スローペースで買い物・散歩 [フランス・パリ]
時間には余裕を。
手際良くするのは大事なことだけど、慌ててイライラは失敗のもと。
・・・と、自分に言い聞かせる。
青空が広がった日、カラフルなタープの下を歩く。
Bercy Village ベルシー・ヴィラージュでぶらぶら。
特にこれと言って目的はないけど、ふたりで並んで歩くだけの日も好き。
これは、あっという間に後ろに流れて行った7月中旬のお話。
その後、すぐ隣のベルシー公園を。 イガイガ坊主を眺める。
銀色がかった緑で、ギザギザ葉っぱ。 ビ・ビ・ビ・ビ・・、バチバチッ・・・と音がしそうだな。
園内あちこちで見かけたのは巨大人参。 芝生からズボっと生えてる。
よく見れば、当然、本物ではなく。 葉っぱの部分が植物の人参型鉢植え。
となれば、大根とかカブとかできそうだけれど、
色合い的には白よりオレンジが見栄えいいかも。
CARROT CITY という遊歩道展示。 11月4日まで。
人参は好き。
でもドイツで人参ジュースを買ったら、100%人参でビックリしたことも。
日本のようにフルーツ果汁は入ってなかった。
で、ベンチでKamoさんが用意してくれたレーズンパンと葡萄ジュースでランチしたあと・・・
↑ どっちもブドウだ。
・・・いくつかある池の周りを歩く。 ちょうど腕白盛りの水鳥のヒナが活発に動き回る時期。
バンのお母さんは、カメと格闘中。 ちょっと離れた隙に、カメにお家を乗っ取られたみたい。
親ガメの背後から、そっと近づく子ガメ。 上に乗るつもりかな。 スノコのような浮島で。
池の縁には、Kamoさんの好きなガマの穂が。
お勧めに従って触ってみると、あら、ま、心地よい。 ビロードのよう。
手に何か付着するかと思ってたけれど、そんなこともなく、なめらか。
落っこちない程度に、ギリギリまで近づいて手を伸ばして撮った睡蓮。
最高気温が21℃の涼しげな日。 この時は熱波なんて別世界のもので、長袖だった。
ガクアジサイも、ほんのり色づいて来た頃。 日陰に咲いてたから遅かったのかな。
そうだ、京都の宇治にある紫陽花の見事なお寺は何て言うんだったっけな・・・
・・・と考えながら歩いては花を撮る。 ↑ 三室戸寺(みむろとじ)。
ふと見上げた時、豆がつながったような実を見つけた。
何だろう?と記憶をたどる。 この木って、春、白い花が咲いてて・・・あ、そうそう、コブシだ。
花と実、初めて結びついた。
でも、この姿って何かに似てる・・・と思ったら、枝豆の天ぷらだ。
遠目から見ると、茶色く変色したものは虫のように見えて一瞬ひるんだけど、
怖いもの見たさで、まだ緑のものを接写。 編んであるみたい。
これは、コバンソウ(小判草)というらしい。 別名は、タワラムギ(俵麦)。
・・・私なら、ワラジムギ(草鞋麦)と命名してたかもしれないな。
ガラス越しにのぞいた温室では、カラフルな赤い茎の植物から目が離れない。
このあと、どんな花が咲いたんだろう。
トゲトゲだけど、多肉植物は、むっちり、ぽってり感が可愛い。
昔、棚から落っこちそうになった鉢植えのウチワサボテンを手で受け止めたことがある。
とっさに手が出たんだけれど、同時にバカなことしたと後悔するもすでに遅し・・・。
あまりトゲがないものだったのが幸い。
公園は、芝刈り機の通った跡のある、すっきりした状態だった。
温室の入口横を通って・・・
・・・いつもの葡萄畑へ。
夏の始まりは涼しい日の連続だったのに、ちゃんと実がなっていた。
葡萄の木のそばで、もじゃもじゃ頭に遭遇。 小さな小さなもの。
その上の方では、黄色い花が咲いていた。 中央も小粒の花の密集のように見える。
林檎の実もたわわ。
春には、梅か、杏か、プラムか・・・の、ごつごつ枝にピンクの花だった木にも実が。
うぶ毛が生えてたので、プラムではないな。
ズームしたけど、まだまだよく分からない。
菜園の片隅には、赤いベリーもなっていた。
我が家の今年の木苺は、真っ赤に色づいても、まったく味のないマズイ実が・・・。
栄養足りなかったのかなぁ。
残暑お見舞いの2m越えの向日葵は、ここで出会ったもの。
公園の階段の滝には、水が戻っていた。 子供たちも水遊び。
濡れない程度に近づいて、手を伸ばしてパシャ。 動く水が止まったような瞬間。
Passerelle Simone-de-Beauvoir
パスレル・シモーヌ・ド・ボーヴォワールを渡って対岸へ。
4つ建って見えるビルは、
Bibliothèque Nationale de France ビブリオテーク・ナショナル。
下部分は全部つながってるんだけどね。
雲多めの空。
西側にはPont de Bercy ベルシー橋。
右の2つの塔はノートルダム大聖堂、左の塔はサンジャックの塔。
パスレル・シモーヌ・ド・ボーヴォワールは、歩行者専用の橋。
2層構造になった部分を支える支柱の脇に、なにやらチカチカ点滅。
以前はなかった気がするなぁ。
もうすぐ渡り終える頃に、足元にいろんなマークが。 どういう意味だろう?
