お昼を食べるの、どこ? [フランス・パリの外]
絵ハガキを買ったから、
あとで書いて送ろうね。
話は、9月下旬のアミアンのノートルダム大聖堂に行った日の続き。
大聖堂から一歩外に出ると、まぶしい光。
時間の流れが現実に戻った不思議な感覚。
お昼にはまだまだ早いけど、食べるところがたくさんありそうなエリアに向かって歩く。
大聖堂のそばには、建って間もない様子の新しい家。
しかも、レゴのブロックで作ったような、可愛い色使い。
心地よい水の音の噴水。 そこから伸びる水路を挟んで、まだまだ若い木も並ぶ。
振り返ると・・・
・・・後ろには、ノートルダム大聖堂が。 これは建物北側の面。
ここからまた北に向かって歩き始め、次の水路に沿って右に曲がると・・・
・・・ちょっと古めな、いい感じの通りもあったりね。
気の向くままに、ジグザグに小路を抜けて行く。
大聖堂の北のエリアには、こんな水路があちこちに。
9月下旬、木々の葉っぱが、もう緑から黄色に変わり始めてたんだな。
この反対側は・・・
・・・もう少し賑やか。 ちらほらカフェテラスも。
美味しいものがありそうなのは、こっちの方向かな。
ずっと奥まで行って、また振り返って撮ると・・・
・・・こんな街並み。 切妻屋根の家。 その前の水路には小橋が架かる。 花がこんもり。
パリとは全く違う建物の並び。 建物の背の高さも低い。
遠くに来たんだなぁ、って実感。
ほんの1時間半あまり列車に乗っただけだけど。
で、写真右の方にある広場を通り抜け、しばらく歩いて、また振り返ると・・・
・・・家並みの向こうに大聖堂が。 さっき撮ってたのは、正面の大きめの家あたり。
こんな風に、ふたり、なかなか前に進まない。
特に私は、ひさびさにパリの外に出たからね。 Kamoさんは出張であちこち出てるけど。
車の通る大きな通りを渡って・・・
・・・橋の上から西の方を見たところ。 尖塔のある建物は、Eglise St Leu サン・ルー教会。
大聖堂の北のエリアは、Quartier Saint-Leu サン・ルー地区と呼ばれてる。
この左岸には、何やらモニュメントがあって・・・
・・・てっぺんには像。 巨大な獲物の魚を抱える子と、鳩を持つ少年。
ん? 鳩を持つ少年?
・・・TaekoLovesParisさんところで見た舟越保武の作品とはまた雰囲気違うなぁ。
↑ Taekoさんの記事に、yk2さんの舟越保武の解説記事へのリンクもあり。
緑の隙間から見えたのは、庭にテラス席のあるレストラン。 いい感じ。
でも、まだまだ先へ。
次の水路は、建物の壁に絡まった赤い蔦の壁がキレイだった。 木組みの家もあったりね。
お昼を食べたのは、このそばにある・・・
・・・クレープリーのTante Jeanne ・・・ジャンヌおばさん。
事前にKamoさんが良さそうなお店をネットで検索してメモって来てくれてた。
天気がいいので、水路側のテラス席に座る。
時間は、お昼にはまだ早い11時過ぎ。 でも朝早かったので、お腹ぐぅぐぅ。
クレープはすぐに決定。 飲み物は、シードルにしてみよう。
シードルは、Piche ピシェでもらった。 ふたりで 500ml のピッチャーをシェアする。
でも、すぐに酔いが回るKamoさんなので、別の飲み物も一緒に頼めばよかったかな・・・。
ほとんど私が飲んでしまった。
私は、名前に marinier 船乗り とついたクレープを。 ソテーした魚。 キンメダイっぽい?
