) 

てんとうむし

「時が満ちた」・・・・・うん、そんなふうに感じるときってあるよね。
タイミングとか、めぐりあわせとか、って自分ではどうにもならなくて「そういうものだ」としか言えないことってある。
私は最近「ひとつすすむ」って気がした。
どこへかな~?
「パリへ」だったらいいな、って気がするんだけど。
私もオルセー行きたいな♡
by てんとうむし (2011-02-26 23:29) 

母ちゃん

名画を間近でみられる贅沢さ、ですね~。私もオルセーにまた行って、ゆっくり鑑賞したくなりました(^^)
by 母ちゃん (2011-02-27 06:31) 

miffy

そういえば、初めてオルセーに行った時にはサイの彫刻なかったですね~
2度目に行った時に「こんなのあったっけ?」って思いました。
ジェロームの作品はオルセーにある「闘鶏」くらいしか記憶がないけど・・・
まとめて見てみたいな~
日本には来ないでしょうね・・・
オルセーゆっくり見てたら一日でも足りないですよね。
パリもしばらく行ってないし、行きたいな~
by miffy (2011-02-27 21:54) 

aranjues

まさにグラディエーター連想しましたが、同時にマイケル・ダグラス
のお父さん、カーク・ダグラス主演のスパルタカスという映画も連想
しました。絵、、というより西洋的アートにはほとんど無縁ですが、
オルセーには一度行ってみたいです。
by aranjues (2011-02-28 14:31) 

luces

日本では国立博物館に仏像や浮世絵を見に行く感じかな。
世界的に有名な美術館が近所にある環境はすばらしいですね。
カエルが可愛いです。
by luces (2011-02-28 19:43) 

MOCOMOCO

オルセーは行った事ないんですよねえ・・・。
もしパリへ行ったなら真っ先に訪れたい場所のひとつです。
ここは撮影禁止なのね・・・う~ん残念。やはり自分の目で見に行かねば。
by MOCOMOCO (2011-03-01 21:03) 

yk2

今回がオルセーのお話って事もあるからかなぁ、いなちゃんとお母さんの価値観の違いに、映画の「夏時間の庭」を思い出しました。私が死んだら手放しなさいと遺言する母と、思い出の品々をどうしても守りたい長男と、価値は理解しつつも自分の今の生活には必要無いと、ドライに割り切る長女・次男。誰が正しくって、誰が間違ってるって、誰にも正解を見出せない。これで本当に良かったのかな?・・・って、いつまでも気持ちが揺れて、せつなくなる。僕も“捨てられない”タイプ(^^;だから、いなちゃんのお母さんみたいに、振り返ることなく前ばかり向いて進んでゆける人がちょっと羨ましいかも(笑)。
by yk2 (2011-03-01 22:05) 

TaekoLovesParis

オルセーの企画展も、なかなか良いですよね。
いらした時は、「ジェローム」だったんですね。好きな画家です。
才能あるから、何でも描けるんですよね。美しいヴィーナス描いたり、
グラディエーター描いたり、ですものね。ライオン描くのも上手です。
パンフの左側、上から2番目の「ピュグマリオンとガラテア」、メトで見て
印象に残ってる絵です。自分が作った彫刻ガラテアに恋したピュグマリオンが、思わずキスしてしまう、という主題なんですよね。
by TaekoLovesParis (2011-03-03 00:22) 

Inatimy

→皆さま 
『剣闘士とお風呂』のお話に、たくさんのnice! & コメントありがとうございます。 実は、まだルーブル美術館の中へは一度も入ってなかったり。 あとパリで行ってない有名どころは・・・あ、モンマルトルだ。

→いっぷくさま 
あ、ジェロームは、自由の女神像を作った人じゃなくって・・・フレデリク・バルトルディという自由の女神像を作った彫刻家さんの助言も受けてたみたいです。 パリで自由の女神像があるのは、セーヌ川にかかるグルネル橋のたもとと、リュクサンブール公園だったかな。

→まぐろさま 
いいなぁ~いいなぁ~スイスに行きたいなぁ~・・・って私は思うんですが。 これって、隣の芝生は青い、ってやつかしら。 ミレーの落ち穂拾い、現在我が家もキッチンのそば♪

→pistacciさま 
4時間半あっても時間が足りませんねぇ。 規模縮小中なので展示の数も少ないはずなんですが。 この日も中に入るのにセキュリティーチェックや何やらで30分くらいは列に並んで待ったかも。 

→めぎさま 
フィギュアのカエルやアヒル、オランダの雑貨屋さんで一目ぼれ。 クロワッサン担いだのは今年ガレットデロワに入ってたフェーヴ♪ 先日のライラックの思い出やミレーにまつわる恋話、なんだか素敵だな~。 家族の中でも、価値観さまざまですよね~。 どこで折り合いつけるか、微妙な駆け引き♪ 

→どらっちさま 
私も子供の頃は美術館に行ったことがなかったかも。 父が一人で行って、ポストカードをお土産にくれたくらいかな。 オルセーはカフェも素敵なようなので、いつか行った時にはお茶時間も楽しんでくださいね~♪ ふふ、我が家は飲まず食わずで、絵だけで精いっぱい・・・。

→krauseさま 
ミレーの絵は素敵ですよね~。 晩鐘もも落穂拾いと同様、オルセーにあって、間近で見られました♪ 

→naoさま 
チケットの写真もなんパターンかあるようで、我が家ふたりで行くと2種類。 日本では、どうだったっかなぁ・・・。 特別展の前売りチケットは、よく本のしおり代わりに使ってましたが。