この先80m、ローラースケートもスケートボードも自転車もダメだなら、
下りて使わなきゃいいけど、犬は・・・歩かせちゃダメってこと? 抱っこ?
セーヌ川岸には、レストラン・カフェかな。
日光浴できそうな椅子がずらりと並び、店の屋根も半分ほど開けてある。
でも最高気温が21℃の7月のこの日は、がら空き・・・。 8月は賑わってたかもね。
で、ガーデニング・センターのお店に寄ってメトロで帰宅。 たわいもない、のんびりした日。
平日の慌ただしいモードをリセットするにはいい感じ。
この日、ベルシー・ヴィラージュで買ったもの。
右は、ロバのメモスタンド。 ボディーにはメモ用紙が。
頭がクリップ状になってて、メモをくわえててくれる。
中央は、ケチャップ。
といってもトマトケチャップじゃなく、インドネシアの甘口の醤油のようなもの。
オランダが輸入販売してる。
左が、本『フランスの農場 仔牛、雌牛、豚、家禽』・・・?
つまりは、農場で飼われてる動物たちの図鑑みたいなもの。 品種が多い。
フランスのどのあたりの動物か、地図があったり、絵も写真も解説たっぷり。
チーズ、バター、卵についても。
ページを繰って眺めてるだけでも楽しい1冊。
何をしてもうまくいかない時は、暮らしのスピードを変えるのも有効なのかも。
タイミングよく流れるように。
一番海苔をしてしまいました。今夏のパリはいかがでしたか?北総は、朝晩は涼しく過ごしやすいです。
by krause (2012-08-24 19:00)
一緒に1日散歩した気になりましたぁ~♪
by ぴーすけ君 (2012-08-24 20:28)
のんびりしているようで居て、亀ってわりと活動的なんですね。
ガマの穂は、実は私も触ったことがありません。それこそ、手に何かが付きそうで。でもそんなに良い手触りなんですね。今度、試してみなければ。
by HIROMI (2012-08-25 01:31)
枝豆の天ぷらって食べたこと無かったな~こんな形になるのですね。
にんじんを見て、グラッシーズみたい・・・と思った私は・・・いったい何年前のコントだったのかしら、あれ。
by めぎ (2012-08-25 07:07)
"FERMES DE FRANCE"
中のページも見てみたいです^^
by かずのこ (2012-08-25 07:36)
巨大人参が可愛いですね~♪ こんなの考えつく人って、頭が柔らかそうでいいな(^^)
by 母ちゃん (2012-08-25 08:08)
時間が緩やかに流れているいる様子が伺えて
とっても気持ちが優しくなれたような感じがしました^^
コブシのお花、可憐でかわいいですよね♪でも実は初めてみました。
立派な実ですね~。
こうやって、季節のお花や街の様子を眺めながらのお散歩
とても和やかで素敵な時間ですね。
by baby_pink (2012-08-26 08:00)
1枚めのカラフルなテント、連凧みたいですね~
巨大人参可愛い♪
ちょっとした遊び心が良い感じですね^^
ガマの穂って串刺しのソーセージに見えませんか?