メニューに載ってた写真より魚が小さいよぉ・・・。
Kamoさんは、atlantique アトランティック 。
同じようなパターンのお皿に、魚じゃなくホタテの貝柱。
ん・・・クレープにご飯がのってる・・・。 あと菜のサラダ。
ご飯もクレープも好きだけど、一緒になってると妙な感覚。 ・・・・・・ま、とにかくお腹は満たされた。
食後は散歩の続き。 クレープリーを出て、渡って来た橋と大聖堂の姿を。
水に上に人の像がたってて、しかも服を着てた・・・。
鴨や白鳥もいたし、水中には赤いひれのお魚も。
で、この運河沿いのお店が集まる賑やかな通りを歩いて・・・
・・・振り返ると、こんなふう。 観光客の多いレストランが並ぶ。
昔は、Rue de la Queue de Vache 牛の尻尾通りって名前だったそう。
そんな素朴で静かな感じは、すっかりなくなって、
あまりにも観光地化されてたので落ち着かず、そのまま素通り・・・。
でも、この地区の運河や水路の多さは、オランダやベルギーっぽくって、好き。
これは、アミアンで一番古い橋、Pont du Cange ポン・デュ・カンジュ。。
夏の間は、運河クルーズもあるそうな。
その古い橋の上から見ると、このあたりだけ、ほんのちょっとベルギーのブルージュ風。
旅の後で観光局から送られてきた案内では、「北の小ヴェニス」って表現されてた。
「アルザスの小ヴェニス」であるコルマールは行ったことがある。
他にもあるのかな、フランスにある小ヴェニス。
ドイツのBamberg バンベルクにも小ヴェニスってあったな。← ガイドブック見てて気付いた。
車の多い通りをまた渡って南に方へ戻りつつ、気になる通りをジグザグに。
あてもなく、ふらふらと。
横路をのぞくと、屋根の上に像が立つ建物。
正面まで行ってみた。 ここも礼拝堂付きの学校なのかもね。
通って来た横路を戻る。 塀の向こうから聞こえる子供たちの遊ぶ声が小路に響く。
お昼休みだね。
だんだん傾斜がきつくなり、煉瓦造りや木組みの家が並ぶ坂道に。
左の店はレストランのよう。
通りの名前は、Rue de Metz-l'Evêque メッツ・レヴェック通り。
まっすぐじゃないけど崩れずに残って来た家々。 微妙に異なるスタイル。
水色&グリーンとか、煉瓦&淡いグリーンとか。
やっぱり切妻屋根の、正面から見て三角屋根をした家が好き。
この坂道を上がりきると、サン・ミシェル広場へ。
民衆十字軍を率いたあの Pierre l'Ermite 隠者ピエール の像のある場所。
時間は12時15分ごろ。 予定の時間までたっぷり。
まだまだ、しつこくお話続きます・・・飽きた?
もしかして、日本にも小ヴェニスってある?
重厚な寺院に可愛らしい街並に水路。いいところですねぇ
クレープにご飯!思いもしない組み合わせです。
by luces (2011-11-19 00:26)
そういえば、家々は軒を連ねてというか、ぴったりくっついて建っていますね。どんな訳があるのでしょう?古くなっても崩れないことの他に。
by HIROMI (2011-11-19 01:20)
在フランスのいなちゃんからtaekoねーさんの載せた舟越作品にどんなリンクが付くのかなぁ?と楽しみに思ってたけど、なるほど、これも『鳩を持つ少年』だね。でも、もう一方が獲物の魚って、こちらの鳩は・・・、まさか、ひょっとしてこれも収穫物(=食材)?(^^。
クレープの上に載せられた白いごはんの光景は、日本人の目には確かに珍奇かも(笑)。これって、ごくシンプルに、普通に炊かれた白いごはん?。
それでも、関西の人はお好み焼きで白いごはん食べる人もいるよね。感覚的にはそれと近いのかな(^^;。
by yk2 (2011-11-19 07:49)
アミアン、かわいい町並みですね。
アルザスもちょっとこんな雰囲気でした。
こちらの鳩を持つ少年は、王様のような冠をかぶり、隣は大きな魚を
持ってと、旧約聖書由来の何かお話なんでしょうね。
一番上のコスモス+シュウメイギクのようなお花が9月って、いう
季節感ですね。
by TaekoLovesParis (2011-11-19 10:56)
全く想像していたフランスではないような気がしましたよ。
街並がオランダっぽい?
いろんな町があるんだなーって。
パリに住んでいる人との性格もちょいと違うのかな?
