家の中で過ごす休日 [フランス・日々の暮らし]
グラスの底にゆったり沈む葉のように、
どんな音も聞こえないくらい、
何も気にせず深く深く眠った。
夢すらも見ずに。
復活祭で、土・日・月の3連休を手に入れた我が家。
祝祭日でお店もミュージアムも閉まってるだろうし、その上、お天気も悪い。
最高気温も13℃と、寒い。
なので、土曜日に食料品の買い出しに出た後は、ほとんど家の中で過ごした。
これは、とっても珍しいこと。
パリには出かけるところが多すぎて。
で、買い物の時に、生のミントの葉を購入。 ミントティーを入れてみた。
中国の緑茶ベースにして、砂糖や甘味料で甘く。 ティーポットにもグラスにもミントの葉。
爽やかな香り。
グラスは、あれこれ積まれた中から掘り出すように見つけたものなので、
多少、柄もはげ落ちてる。
でも、それも愛嬌。
おやつに食べたのは、ブリオッシュ。
生のミントの葉は、スーパーで買ったもの。 カットして袋にパックされてた。
長持ちするように何か特殊な空気でも入ってたのか、
袋から出してしばらくすると萎びてきたので、たっぷりと水につけた。 数時間後には復活。
余ったミント4本。 このまま根が出て来やしないかと、淡い期待。
ベランダ小庭の仲間入り・・・できるかしらねぇ。
無理そうだったら、ミントティーにして飲んじゃおぅ・・・っと。
なんだか『さるかに合戦』のお話みたい。
早く芽を出せ、柿の種。 出さぬとハサミでちょん切るぞ、ってね。
復活祭のチョコ商戦で買ったのは、卵でもニワトリでもウサギでも鐘でもなく、
オーソドックスな魚のタイプ。
尾を上げたしゃちほこみたいなのや、熱帯魚みたいなのもあったけど、やっぱりこの形が好き。
ビターチョコの中には、糖衣チョコが4個。 魚の卵みたい。
あとは音楽聴いて、雑誌を読んだり。
でも、家にいると何かと用事はあるもので。 掃除機をかけたりもする。
ドイツのメーカーMieleの掃除機。 パワフルなのはいいんだけれどねぇ。
大きい、重い、小回りきかない、車輪が小さくてコードを踏むと乗り越えられず立ち止まる、
ヘッドがシンプルすぎる(回転ブラシもない)、音もうるさい、
静電気ですぐ埃まみれになるボディ、
しかも、スイッチが手元にない。
写真の①みたいなのが電源スイッチ。 そう、皆、ここを足で踏む。
しかし、どうもそれには馴染めず、いつまでたっても手で押してる我が家ふたり。
不便だけれど、お行儀悪い、と怒られそうで。
吸引力も、300~2000と電源の横のつまみで調節・・・。 手元で調節できない。
絶対、日本の掃除機の方が使い勝手がいい。
掃除ときたら、洗濯も。 洗濯洗剤は、カエルのマーク。 エコな上に、肌に優しい。
2Lの容量で、7.45ユーロ(約790円)。
で、柔軟剤は使っていない。
オランダで一度使ったけれど、効いてるのか効いてないんだか分からない程度だったので。
以来、ずっと酢を代用。 1Lで0.40ユーロ(約64円)の安いもの。
これでも十分ソフトな仕上がりになる。
というのも、フランスの水は硬水。 (地域によって軟水もあるそうだけど。)
蛇口周りにカルキがついて白くなるし、シャワーヘッドの穴も詰まってくる。
電気ポットの内側にも。 これらのお掃除にも酢は有効。
ちなみに、旅行で欧州に来る時は、現地のシャンプーを使うのがお勧め。
日本のシャンプーだとカルキが取れず、ゴワゴワ、バサバサ感・・・。
我が家の洗濯機は、この家の備品。 ドイツのメーカーBOSCH。
ドラム式だけど、上にふたがある省スペースタイプ。
でもね、十分すすいでくれないし、泡が残ってることもある。
さらに洗濯機内がカビやすい・・・。 なのにこっちには洗濯槽クリーナーなんて売ってないしねぇ。
つくづく、日本の家電の機能の良さや、きめ細やかな商品に気づかされる。
あとは、キッチンで使う布巾をチクチク手縫い。
ミシンを出すとなると、トランス(変圧器)まで出さなきゃいけないし、面倒なので・・・。
↑ 我が家で唯一トランスが必要な電化製品。
キッチンタオルとして市販されてるものは大きいので、カットして端を縫って使ってる。
右上の缶は、私の裁縫箱。
中には、小学生の頃から使ってるまち針や、刺繍糸やボタンがあれこれ・・・。
でも裁縫は得意じゃなく、縫いものするたびに指にぷちぷち穴があく。
5年前の今頃は、Kinderdijk キンデルダイクに風車を観に行ってたんだな。
オランダにある世界遺産。 アムステルダムから南へ、車で約1時間半ほどの場所。
ブログを始める少し前のこと。
懐かしい写真を見返したりもして、家の中で過ごした連休。
たっぷり眠って日頃の睡眠不足も解消。
また、がんばれそうだ。
休みの日は、何してる?