なんとなくお腹が空いてきました(笑)
春から夏、秋と同じ植物を観察するのって面白いですね。
次は実が色づく頃ですね~
by miffy (2012-08-26 18:27)
パリって大都会に思えるけど、無機質なわけじゃなくて動物も植物もそこここにあるのね。
ブドウやりんごが膨らみ始めて、秋はもうすぐそこだね。
by noriko (2012-08-26 22:14)
碧の屋根で世界が緑色に見える写真がなんとも涼しげで懐かしさを覚えるな。(^-^)。ベルシーヴィラージュをゆっくりとウィンドウショッピングしたことなかった。ゆとりがないと、見えてこないもの沢山ありそうだよね。
by カエル (2012-08-27 01:57)
→皆さま
『スローペースで買い物・散歩』のお話に、たくさんのnice! & コメントありがとうございます。 欧州では基本のんびりがポイントかも。 窓口やレジで待たされることは日常茶飯事だし、歩くペースも皆ゆっくりな上、歩道を横並び・・・。 でもなぜか多くの人が信号無視でどんどん赤でも渡っちゃう。 待たないと危険だよぉ、とそこだけ逆転。
→krauseさま
一番海苔、ありがとうございます♪ この夏のパリは、前半は涼しい日の連続だったのに、後半はあれよあれよと気温が上がり夏らしい暑さ、たまに熱波で38℃。 それでも観光客の多いことはいつものことですねぇ・・・皆元気だな。
→ぴーすけ君さま
散歩ばかりしてるので、また一緒に歩いた気分を味わってもらえたらいいなぁ♪
→HIROMIさま
カメって案外ちゃっかりしてますねぇ。 ガマの穂の手触りはホント良かったですよ。 ふふ、今度、お試しくださいね。 あ、でも水にはまったりしないよう、気をつけて。
→めぎさま
さやから出した枝豆を天ぷらにしてあげたものは、こんな形なんですよ。 あ、私が自分で揚げたわけじゃなく、買った物だったり、外で食べたんですけどね。 にんじん、グラッシーズ、コント・・・はて?と思い検索かけて番組SMAPXSMAPにたどりついたけれど、よく分からずでした・・・ゴメンナサイ。 でもSMAPXSMAPは、お料理の対決とか粘土で作品作ってダメだったのはハンマーで壊される企画だけは覚えてるなぁ。
→かずのこさま
"FERMES DE FRANCE"の中身は、表紙のようなイラストで家畜の種類がたっぷり。 マニアックな面白さですよ♪
→母ちゃんさま
発想いいですよね~。 ふとキューケンホフ公園のパビリオンであった植物や花のインテリアへの取り込み展示なんか思い出しました。 ショッピングバッグや長靴に土を入れて植物植えたりして。
→baby_pinkさま
私自身が都会派というタイプではないので、緑が多いところでリフレッシュするのが好きなんですよ。 気軽に花を買える価格でもないので(オランダは安かったのに・・・。)、ベランダのプランターに種をまいて育てたりしてるんですが、まだまだガーデニング初心者(笑)。 公園でヒントもらったりしてます♪
→miffyさま
ガマの穂=串刺しのソーセージ、納得♪ 私はシシカバブとか想像してましたよ。 もともと植物に疎かったので、新たなる発見が多く、こんなにも面白い世界だったのか、と激写に・・・。 せっせと名前を検索してブログに記録してます(笑)。
→norikoさま
大都会のパリは、公園もちゃんとあるんだけれど、やっぱり『作られたもの』『造園』という感じが強いかな。 森もあるけど、庭の一部のようだしねぇ。 店に並ぶ果物も、だんだんと秋のものに移行中~。
→カエルさま
ベルシーヴィラージュに新しくFnacが出来たというから、のぞきに行ったんですよ。 本やCD、DVDなどあれこれ見るのにお客さんが少なく空いていて私にはちょうどいい感じ♪ 人混み苦手なので、街の中心から離れるとホッとする♪ 心にゆとりも戻ってきた感じ。
by Inatimy (2012-08-31 05:51)
2番目の写真のイガイガ坊主、以前苗を枯らしたことがあります^^;
今回、秋まきの種を入手し、種まきチャレンジすることにしました♪
by MOCOMOCO (2012-09-01 08:41)
→MOCOMOCOさま
私も秋蒔きの種を探しに行ったんですが、残念ながらあまり種類がなくって。 また出直すことに。 でも苗を2つ購入。 大きな鉢に植え替えました♪ 先日食べたブドウの種もまいたけれど、いっこうに芽が出る様子がなく・・・。
by Inatimy (2012-09-04 19:05)