すごく新鮮!
by カエル (2011-11-19 11:13)
街のあちこちから、ノートルダム寺院が見えて、街のまさしくシンボルですね。
家の並びも美しく、水路やお花のある光景、
素敵です。
テラスのレストランも緑に囲まれ、おしゃれな感じですね^^
by アールグレイ (2011-11-19 16:05)
この街はすっきりとした印象ですね~。しっかり歩いて、しっかり食べて、楽しいお出かけ。いいな~♪
by 母ちゃん (2011-11-19 19:31)
シルバニアファミリーの世界みたい。
いや、レゴかな・・・・可愛い町並みです。
ブランチ? も 美味しそうです。
by ami (2011-11-19 20:05)
雲ひとつないきれいな青空ですね。
鳩を持つ少年、舟越さんの像のさらに幼少期?って感じでかわいいです。
by バニラ (2011-11-20 06:44)
新しい家も古い家も切妻屋根が素敵ですね〜
知らない街の通りをあてもなく歩くの好きです^^
そば粉のクレープにご飯って不思議な感じ。
まあ、欧米の人はご飯は付け合せですものね。
昔近くにLe Coq D'orってレストランあって美味しかったな〜って看板見て思っちゃいました(笑)
by miffy (2011-11-20 09:46)
素敵な街並みの写真を拝見しているだけで
のんびりとした幸せな気持ちになれました♡
ガレットの上にご飯・・・なんだかとっても不思議ですね^^;
by chercher (2011-11-20 12:28)
運河の多い煉瓦づくり街並みに、ガレット屋さんと遊覧船って・・・好きなものが何拍子もそろってる♡
いつか行きたい場所リストが、またひとつ増えちゃった!!
ご飯がのってるクレープって不思議だけど、ご飯は主食じゃなくて、付け合せのサラダと同列な感覚なのかしら?
by てんとうむし (2011-11-20 14:30)
この時期の欧州の青い空、良いですね^^。
by krause (2011-11-20 16:12)
可愛らしい街ですねぇ♪
お天気も良くて、写真を見ながらなんだかウキウキしちゃいました。
ああ、私もどこかにふらっと行きたいなあ…!
久しぶりにそんな事を思いました。
by ネム (2011-11-22 01:49)
クレープにご飯!?
わぁお~。 野菜感覚なのかな?
by angie17 (2011-11-22 10:42)
シードルがこんなカップで!
可愛いですね♪
ああ、わたしも、ちょっとどこかを散歩したい。
by めぎ (2011-11-22 18:03)
運河のある街って素敵ですよね^^私も大好き♪
運河沿いの橋にもお花がこんもり飾ってあって、お洒落だなあ。
クレープにご飯がどっさり盛ってあるの、初めて見ました。
すごい盛の良さだわ~^^;
日本の小ベニスっていうと・・・水郷佐原とか柳川とかを連想しましたが・・ちょっと違うかな~^^;
by MOCOMOCO (2011-11-22 20:23)
→皆さま
『お昼を食べるの、どこ?』のお話に、たくさんのnice! & コメントありがとうございます。 午後のおひさまの光が入るリビングで、にゃーにゃー鳴き歩く猫トラチ。 何かな、と思ったら、クッション出して、って要求でした・・・。 今ふかふかの上で心地よさそうに、日向ぼっこ。
→lucesさま
アミアン、歩くには手ごろな大きさで、可愛い街でもあり楽しめました♪ まだ、少しお話続きます♪ たとえ日本のようなもっちり短米でなくても、クレープにご飯は妙で・・・。
→HIROMIさま
ぴったりくっついて立ってるのは、きっと土地の問題かしら。 たくさん家が建つようにとか。
→yk2さま
ふふ、フランスって鳩も食材ですよね、確か。 牛豚鶏の他に、七面鳥、鹿、イノシシ、ウサギ、羊、山羊、鴨、ガチョウ、ウズラ、キジ、ワニ、・・・と食べてくれば、もう鳩くらいでは驚かなくなりました(笑)。 でも、クレープにご飯はねぇ・・・。 たぶん、蒸したお米で炊いたご飯。 表面つるつるパラパラ。 こっちでは他の雑穀同様ごはんをサラダ感覚で食べたりするんですけどね。 最初お好み焼きはおかずだから主食のごはんがいる、ってKamoさんに言われた時は仰天でしたよ。 どっちも炭水化物でしょ、って。 でも考えてみたら、うどんにかやくご飯をセットで食べてる私がいた・・・(笑)。
