夜のビル谷マルシェ [フランス・パリ]
変わらないと、新鮮さが薄れてくるけれど、
変わらないことで、安心が得られることもある。
視点を変えて、微調整が肝心かも。
秋の散歩話はあと少し残ってるけれど、 ← 日本への一時帰国でお休みしてる間に話がたまってしまい。
季節は慌ただしく、どんどんと先へ進む・・・。
ここらで、旬のお話でも・・・と、Marché de Noël マルシェ・ド・ノエル（クリスマス・マーケット）。
クリスマス・マーケットで思い浮かべるのは、山小屋風の木製屋台。
フランスでは、chalet シャレ。
ホット・ワインや熱々の郷土料理を出すお店だったり、ツリーのオーナメントを売るお店、
はたまた、ハンドメイドの玩具なんかが売られていたり・・・
・・・とイメージがふくらむけれど、現実は商売っ気たっぷり。 何でもあり。 例えば：
帽子やコートなど防寒具、皮製品、貴金属品、 ← まぁ、寒いし、贈り物も選ばないとね。
スペインのサラミなど豚肉加工品、ドライフルーツ、 ← 皆が集まるから珍しい食べ物もいいか。
アフリカンアート、モロッコあたりの民芸品、 ← 部屋の雰囲気も変えて盛り上がるのかな。
鍋やカッターなどキッチン用品の実演販売、下着、 ← ん・ん・ん・・・・
１本の長いファスナーを順に閉めてカバンに変身するもの・・・ と訳分からなくなってくる。
で、ツリーの生木を売ってるのを見て、ホッとする。 そうそう、クリスマスは、これだよ。
写真を撮っていて、英語のリースの綴りに目が止まり、ハッとする。
WREATHS ・・・Wが頭に来るんだっだ。
WRは口をすぼめて「う」の形にしてから・・・と教わったなぁ。
リース、壁掛けタイプも卓上タイプも、パリでは見ない気がする。
物足りなく感じるのは、それもあるのかもしれない。
・・・と、ジオラマを見て歩いていたのは・・・
・・・La Défense ラ・デファンスのマルシェ・ド・ノエル。
新凱旋門のGrande Arche グランダルシュをバックに、屋台とイルミネーションを。
ちょっとブレてしまったのは、両腕を高く上げて画面見ずにシャッター押したため。
でないと、背の低い私では、屋台の山型に連なる灯りが人込みに隠れてしまうから。
イルミネーションの装飾も昨年と同じものだなぁ。
違うのは、昨年点灯してた写真中央のシャンデリアのキャンドルが、
今年は消えてること・・・だったり。
それでもマルシェ・ド・ノエルが楽しいのは、屋台で飲んだり食べたりできるから。
自分で料理しなくてもいいとは、なんて贅沢。
この面白い看板のシャレで食べた。 Mémé patate 。 memepatate.comでサイトもあり。
本当にこの姿のおじさまが店を切り盛りしてる。
２つの看板の隙間に、後ろ姿が見えるでしょ。
選んだのは、La "TOG TOSEG"。 どういう意味なんだろうな。
ジャガイモ、ベーコン（大きな肉のスライスみたいな）、マッシュルームに、
ホワイトソースみたいなのがたっぷり。
味控えめなので、カウンターにある塩胡椒をかけて、お好みの濃さに。
昨年、Tartiflette タルティフレットを食べたお店では、
Vin chaud ヴァン・ショーを飲んだ。
おじさん、オレンジの小片をたくさん入れてくれた。 ・・・けど、普通、食べるものなのか？
サンタ・クロースと記念撮影できるコーナーもあったけど、
プラスチックの付けヒゲに見えない。
変装なんて言葉も浮かばないほど、かなり高いレベル・・・に、私には見えた。
新凱旋門の手前のイルミネーションの飾り・・・同じだ、昨年と。
と思うと、なんとなく撮るテンションが下がったりして。
でも、ふたりでまたここに来て、美味しく楽しんだことを思うと、
小さな幸せに見えていても、大きく感じられる。 肌を切るような寒さの中でも、平気だものね。
そして、また今年も同じような写真を撮る。 ほとんど変わらないな。
でも、ここの夜景を撮るにあたってのアドバイスをするとしたら、
休日でなく、ぜひ平日の夜にどうぞ。
そうすれば、奥に映るビル街に、仕事中のオフィスの照明がたくさん点いててキレイなので。
ラ・デファンスのマルシェ・ド・ノエルは市内じゃなくパリ郊外だけど、さほど遠くない。
大きなショッピングモールが面する広場にあって、買い物ついでにそのまま寄れる。
私としては、観光客価格のシャンゼリゼ大通りのよりも好き。
多忙過ぎて、秋の散歩話の記事が間にあわなかったので
急遽、旬な話になったけど、この方がよかったかもね。