たまには部屋でのんびりも良いですよね。
ミントティのグラスが良い雰囲気です。
最近日本でfroschが発売になりました。コマーシャルも沢山やってます。
by luces (2012-04-10 20:25)
ミントがなかなか芽が出てこなくて、あの大寒波でやられちゃったかな・・・と心配になってきたところです。
うち、洗剤は、私はdmオリジナルを愛用し、うちのドイツ人はPennyという超安売りスーパーのを使ってます。値段はFroschの半額くらいですよ。
by めぎ (2012-04-10 22:07)
シャンプー、去年からその事に気づいたんだよなぁ。だからこの前はホテルに付いているシャンプー使いましたよ!いい感じでした!
お休みの日は二通り。1つは思いっきり家事をやる!カーテンから何から何まで洗濯して、掃除して、お料理ばっちり作る。スッキリします。
もう1つはホンとになにもしないで録り溜めたビテオ鑑賞。PCの写真整理。とにかく靴を履かない!外の気温もわからないほど、隠る。
これも楽しいな!
by カエル (2012-04-11 00:36)
ミントは便利ですよね。バジル、パセリもよく使うので、植木鉢で買ってあります。バジルは、最近しょっちゅう食べてるモッツァレラ・トマトの必需品。
フランスは硬水だから、洗濯機も早くダメになるって、友達が言ってました。シャンプーは私、フランスのL'Occitaneの香りが好きで、使ってるけど、逆は大丈夫よね。
お休みの日は、食べてばっかり(笑)
by TaekoLovesParis (2012-04-11 01:13)
掘り出したグラスは、ジョセフ・ブロカールを思い起こさせる様な金彩とイスラム文様ですね(やや大袈裟?・・・笑)。
by yk2 (2012-04-11 01:28)
出かけるのも楽しいですが
たまには、家でのんびり好きな事をして過ごすのも良い時間ですよね^^
ミントのフレッシュティー、爽やかな味で美味しいですね。
ブリオッシュ、大好きなパンです。
食べたくなってきます(^_^;)
菜の花に風車のオランダのお写真、素敵です。
by アールグレイ (2012-04-11 10:12)
ミントティー、一昨年まで良く飲んでました。
さわやかな香りが本当に気持ちをフレッシュにしてくれるんですよね~。
by ぴーすけ君 (2012-04-11 14:51)
ミントとか、ハーブはお水につけておくと結構根が出てくることがあります。
ハーブって強いなあと感心してしまいます。
by のん (2012-04-11 21:48)
月に一回くらいは、必ず「何もしない日」っていうのをつくって、「よーし、明日は朝寝坊するぞ♡」って前日の夜眠りにつくの。
のんびりのんびり、過ごす日はちょうどInatimyさんの今回の記事みたいな雰囲気だ♪
ミントはずっと水に挿していれば根が出てくることもあるみたい。
うまく育つといいね^^
by noriko (2012-04-12 23:01)
フレッシュミントティにはアラブの甘~いお菓子を合わせたいな~
ガラスのグラスで熱々のを飲むのが好きです。
たまにはお出かけしないでのんびりお家で過ごすのも良いですよね。
見どころがたくさんありすぎて見逃さないようにしなきゃと思うと
何もしないでいるのはもったいないような気もするけど・・・
by miffy (2012-04-12 23:37)
→皆さま
『家の中で過ごす休日』のお話に、たくさんのnice! & コメントありがとうございます。 この頃のパリは最高気温が14℃前後の曇りがちな空。 ベランダ小庭の植物たちも成長が止まったかのようにひっそり。 で、水につけたミント・・・根が見えてきました♪ やっぱり強い。
→lucesさま
ずっと散歩だのなんだので出かけっぱなしだったのが、ようやくゆったりペースで過ごせました。 出かけると私が道案内なんですもの・・・気が休まらなくって。 カエルのマーク、froschと似てるようで違うんですよ♪
→めぎさま