→TaekoLovesParisさま
リンクさせてくださってありがとうございます。 書きかけで途中の気分転換にTaekoさんのところに行ったら、ちょうど鳩を持った少年の像の記事が。 鳩や魚を手にした少年たち、どんな由来やお話があるんでしょうねぇ。 じっくり見てくればよかったな。 いつかこの街に旅されたら、ぜひ、その由来を探ってみてくださいね~(・・・と他力本願でスミマセン)。
→カエルさま
フランスもおきな国だから、建物や街の雰囲気も地方色がいろいろあるんでしょうね~。 南に行ったら、また異なるのかも。 パリに住んでる人とは、どうなんだろう、違うのかなぁ。 それが分かるほど地元の人と話込めるくらいになりたいな~。
→アールグレイさま
目印になる建物があることは、地図なしで歩く時にとっても役に立ちますね~。 あと駅前のペレ塔も背が高いので、分かりやすいです。 ちいさな規模の街は、どこかホッとします。
→母ちゃんさま
戦争で受けた被害が大きかったので、その後の街つくりにも影響出てるんでしょうね。 長い年月をかけて、元の場所に住めるようになってきたようですよ。 たっぷり歩いて、いい運動になりました♪
→amiさま
色使いが可愛いですよね。 あー、この街のパン屋さんにも入って、なにか買えばよかったなぁ・・・。
→バニラさま
なんだかいつも出かけるときは天気が良い日が多くて♪ 鳩を持つ少年、頭にかぶる冠には貝殻の形がいろいろついてるんですよ~。 舟越さんの像のさらに幼少期・・・なるほど♪
→miffyさま
ふらふらとあっちこっち気の向くままに、っていいですよね~。 気軽で。 欧米人にとってお米はサラダ感覚みたいなものだから・・・と分かっているけど、目の前にそば粉のクレープの上にご飯がのって来たら、何故?って(笑)。 アミアンのこのLe Coq D'orは、どんな店でしょうね~。 美味しいかな~。
→chercherさま
ガレットの上にご飯・・・妙な感覚でしたけど、レモン絞りかけて、サラダ感覚でいただきました♪ ご飯食べて飲みこんでから、次はガレット、って区切りつけて、ぜったい一緒には味わえない・・・(笑)。
→てんとうむしさま
欧米人にとってのご飯は、サラダ感覚かも。 菜と一緒になってたりってこともあったし。
きっとこの街好みだろうな~って思いながら、可愛い家並みを見てたのでした♪ 激写するだろうね~。
→krauseさま
秋の青空、いいですよね~。 爽やかで。 ・・・でもこの日30℃あったんですよ~。
→ネムさま
私は滅多にパリの外に出ないので、気分がウキウキしっぱなしの一日でしたよ。 普段家の中にいて歩かないのに、いったん外出するとエンジンかかっちゃって、どこまでも歩いて満喫♪
→angie17さま
・・・確かに、お好み焼きにご飯を食べるKamoさんだし、うどんにかやくご飯の私なんですが、どうもクレープにご飯のダブル炭水化物の組み合わせは妙でした・・・。
→めぎさま
シードルは、こんなカップで飲むのが一般的みたいですよ~。 我が家でも真似して雰囲気味わおうかしら。 お忙しい日々、息抜きのお散歩できるといですね~。
→MOCOMOCOさま
水郷佐原とか柳川・・・あ、そうかも、日本の小ベニス♪ 街の中に水の流れがあるのっていいですよね~。 お昼のクレープ御飯、量はたっぷりでお腹は膨れましたよ~。 本当は、この地方の「フィセル・ピカルド(ベシャメルソースで焼いたキノコとハムのクレープ)」が食べたかったんですが、メニューになくって。 残念。
by Inatimy (2011-11-23 22:31)
いいなぁ、シードルもクレープも大好き。街の家のの色がかわいすぎる・・・・・・。
by yuka (2011-11-24 17:14)
→yukaさま
本当は、この地方のクレープ料理「フィセル・ピカルド(ベシャメルソースで焼いたキノコとハムのクレープ)」を食べたかったんですが、その店では見当たらず。 今度は食べるところ、入念な下調べが必要かも~。
by Inatimy (2011-11-30 07:15)