→ぴーすけ君さま 
エッフェル塔のキーホルダーですね~。 これ、キッチン用品のお店であれこれ買ったら、おまけにくれたんですよ♪

→HIROMIさま 
オルセー美術館は改装中なので、その間、所蔵品をあちこちに貸し出してるみたいですよ。 日本でもドガやモネの展示があったみたいですね。 いつかパリに来て、オルセーやルーブルなどでいっぱいいっぱい本物見てくださいね~。 絵具の盛りってなった筆の跡まで魅力的ですよ♪

→ぷーちゃんさま 
当分引越しがないと思うと、ついつい後回しになっちゃって。 ヨーロッパにいると、逆に日本の良さがしみじみ。 美味しい魚介類たっぷり、温泉がこいしいところ・・・。

→テリーさま 
やっぱりそうなっちゃいますよね、あまりに身近だと、有名な観光どころでも、いつでも行けるか、と思っちゃって。 なので、たまに日本に帰ると、行きたい場所が山ほどあってハードスケジュールです・・・。

→てんとうむしさま 
いくらがんばってもちっとも近づけない時期があるかと思えば、意外な時にあれ?って感じですんなり進んだり。 自分ではどうしようもない流れというものもあって、あ~れ~って渦潮に巻かれて行ったり(笑)。 オルセーは1日かけても見切れないかもよ。

→母ちゃんさま 
私はあまり絵のことは詳しくなくって、いつも後で調べることのほうが多いんですが、それでも十分楽しめますね~。 スゴイ絵に囲まれて、その場の雰囲気に酔える、っていうのもいいし(笑)。 

→miffyさま 
サイの他に、ゾウもあったんですよ♪ 私が行った時には小さなスペースだったショップもすっごく大きくなってて仰天でした。 「闘鶏」の他に、サラ・ベルナールの胸像や、大きなグラディエーターの像もオルセー所蔵のようでした。 たくさんのアーティストの作品があふれんばかりのミュージアムの中では、存在が薄れがちですね・・・。 

→aranjuesさま 
映画に詳しいですね~。 マイケル・ダグラスは、あのブラック・レインの俳優さんですよね。 そのお父さんの映画は見たことがないかも・・・。 オルセーは面白いですよ~。 私も絵はあまり詳しくないんですが、お、これ、どこかで見たことがある、って作品がいろいろ♪

→lucesさま 
近所エリアに美術館があり過ぎて、なかなか行けないって贅沢な状況です。 企画展も面白そうなのがいっぱい。 ふふ、でもね、お目当ての絵を見に行った時に限って、日本に貸し出し中だったりするんですよ~。 カエルは、オランダのユトレヒトだったかの雑貨屋さんで一目ぼれして買いました♪ 

→MOCOMOCOさま 
オルセーに、それとセーヌ川クルーズ、お勧めです♪ まだまだ改装工事が終わりそうにもないので、いつか終わった頃狙ってパリへどうぞ♪ オルセーのカフェもキレイでいいそうですよ~。

→yk2さま 
そうそう、「夏時間の庭」思い出しながらオルセーの中歩いてました。 私はあの長男の揺れる気持ちがよく分かります(笑)。 有名な芸術家の作品だから美術館で生き延びられるけれど、私の場合、思い出だけの品だから、手放せば二度と会えないものばかりだしなぁ・・・などなど。 誰か大切にしてくれる人の手に渡るならいいけれど、きっとゴミになるものが多い(笑)。 日本だったら、遺産相続の醜い争いのストーリーのほうが一般的な傾向だから、この映画のすがすがしさは、ちょっと新鮮。

→TaekoLovesParis さま 
ジェローム目当てで、これだけ見て帰るつもりが、あ、少しだけあっちも、こっちも・・・と結果長居してしまいました・・・。 確か、Taekoさんのブログで見た、ヒョウ柄の皮を身につけたおこちゃまバッカスとキュービッドの絵が、ジェロームでしたよね。 「ピュグマリオンとガラテア」の絵も、とっても美しかったです。 半分生身の人間になってて♪ パリには面白そうな企画展がいろいろで全部は行けませんね~。
by Inatimy (2011-03-03 19:16) 

TaekoLovesParis

Inatimyさん、「バッコスとキューピッド」の絵のこと、覚えていてくださってありがとう。今、読み返してみたら、Inatimyさんのコメントが、「バッコスが
なんで毛皮?」でした。解決してないから、もう一度、調べてみたけど、わからず仕舞いでした。グランパレの企画展は、いつも、いいですよ。
3月9日からは、「17世紀のローマにおける風景画」、プッサン、クロード・
ロラン、カラチ。4月に行こうと思ってます。
by TaekoLovesParis (2011-03-04 00:52) 

JF

なるほど、ジェロームの描く女性にはアングルの雰囲気と共通するものがありますね。
ジェロームの方があたたかいかんじがしますが。
大理石の彫刻に色がついているって おもしろいですね♪
物事には巡り会うタイミングというものがある・・・同感です。

by JF (2011-03-09 11:36) 

Inatimy

→TaekoLovesParisさま 
Taekoさんの絵画やアートの記事、いつもとっても詳しいのでいつの間にか頭の片隅に焼き付けられてるんですよ。 私の視点とも違うので、それがまた発見につながったり♪ 毛皮の件は???ですよねぇ。 でもジェローム、確かにライオンを描くのも上手だし、虎を描くのも上手なので、もしかしたら、その毛皮もジェロームの好み?(笑)。 「17世紀のローマにおける風景画」、今日からですね~。 ちょっとサイトでチェックしとこかしら。

→JFさま 
ジェロームの絵の隣に、アングルの『トルコ風呂』のコピーが貼り付けてあって、比較されてましたよ。 フランス語だったので???でしたが。 この時代の画家さんもいいものですね♪ 大理石の着色も、なるほど~、でした。
by Inatimy (2011-03-09 22:16) 

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