安いものは色々あるんですが、Kamoさんが繊細なデリケート肌なもので。 洗濯機のすすぎが十分じゃなく残るのか、肌荒れ。 国が変われば売ってる洗剤も変わるので、肌に合うのを探して、パリに来て洗剤替えるの3回目。 カエル印のは食器洗剤で使い始め、それで手荒れしないようだったので洗濯洗剤も♪
→カエルさま
現地の水を知り尽くした現地の製品が一番♪ あちこちの引越し経験から、その地に慣れるには、その地のヨーグルトを食べる、っていうのも有効な気がします(笑)。 家事三昧か、趣味三昧か、徹底してつきつめて楽しむと、本当にスッキリしそう♪ 私はたいてい家事の合間の短い時間での“細切れ作業”か“ながら作業”になっちゃって・・・中途半端。
→TaekoLovesParis
以前はバジルもあったんですが、なぜかハエがすごくたかって(涙)。 コリアンダーは成長より食べるスピードのほうが早くて茎だけになり枯れちゃったし(笑)。 シャンプー、逆は大丈夫ですよね。 私も昔は欧州のシャンプーを日本で使用。 旅の初日に現地で買って滞在中に使ってたシャンプーの残りでしたが。 食べてばかりのお休みの日もいいなぁ。 美味しいものは幸せ♪
→yk2さま
ジョセフ・ブロカールとは、大げさすぎますよぉ。 でもそんなグラスで飲むミントティーってゴージャス気分でいいな。 あ、緊張して手が震えるかな。 日常生活でも食器を買う時、値段見たら手を引っ込めてしまう小心者だし(笑)。
→アールグレイさま
普段家にいても、休日で家にいるというのとまた違いますよね。 お菓子やケーキを買おうかな、作ろうかなと思っても、出かけてばかりだと食べる機会がなくって。 菜の花に風車、パリよりそんなのどかな風景のほうが合ってる私です♪ 今でもパリにいるのが不思議で。
→ぴーすけ君
生ミントティーってまた香りが格別ですよね。 爽快♪ あ、ミントのガムを噛んだ時はいつも我が家の猫のトラチに息を吹きかけたり。 目をしょぼしょぼさせるんですが、匂いが好きみたい。
→のんさま
ネギとか人参とか、ハーブ以外ではよく水栽培するんですが、ミントは初めて。 しかもカットしてから随分時間がたってるパック入りのだし(笑)。 根が出てきてほっとしました。
→norikoさま
こんな風にゆったりしたのかなり久しぶり。 パリに来て初めてじゃないかしら。 平日も休日も、いつも何かしら追われるように過ごしてて。 パリ時間だなぁ・・・。 オランダと時間の流れの速さが違う。 ミント、根が出てきたよ~。 土に植え替えてみるまで、まだどうなるか分からないけれど。
→miffyさま
モロッコ風のミントティーですでに甘いから、サッパリ系のブリオッシュにしてみました~。 でも、アラブの人は、甘いミントティーでも、甘いお菓子平気なんだろうな。 観光地パリの中にいると、見どころも、イベントもあれこれあって・・・ありすぎて。 何もない、っていう環境のほうが私には向いてるかもしれません~。
by Inatimy (2012-04-13 23:32)
ミントティーのグラスの模様がとっても素敵♪
うちの庭にもあちこちでアップルミントが出てきますが、せいぜいデザートの飾りに使うくらい。こうしてたっぷりとお茶にするのも良いですね~!
今年はやってみようかな^^
水差しで根っこでてきたでしょう?丈夫なのできっと根付きますよ♪
by MOCOMOCO (2012-04-14 08:23)
どこもデフォルメしていない、ホンモノっぽい魚の形ですね。リアルです。
チョコになっても、なんとなく魚の味がするような気が…
by HIROMI (2012-04-14 18:22)
→MOCOMOCOさま
何事もまずは道具から・・・と、Kamoさんに教わったことを実践(笑)。 スーパーでミントとして売ってたパックなので、私にはどんな種類のミントなのかサッパリですが大きくなるよう育てたいと思います~。 本当に丈夫でビックリしました。 私向きだ(笑)。
→HIROMIさま
味はしっかりビターチョコで美味しかったですよ。 味というと、日本ではクラゲアイスとかシラス入りアイスとかあるって聞きましたよ~。 そっちの方がインパクト大きいかも(笑)。 食べるの、ちょっとためらうなぁ・・・。
by Inatimy (2012-04-18 18:05)