１２月って驚くほど忙しいよね～。
今ちょうど新婚旅行で同僚がフランスへ行ってます♪ パリももちろん滞在します。寒そうだけど、きっとこの光景が見られるんですね～。
by 母ちゃん (2012-12-12 05:59)
クリスマスのディスプレイが可愛らしいですね。
マーケットでは日用品や民芸品も売っているんですか。意外な感じが
しますが、色々商品が並んでいるのは楽しそうです。
ホットワイン、温まりそうです。
by luces (2012-12-12 09:35)
日本とはちょっと色使いの違ったイルミネーション、すてきです。
by ぴーすけ君 (2012-12-12 12:54)
実演販売や下着もだなんて、何でもありなんですね。
楽しいクリスマスマーケットです。
昨年と同じイルミネーションでも、私なら、デザインがお洒落だから十分うきうきできます。
by ＨＩＲＯＭＩ (2012-12-12 21:27)
わ～綺麗ですね～
今年はまだ行けていないのです・・・もしかしたら行かないうちに終わってしまいそう。
下着をここで選ぶ人がいるのかな～見ただけで寒くなりそうですよね。
by めぎ (2012-12-12 22:07)
まあるい灯りがツリーのかたちになっているイルミネーションが可愛いです。何でもありのごった煮風クリスマスマーケット、愉快ですね。以前に住んでいた町の初市で、お正月の縁起物の飾りや食べ物の屋台（焼きそばなど）のほかに、お盆や壷などの雑貨を売る店が必ず出ていたのを思い出しました。でも、さすがに下着とかはなかったな〜。
by stellaria (2012-12-12 23:08)
マルシェ・ド・ノエルのイルミネーション去年と同じなんですね。
フランス人は倹約家だから毎年使いまわしなのかな・・・
ジオラマ可愛いな～
売り物だったら買っちゃいそうです。
by miffy (2012-12-13 20:17)
→皆さま
『夜のビル谷マルシェ』のお話に、たくさんのnice! ＆ コメントありがとうございます。 金曜はずっと薄暗く雨、風も強め。 そんな日だったけれど、頑張って換気扇掃除。 こちらの換気扇は不織布フィルターなどなく、金属のメッシュのままだったりする・・・。 ごしごし・・・と食器洗剤で。 我が家はまだ外に換気されるタイプなのでいいかな。 部屋の中の循環タイプのほうがメジャーだから・・・。
→母ちゃんさま
週の中頃、氷点下まで下がったけれど、金曜は10℃くらいまであがりました。 天気悪いけど、クリスマスのマルシェ、賑わってるかな～。 キレイに晴れたパリも散歩して、楽しい新婚旅行になるといな。
→lucesさま
多種多様な品が並んでるのを見るのは、楽しめるんですが、クリスマスマーケットという感じじゃなくなってくるんですよねぇ。 やっぱり雰囲気にも酔いたいというか。 ホットワイン、結構アルコールがまわるので、何か食べてからがいいですね～。 クリスマスビールも売ってました♪
→ぴーすけ君さま
白・ピンク・青・・・ってクリスマスカラーじゃないですものねぇ。 どこの通りに行ってもチカチカ、お店のディスプレイもキラキラ、と光るもの、輝くもの、フランス人好きなようです♪
→ＨＩＲＯＭＩさま
フライパンや鍋も売ってますからねぇ・・・スーツも。 すぐそばにショッピングモールもあるので、一日中遊べるかも。 そちらのマルシェは終わっちゃったのかな・・・春までお預け？
→めぎさま
いつもこの時期お仕事大変ですものね。 デュッセルドルフのクリスマスのマルクト、私が最後に行った時にはトラムやメトロの工事で縮小されてたんだったかな。 その後どうなったんだろう。 マルシェで下着・・・しかも赤や黒とかね。 ここで奥様への贈り物として買っちゃうんだろうか・・・。
→stellariaさま
年末年始の市は、活気があってたのしいですよね。 年越しの準備のものが並んで、気分的に盛り上がって来るというか、新年が迫って来てる～って。 ふふ、確かに下着はねぇ・・・なかったです。 クリスマスマーケットは、やっぱりドイツのが好きかな。 手作りの木工製品やブラシ類が並ぶ店では、じ～っと長居してしまいます。
→miffyさま
毎年同じイルミネーションというのが多いですけど、たまに変わると、え～っ、って感じのモダンでシンプルなものになっていたり、微妙です（笑）。 薄暗い場所にあったので、ジオラマ撮るの大変でした・・・。 貸しスキー屋さんとサンタさんとのブランコあたりは街灯の明かりが♪
by Inatimy (2012-12-15 00:24)